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むかし、ある街に姜鈴という歌うたいの娘がおりました あるとき姜鈴は裕福な農家のひとり息子に見初められ、嫁女にと望まれました やがて二人は大勢の友人達に祝福されて婚礼の式を挙げました ところが、お婿さんの母親はこれを快く思っていませんでした |
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息子が仕事で旅に出ることになり、機会を伺っていた姑はここぞとばかりに 「姜鈴や、いままでつらく当たってすまなかったね。今日は一緒に都の市場へ 姑は姜鈴をだるま屋の男達に売り渡していたのでした 男達は姜鈴をさびしい場所に連れて行き、両手両足を切り落としてしまいました |
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姜鈴は傷が癒えるまでひどい匂いのする家畜の檻にとじこめられました どうしてこんなことになったのだろう 姜鈴はそう思って泣いてばかりいました しばらくするうち、彼女のお腹はすこしづつふくらんできました おかあさんが泣いていたら坊やが心配するでしょう 姜鈴は赤ちゃんのために毎晩子守唄をうたってあげました |
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様子を見に来た姑は姜鈴の子守唄を耳にして苛立ちました 「ええ、いまいましい。その声で息子をたぶらかしたのだね」 姑はお裁縫につかう裁ちばさみで、姜鈴の舌を切り落としてしまいました |
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腹の収まらない姑は、つぎに姜鈴の目だまを匙でくりぬいてしまいました 「ざまあごらん、これであんたは産まれる子供の顔を見ることもできないんだよ」 |
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姑は姜鈴を豚小屋へほうりこみました 「さあ、この売女!糞まみれになりながら大股おっ広げて赤ん坊ひり出すところ 「うわぁ、ガキがデカ過ぎるんだな。綺麗なマンコなのに裂けちまってらあ」 何人もの男達がまわりを囲んでげらげらと笑っているのが聞こえました |
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やがて姜鈴は元気な赤ちゃんの産声を聞きました ---このこがいてくれれば、わたしはだいじょうぶ。 |
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◆ ◆ ◆ それから五年ほどの月日が流れ 「実はね、姜鈴は生きているんだよ。だが、おまえの想像もつかないようにみにくい姿になっているだろうよ」 それはせめてもの罪滅ぼしだったのでしょうか、それとも自分にさからって歌うたいの娘を嫁にとった息子への面当てだったのでしょうか |
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それからお婿さんは手をつくして姜鈴を探しましたが、何しろ雲をつかむような話で ある日お婿さんは成長したむすこをお祭りにつれていってやりました 舞台にあがった人魚を見て、お婿さんは目をうたがいました その時人魚が歌い出しました |
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