GB b79.jpg 少し考えた後、俺は早速引っ込んでいたナジュを呼び出した。 CGWAIT G1 naju.gif 350 「……何だ」 WAIT 「ちょっと仕事なんだけども、手伝ってもらえないかな」 「私はおまえの召喚獣だ。命じればいい」 「……まあ、そうかもしれないけどさあ……」 精霊のいいところは、一度従うと決めれば、ほぼ素直に言う事をきいてくれるところだった。 いや、幻獣もそれは同じだったが、要するに妖魔が一番厄介という事だった。 それでも妖魔には妙な魅力があるらしく、召喚獣にしたいと頑張る者が後を絶えない。 俺もこうナジュに拘っていなければ、そうだった可能性も高い。 しかし精霊が妖魔より難のある部分も勿論あり、それは「同族が関わっていれば知らんふりをし兼ねない」という所だった。 そこだけを焦点にすえると精霊も使い勝手は悪いが、人間関係みたいなものを一番構築しやすいのが精霊である事は確かだった。 調べによれば、ナジュは昔どこぞのお姫様とあらぬ事になったらしいし……。 まあ、総合的に考えた時、一番召喚主にとって都合がいいのは幻獣、という話は既に学生の時先生から教えられている。 今更俺がどうのこうの考えるものでもなかった。 WAIT 「ヤルツって町に連れてって欲しいんだけど。そこの観光名所の遺跡に魔物が住みついてて大変らしい」 「そうか」 ナジュはそう言うなり、俺を連れて瞬間移動していた。 GO 3.scn END