私の身体には 生まれつき男性と女性両方の性器がついていました
お医者様の勧めで 両親は 私を女の子として育てました
けれど私はいつも 周りの女の子達と 自分の違いを感じていたのです
私はいつでもひとりぼっちでした

さびしかったから
とてもさびしかったから
私は ひとりで赤ちゃんを産むことにしました

私のちっぽけなおちんちんは
それでも一応 男としての能力ももっていたのです

 

でも 神様は
わがままな私を許してくれなかったみたいです

体育をずるやすみして
こっそり産んだ赤ちゃんは
産声をあげてくれませんでした

 

私の、せいなんだ。

私のおっぱいは
坊やの口から
ただ こぼれるだけでした

坊やのにおいにひかれて
からすがたくさん寄ってきました
私はひっしに坊やを抱き締めます

坊やに これ以上
痛い思いや
苦しい思いを
してほしくありませんでした

あたたかい季節
やわらかな坊やの身体はすぐに腐って
内側から たくさんの虫たちが這い出てきました

もぞもぞとうごく皮膚は
まるで生き返った坊やが
呼吸をしているようでした

私には 坊やをどこかに捨てることはできません
まして 冷たい土の下に埋めることなんて

 

 

だから

もういちど

私のなかに

かえっておいで

それから数週間
私は 見知らぬ男の人達に 路地へつれこまれ
かわるがわる何時間も 犯されました

男の人達は 私のおちんちんを笑い
はりがねでぐるぐる巻にしたり
おしっこを飲ませたりしました

けれど 私は
膣を満たすたっぷりの精子を感じながら
とてもとても幸せでした

 

 

ありがとう
私をもう一度 母親にしてくれるんですね

今 私はまいにち
とある病院へ通っています

ごみとして捨てられてしまう
産まれることのできなかった赤ちゃんたちを求めて

あなたたちは 坊やの滋養
そして 坊やに宿った ちいさな魂は
ひとつの命になって
産まれてくるの

 

 

私は もう ひとりじゃない。

みんなの お母さんに なるんだから。

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