GB syokudai.jpg G1 naju.gif 350 WAIT そこには記憶にある「ナジュ」が立っていた。 彼が先に口を開いた。 「……私を呼び出したのはおまえだな」 「う、うん。どうも」 何だか現実感が乏しい気分で、それでも緊張しつつ、俺はギクシャクと頷いた。 「何の為に」 ナジュが重ねて問い掛けてきた。 「……召喚獣になってくれないかな〜、と」 「おまえは召喚士か」 「そうらしいです」 察するに、やはり彼は俺を覚えていないらしかった。 まあ、成長してこっちの容姿も変わっているし、基本的にたかが人間のガキ一匹、覚えている筈もない。 ナジュは暫し俺を見つめた。 益々緊張してドキドキするからよして欲しかった。 やがて彼が言った。 「……いいだろう。陣も呪文も間違っていないし、おまえが気に食わないという訳でもない」 意外にあっさりと、交渉が成立した。 「あ、ありがとう! 俺、クロード!」 「知っているだろうが、ナジュだ」 「よろしく!」 俺は思わず片手を差し出した。 が、胡乱げな目で見返されただけだった。 GO 1.scn