Wedding Reception.   

   

「サイト開設当初から、俺たちを応援してくださって、本当にありがとうございました。
本日、無事に、美菜との結婚式を挙げることができました。
挙式へもご参列くださった、皆さま、本当にありがとうございます。
沢山の方に祝福してもらって、凄く嬉しいです。ね?美菜」

「うんうん!ほんとに、すっごく嬉しいです。ありがとうございます!!(涙)」

「美菜なんて、ずっと感激して泣きっぱなしで…あ、ほらまたぁ。
泣いちゃダメでしょ?美菜、ほら。笑って」

「だぁって…嬉しくって、自然に泣けてきちゃうんだもん…ぐずっ」

「クスクス。泣き虫美菜」

「あ、ひどっ。そういうこと言いますか?」

「ん?なにか、間違ってる?」

「ぅっ…間違って…マセン」

「そういう素直なところ、可愛くて好きだよ」

「(赤面)なっ!?もー。そういうこと、こんな場所で言わなくていいんですっ!!」

「あははっ!顔が真っ赤だよ?美菜。益々可愛くなった」

「修吾君…酔ってるでしょ。そういえば、柊君や藤原君に、いっぱい飲まされてたもんね?」

「酔うわけないでしょ?飲んでるフリして、全部この足元のバケツ行き。
そりゃ、一口や二口は飲んでるよ?注いでもらったときだけね。でも、あとは全部流してる」

(嘘だぁ。さっき、立て続けに、一気飲みしてたクセにぃぃ〜〜〜)

「美菜…なんか、言いたそうな顔してるね?」

「(ドキッ)いっ、いえ別に?」

(相変わらず、鋭いなぁ…汗)

「み〜な?」

「なっ、なんですかぁ」

(あんまり深く突っ込まないで欲しいんですが…後が怖い)

「今日の夜は、いっぱいエッチしよっか。クスクス。なんてたって、今日は、初夜だもんね?」

「えっ!!はっ?!きゅきゅ、急になにっ!?ちょっ…修吾君。ここっ、披露宴会場だって!
それに、それにっ!!しょっ…しょっ…ショッ…(超赤面)」(←脳内崩壊中)

(美菜、テンパってる 笑)

「披露宴会場?だから?」(←意地悪修吾絶好調)

「いや、だから?じゃなくてっ」

(絶対、酔ってる…絶対酔ってるぅぅっ!!)

「今日は、朝まで寝かさないから」

「ん…覚悟してる。…じゃなくてっ!!もー。修吾君、正気に戻ってよぉ(涙)」

「あははっ!嘘々、冗談。シラフとまでは行かないけど、大丈夫だよ」

「ホントにぃ?」

(冗談に聞こえませんでしたけど…)

「ホント、ホント。ちょっと、俺らしくなく、テンションが高いだけ」

「クスクス。修吾君にも、そういう時があるんだ?」

「そりゃ、あるでしょ。俺だって、一応感情のある人間なんだし?」

「ねえ、修吾君。今、幸せ?」

「なに、突然(笑)今が幸せって言わないなら、なにが幸せ?
俺は、すっごい幸せだよ。これから先も、ずっと美菜と一緒ならね」

「えへへ。うん、私も幸せ」

「そう?」

「うん!」

「クスクス。よかった。俺と一緒で」

「あ、ねえねえ。私たちのお話って、これで終りなのかな?」

「さぁ。どうだろうね?神楽は、あそこで飲んだくれてやがるし…
(ったく。披露宴でそんなガブ飲みすんなよ)」

「そっかぁ…」

「寂しい?」

「うん。だって、皆さんに会えなくなっちゃうもん…ぐずっ」

「み〜な?泣かないの。きっと、また会えるよ」

「また、会える?」

「うん、必ずね。俺たちが幸せであり続ける限り、また会える。
だから、美菜。笑って?花嫁さんが、ずっと泣き顔じゃ変でしょ?」

「ん。そだね。泣いてちゃダメだよね。うん。また会えるって信じとく。
あ!これから、恵子と柊君、藤原君と姫子ちゃんが、歌をうたってくれるみたい」

「あ、ホントだ。
直人のヤツ、ずっとカラオケに通って練習しまくったって言ってたからなぁ。
楽しみだな」

「うん!すっごく、楽しみ〜♪」

「クスクス。今日は、美菜は大忙しだね?」

「へ?」

「泣いたり、笑ったりってこと。つい、今しがたまで泣きべそだったくせに、もう笑ってる」

「むぅぅ。感情が豊かなんです!」

「あははっ!今度は、ハリゼンボンみたいに膨れてる」

「もぉぉっ。ひっどぉ〜いっ!!(ハリセンボンって、前にも言われた気が…)」

「あはははっ!ほんとに…美菜は、見てて飽きないね?」

「むぅ。面白がってるでしょ」

「ううん。かわいいなぁって見惚れてんの」

「なっ!?(赤面)」

「クスクス。あ、ほら。あいつらスタンバイできたみたいだよ?
つーか…なんで、直人が泣いてんだよ…(まだ何も喋ってねえのに)」

「ホントだぁ。柊君、泣いてる。私たちの結婚式、喜んでくれてるのかな?
あ、恵子も泣いてる…ぐずっ。もらい泣きしそう…」

「(って、もう泣いてるし)美菜、ほら。笑顔、笑顔。可愛い顔が台無しだよ?」

「でもでも、だって…柊君も、恵子も泣いてるんだもん…うぅ。ダメ…泣けてきちゃうぅぅ」

(ダメだ、こりゃ。今日は、美菜の涙腺は、締まりそうにないな…苦笑)

  

「さて、皆さん。俺たちの話、『Love Fight』は、今回の結婚式編で一旦区切りとなります。
開設当初から、約2年。本当に沢山の方から、応援のメッセージをもらえて、俺らも本当に励みになりました。
また、暫くの間、会うことが出来ないかもしれませんが、何らかの形で、いずれ会うことができると思います。
俺が大学の頃の話とかも出来てないしね。これから先のことだって、ね?
だから、次に会うときまでに、色んなノロケ話を用意しておきますよ(笑)
それまでは、どうぞ、お元気で。また、会える日を楽しみに…
あ。直人たちの歌がはじまるみたいなんで、この辺で…」

  

長瀬修吾・美菜

  

  

『Love Fight』を応援してくださった皆さま。

長い間、この子たちを見守ってくださって、本当にありがとうございました。
今回の、このお話で、『Love Fight』を、一旦区切りたいと思っております。
まあ、神楽のことですので、突発的に書いてしまうことも、無きにしも非ずなのですが(苦笑)
とりあえずの区切りとして、今回の、『Wedding』を書かせていただきました。
ここから、先のお話も、また別のストーリーとして、お届けできたらいいなぁと思っておりますので、その時は、お付き合いいただけると嬉しいです。
突然の、最終回宣言(?)驚かせてしまったでしょうか。。。
でも、いずれは書かなければ、と思っていたものですので、お許しいただけたら幸いです。
本当に本当に、長い間ありがとうございました!!
でも。また、すぐに会うことになったら…ごめんなさい(おぃ
それでは。次回作品で、お会いできる事を楽しみに。

ちなみに…『Love Fight』本編では、『Secret Face』の2人は登場いたしません。
番外編等で絡みがあったので、今回ゲスト出演ってことで(笑)

H18.9.28 神楽茉莉




   

  

  

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