GB iseki_main.jpg すると、いきなりそこには妖魔がいた。 CGWAIT G2 youma.gif 「何だよおまえら」 少年の容姿をした妖魔が、まずそう言った。 WAIT 俺は仮にも会話を持ちかけられた事に、交渉の余地があると考えた。 だから素直に職業を名乗ってみた。 「俺は召喚士」 「普通それくらいわかるけど? 精霊連れた人間がただのサラリーマンだったらおかしいだろ」 「じゃあ聞くなよ」 「あれが一番この場に相応しいんだよ。ったく、それくらいわかれよ。多分自分を排除しにきたヤツに『こんにちは』とか言えって?」 この小生意気な小僧め、と俺は頭の中で呟いた。 実際はえらい高齢かもしれなかったが、どうも人間は本能的に見た目に左右される。 「おまえさあ、ケンカ売ってんのか?」 「おまえらがここに来た時点でとっくに、こっちはケンカ売られてる気分なんだよ。バーカ」 「あ、そ」 俺はこの口の減らないガキが面倒くさくなった。 「ナジュ、こいつ退治できるか?」 WAIT G1 naju.gif 350 「ああ」 WAIT 「じゃ、頼む。もう喋りたくねえ」 「わかった」 「おい、ちょっと待て!」 生意気少年妖魔は、少し慌てたようだった。 俺はニヤリとした。 「待ってもいいけど代わりにこっから出てって二度と戻ってくんな」 「……上位精霊なんか連れてきやがって、むかつく人間め」 妖魔が唸った。 「やかましい、退治されるか出てくかさっさと選べ」 「クソッ、出てきゃいいんだろ、出てきゃ! 別にいいもんな、こんなボロい遺跡なんて!」 「だったら最初から寄り付かなきゃいいのに」 「うるせーなっ! 俺の勝手だ!」 「はいはい」 俺が肩を竦めると、妖魔は「覚えてろ!」と捨て台詞を残して消えた。 G2 none 「俺、忘れっぽいから無理」 俺は妖魔の消えた場所に向かって、そう言っておいた。 GO end2.scn