ボクは語り部見習いとしてじじ様のもとで助手をさせてもらっていました。
毎日のしごとはじじ様の語るむかしばなしを書き残しておくこと、
それから子供たちのお勉強をみてあげることでした。
女の子でこのお仕事につく者はめずらしいのですが、それでもボクは
将来りっぱな語り部か、さもなくば学校をつくってそこで先生になることを
夢見ていました。
なぜならボクは生まれるときにおかあさんの体内でおちんちんを
しまい忘れてきた、うかつめ−これを『ふたなり』って呼ぶところもあるそうです−
だからです。うかつめは女の子ではないとみなされていたので、誰の
ところにもお嫁にいくことなどできないのです。でもボクはそれならそれで
しかたないと思っていました。
ところがです。ある日、村長さまのところからボクのうちに使者が
やってきました。なんとボクが若長の花嫁に選ばれたというのです。
ボクはとてもびっくりしてしまいました。
若長のロロクはボクのおさななじみでした。
はんぱなからだのボクとちがい、ロロクは歳を重ねるにつれたくましく
りっぱな男の子に成長していきました。うかつめのボクに、そのことをけして
気にせず接してくれた友達はロロクだけでした。だけど、だけど、花嫁なんて……
ふわふわと夢見心地のまま、およめ入りの話はとんとん拍子に進められて
しまいました。もともとボクの両親にこんなよい話を断る理由などありません。
ほんとは結婚式の前に新郎新婦が会ってはいけないしきたりなのですが、
ボクはがまんできず夜中こっそりとロロクのうちに向かいました。
「ねえ、どうしてボクを選んだの?」
するとロロクは子供のように笑いながらいいました。
「お前のつくってくれたモロコシの粥がとても旨かったからさ」
そんなことで決めてしまって後悔しないの、とボクは問いただしました。
「毎日口にするものをうまく作れるかどうかがいいヨメ選びの秘訣だ。
じじ様がそう言ってた」
ボクはそれでも戸惑いながら、こころの中でじじ様にふかく感謝をしていました。
そして、結婚式の日がきました。
この日のためにつくられたテントに、村中の女が集まっています。ボクは
これからしなければいけないことを考えて不安とはずかしさでかちこちでした。
(本当にうかつめのあの子でだいじょうぶなのかねえ)
(式の最中に大恥をかくことにならなけりゃいいが)
おばさんたちのひそひそ話がきこえて、ボクはますます不安を募らせました。
するとテントのいりぐちがさっと開いて、ロロクがどうどうとした足取りで
入ってきました。とたんにあたりは水をうったように静まりかえります。
ロロクがボクをみて、こくんと喉をならすのがわかりました。
ボクははずかしいのをがまんして、胸とあそこを隠していた手をどけました。
これでボクもロロクとおんなじ、まっぱだかです。
ボクたちは手をとりあってテントのまんなかにすすみました。
結婚式のときにしかつくられない、白くさらした貴重なヤシ布のうえに
ひざまずきます。
「マカ、さあ」
ロロクのことばにボクはうなずき、ゆっくりそこに体を横たえます。
ポー、と独特の音色がきこえました。亀使いのふく笛の音です。
するとボクたちの乗っている寝台がゆっくり回りはじめました。
この寝台は何百年も生きているおおがめの背中のうえにつくられています。
結婚の儀式がみんなによく見えるよう、亀はこうして女達のまんなかで
歩きまわるようにしつけられているのでした。
「もっと脚をお開き、それじゃつながるところが見えないよ」
女のしかる声がとんできます。ボクはほんとうに恥ずかしかったのですが
がまんをして言うとおりにしました。
「ふうん、できそこないでもきちんと蜜壷は濡れるんだね」
……どこかのおばさんの言葉に、ボクはじぶんの股間からねっとりした蜜が
あふれているのに気づきました。
でもそれはボクだけではありません。ロロクの肉筒もいつしかすっかり
かたちを変え、力強くそそりたっています。じじ様のかくしていた春画を
こっそり見たことがあるからわかります。ああなると、もう、女の蜜壷に
はいることができる状態なのです。
「マカのちんちんも立ってる、おんなじだ」
ロロクはそう言ってボクのおちんちんをきゅっとつまみました。
「ゃうっ」
ついつい声をあげてしまいます。ボクのちいさなおちんちんは一人前に
充血し、せいいっぱい膨らんでいました。これでは誰の目にも
ボクが欲情していることがまる見えです。
「マカ、だいじょうぶだよ——ほら、マカのおっぱいは膨らんでる。
かあちゃんになれるおっぱいだ」
男の子とくらべれば、かろうじて膨らんでいないともいえないうすい胸。
ロロクはそんなボクのおっぱいをぷにゅりと掴み、乳首をこねまわしました。
「あ、んやっ……!おっぱい……おっぱい、やぁっ……」
「かわいいちんちん、真っ赤にふくらんで脈うってる」
「きゃ、やああっ!!おちんちんつまんじゃやあっ!
おちんちんいぢりながらおっぱいすわないでぇ!!」
ロロクはボクのおっぱいを生まれたての赤ちゃんのように
ちゅうちゅう音立てて吸い、同時におちんちんのさきっぽをこすります。
こんなことはじめてで、気持ちよさとくすぐったさにあたまがぽーっと
してしまいます。
蜜はボクのあそこからあふれ出し、内腿がべたべたになっているのが
自分でもわかりました。ロロクはボクの割れ目をまさぐり、肉のはなびらを
大きくひろげました。
くちゃっ……
いやらしい音とともにお股の奥まで風があたります。寝台のまわりにあつまる
村中の女達がボクのあそこを眺めているようでした。
「ふうん、たしかに中身はおんなじように見えるけど」
「しかし、綺麗なもんじゃないか。慰めかたも知らなかったのかい?」
「歳のわりに小さなお道具だこと。そんなんで世継ぎが産めるのかね」
ボクはとても不安になってロロクを見上げました。
ロロクはボクに笑いかけると、きぜんとした声で女達に言いました。
「オレの選んだ嫁だ、まちがいはないさ——見てな」
そうして、赤黒く濡れて光る肉筒のさきっぽをボクのあそこにあてがいました。
ぶちゅ……ぐちゅうぅっ。みちみちっ。
「あ、待っ……うッ……!!!」
声をあげる間もなく、彼のものが押し入ってきました。大きい。
なんて大きいんでしょう。見るのとするのとでは大違いです。
ボクの未熟な女の場所はいまにも裂けてしまいそうでした。
「ぃやっ!ダメぇっ……こわれちゃう、こわれちゃうよう!!」
思わず叫んでから、ボクははっと口を押さえました。もしもロロクが
やめてしまったら儀式は中断です。そんなことになったら、それこそ一生
ボクもボクの家族も後ろ指をさされることになってしまいます。
だけど、そんな心配は無用でした。
ボクにのしかかりながら、ロロクは耳元で言いました。
「女はみんなさいしょのときはそう言うって——だからやめるなって、
じじ様が教えてくれた」
そのまま体重をかけて、さらに肉筒を奥まで入れてきます。
「うあああぁ!!ちんちん来るの!ちんちんおなかのおくに来るのおぉ!!!」
みちゃぶちぶちゅうぅぅ…………ずにゅうぅぅっ!
「あーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
とても大きくてあついものがボクの狭い肉の壁を裂き、おなかを
うめつくしてしまいました。
おしりの穴あたりにふにゅふにゅしてあたたかいものがのっかっています。
ロロクの、たまたま。そう理解して、ボクはほっぺたがまっかになるのを感じました。
「見てくれ。ちゃんと根元までオレのちんぽ入ったろ?
マカの『女』はほんものなんだ」
ほう、と女達のあいだから溜息のような声があがりました。
「おや本当だ。しっかりと奥までくわえこんでる」
「ロロク、も少し腰をあげな。刺さった部分をみんなに見せるんだよ」
ボクはもうはずかしくてはずかしくて、ロロクの胸にしがみついたまま
目をとじていました。あそこはずきずきと痛み、ロロクの息遣いにあわせて
脈を打っています。
「あっ、いたっ……!」
結合部分に布の触れる感触。傷口がするどく痛んで、ボクは声をあげてしまいました。
「ごめんよ」
いつもボクをおこっていたとなりのおばさんが、とてもやさしい調子で
あやまってくれました。
「ごらん、あんたの処女だよ」
目の前で広げられた布には真新しい朱の染みが、蝶のかたちにひろがっていました。
男は、こどもをつくる能力を。
女は、己の純潔を。
新郎新婦は皆の前でこうして示すのです。これが大昔からの結婚の儀式なのでした。
ボクたちはいま正式に夫婦として認められたのです。
「ああ……ボク、ロロクのお嫁さんになったんだね」
「そうだよ、マカはオレの嫁だよ」
そういってロロクはボクのくちびるにキスをしてくれました。
とっても暖かいきもち。大きなおちんちんを受け入れた傷も、とろけるような
しあわせにもうあまり痛みません。からだの奥からとろとろと蜜があふれてくるのが
わかります。
「へへ……きもちいいんだ、マカ?」
「……あっ……」
ボクのおちんちんはふたたび頭をもたげ、ロロクのおなかを小さく突いていました。
ボクはまっかになり、あわててそこを手で隠します。
「隠してもすぐわかるぜ。かわいいな」
「あっ、あっあっ!!いやぁ!おちんちんこしゅらないれえぇぇ!!」
ロロクはボクのおちんちんを指先でしごきながらおしりを振りはじめました。
ぐにゅぷっ、ずにゅっ、ぶちゅうっ!ぶちゅっ!
とてもいやらしい音がテントいっぱいに響きます。それは次第にリズムを早め、
ロロクとボクの腰の肉がぶつかる音が混じっていきます。
「うあっ!あぁんんっ!!やっ、そ、そんなにはげしくしないれぇ!
おちんちんおなかやぶいちゃう!!!やぶいちゃうよぉぉお!!!」
ロロクのおちんちんはそれでも容赦なくボクを攻め立ててきます。
強く突き入れられるたび膣肉はめくれあがり、ぶじゅぶじゅと激しい音をたてました。
ボクの小さなおっぱいがロロクの胸板に挟まれ、乳首がこすれます。
「あぅっ!ちくび、ちくびきもちいぃのおぉぉ!!ぼっきちくびこしゅれてうぅぅ!!
ちくびとれちゃうのおぉ!!」
「あははっ、マカ、ばかだなあ……っん!ちくびなんて、とれたりしないよ」
荒い息をつき、ボクの乳首を甘く噛むロロク。
「きゃはあぁぁ!!!」
そうしながらもおちんちんの挿出はとまりません。秘所からあふれてとびちる蜜は
いよいよ量を増し、ボクのお尻のわれめと敷き布をべちょべちょに濡らしていました。
もう、処女を破られた出血より、女の蜜のほうがずっと多く噴出していることでしょう。
粘液に濡れて光るボクのあそこに激しくおちんちんを出し入れされてる——
そして、その光景を何十人もの人に見られてる。
そう思うと、快感は何倍にもふくれあがるのです。……ボクはおかしいんでしょうか。
おちんちんと乳首とおまんこ——あそこの痛みは依然として消えたわけでは
ないのですが、一遍に何箇所からも与えられる刺激にボクはもう気を失いそうな
くらいに感じていました。
「あーっ!!!らめなのぉ!!みないでぇええ!!!オ、オシッコ、でちゃうっ……!」
きもちいすぎてオシッコでちゃゆのーーーっ!!」
たくさんの視線を浴びていることさえ忘れて、ボクは無我夢中で叫びました。
「おちんちん!!!!おちんちんしきゅうつついてゆのぉぉ!!」
「あっぁっ、マカッ!マカのまんこ、すげぇっ……!!すげぇキモチイイよぉっ!
オレ、ちんぽイっちまうぅっ!!まんこの中でちんぽイっちまぅよおぉ!!」
こらえ性のないボクのおちんちんはすでに何度もちいさな爆発をむかえ、
ロロクのおなかをぬらぬらと汚していたのです。そのぬめりは潤滑液となり、
さらに摩擦の快感を増していきました。
「やあぁぁ、ダメェー!!!ボクも、ボクもイクのぉお!!!
おちんちんとおまんこ両方でイっちゃううぅぅっ!!!!」
「ああ、ああ、イクよっ……!!マカのあかちゃんできるまんこに
精子いっぱいいっぱい出ちゃうよっ!!!妊娠させちゃうよおぉ!!!!!」
ボクはロロクの——だんなさまの腰にしっかりと脚をからみつかせ、
からだの一番奥におちんちんを迎え入れながら叫びました。
「ちょうだいぃっ!!せいしちょうだい!!!
ボクのしきゅうにあかちゃんはらませてぇぇぇぇえぇぇぇ!!!!!!」
——ロロクのおちんちんがボクの中で一瞬はじけそうに膨らんだ気がしました。
どくどくっ!!!どっぴゅうぅぅうっ!!!!!!!!!!
「あ、ああああああぁぁぁぁぁあああああぁ——————————!!!!!!」
子宮のいりぐちに叩きつけられるあつい奔流。あたまの中が真っ白になって——
「うッ……あぁ……マカのまんこ……すげぇ……
びくびく、してるっ……まだ……まだ、出るよっ…………」
ボクのあそこは貪欲に精子を求めるように、大きく脈を打っています。
そのリズムにあわせて胎内に熱いほとばしりがびゅくんびゅくんと流れ込んできました。
「はぁっ……はぁっ……あ、あぁ……おま……おまんこ、いっぱい……
ロロクのせいしでおなかいっぱいだよう…………」
おばさんがやってきて、ボクの涙と流れる汗をぬぐってくれました。
「がんばったね、これでアンタは立派な女の仲間入りだよ」
「ああ、ロロク、まだ抜いちゃ駄目だ。しっかり蜜壷に子種を染み込ませて
やるんだよ」
我に返ると恥ずかしさがきゅうによみがえってきて、ボクはただ
ロロクの胸に顔を押し付けていました。たくさんの手がやさしくあたまを撫でて
くれるのを感じます。
一生およめになんて行けなくていいと思っていたけれど……やっぱり、
大好きな人とえっちをするのはとてもとてもきもちがいいです。
ボクは自分に女の子の部分をくれたおかあさんとかみさまに、心の中であらためて
感謝しました。
やがてロロクはゆっくりボクのあそこからおちんちんをひきぬきました。張りを失って
てろんとなったおちんちんは大きなキクイムシの幼虫か肺魚のようです。
血のまじったボクの愛液がなごりを惜しむようにまつわりつき、糸をひいているのが
なんだかすごく恥ずかしいながめでした。
ロロクのおかあさん……今日からボクのおかあさんにもなる女長のイリリさまが
ボクのお股にヤシ紙のおふだをはりつけてくださいました。
なかにたっぷりと出された精子が流れ出てこないように、それからよそのおとこのひとと
浮気をしたりしないように。…ボクを女として見てくれるのはロロクだけだから、後者に
ついての心配は不要なんですけれど。
とてもしあわせでほこらしい気持ちでボクはお札をみおろしました。
このなかで赤ちゃんの種が熟して、おなかがおおきくなってくるのです。
「マカ…なんか…きょうのお前、とっても綺麗だよ。はだかだっていつも見てたのに、
どうしてだろう? こんなにドキドキして…オレ、こんなにきれいな子と結婚したんだなあ」
ロロクのことばがうれしくて、ボクはすこし泣いてしまいました。
「それじゃふたりとも、誓いを交わしなさい」
イリリさまのさしずで、ボクとロロクは見物人たちのまえでむきあいました。
すこしくちをあけたまま、キスをかわします。みんなに見えるように、きこえるように、
おたがいの舌をからめてつばを交換しあいます。えっちのときは無我夢中でしたから、
この誓いのくちづけがある意味いちばん恥ずかしかったです。
そしてボクとロロクはテントをでて、花嫁行列の先頭にたちました。儀式をぶじに
終えた証拠に、行列がおわるまで汗もよだれもとびちった精液も洗い流すことは
ゆるされません。
「ねえ、はなよめさん……いたいいたいなの?おけがしたの?」
幼い女の子がボクの内股につたう血を見つけて心配そうに尋ねます。
「だいじょうぶ。あなたも、およめにいく歳になったらわかるよ」
ボクはほほえんで、そのこのあたまをなでてあげました。
■Back■