2009.9.27
今年はレベルが(略)
さて、「キング・オブ・コント2009」の感想でも書こうか。
まずおことわり。
辛口意見満載です。
どことらの主観が満載です。
なので、そういうのがウザい方は、今回の「吼ゆ」、スルーお願いします。
(※以下、個人的意見満載。単純に楽しめた方は見ない方がいいと思います。)
1stネタの発表順に感想。
どことら、いきまぁ〜す!(古谷徹声で)
・東京03
今回の優勝者。
これぞコント。
冒頭から、時間を重ねるごとにドンドンとリズムとテンションが上がっていくように、よく練ってネタが作られている。
新たな笑いを生むツッコミ(←ボケも兼ねている)もうまい。
「トリオの特性を活かした、トリオでしかできないコント」ってカンジなのがよいね。
トリオでもコンビでもそうなんだけど、どっちか(誰か)の実力だけが突出してて、後の人間はあんまり・・・ってパターンが多いなか、彼らは3人とも器用だよな。
東京03といえば、俺っちの場合、どうしても「ゴットタン」で角田が歌った「若者たちへ」の印象が強い。
♪カモン、大竹〜!(←ノリノリでピアノを弾き始めるマネージャー)
大竹マネージャーがその週のスケジュール(ガラ空き)を伝えるシーンが好きだった。
今回の優勝でスケジュール埋まるよ、きっと!(笑)
ちなみにリンダーが好きなコンビ、その1。
以前からずっと推してた。
なので、優勝した途端、「そら見たことか!」と鬼の首を獲ったように自身の青田買いを自慢していた(笑)
・ジャルジャル
ジャルジャルは以前からネタが好きでしてね〜。
でも今回は2ネタとも既視感が強いネタばかりで残念。
鉄板ネタといえば聞こえはいいが、やはり何度も見ているうちに見飽きたか。
売れ始めるとテレビ出演重視になって、あのような込み入ったネタを作る時間がなくなるだろうから、仕方ないのだろうか。
特に吉本なんかはその傾向が強いような気がする。
次回頑張って!
・モンスターエンジン
同じく好きなコンビ。
最初のネタは、競馬実況を選んだ意味が全く活かせてなくて残念。
これなら誰もが簡単にルールをわかっている野球やサッカーを選んで、そのルールや特徴を多少活かしたネタにした方がよかったんちゃうやろか。
オチも少し弱め。
2コ目のネタは占いがネタなのに、登場人物が客と守護霊っていうのが斬新でおもしろかったよ。
・ロッチ
リンダーが好きなコンビ、その2。
どっちがボケでどっちがツッコミっていう明確な区別がない、ふたりのボケが自然に積み重なっていくスタイルがうまくて、好きです。
ふたつともよかったね。
個人的にはひとつ目の事情聴取のネタの方が好きでしたけども。
2ネタ目は、ふたりともが巨乳の子推しだったけど、片方をメガネの子推し設定にして、冷静を装いながら巨乳対メガネでバトるのもアリだったかな?と。
あのネタだと、ただ「巨乳」を連呼するおもしろさだけになってしまうので。
・天竺鼠
去年のピン芸のようなコントよりはおもしろくなっていた。
1ネタ目は、怒鳴ってて行動も乱暴だけどふたりともいい人って内容。
でも大声で会話してるだけってカンジ。
大声だけど「さざ波」なコント。
ネタの流れに波がない。
ふたつ目のネタは、他のグループの1ネタ目と内容がカブり気味だった。(東京03やしずるなど)
これは不運だったとしかいいようがない。
でもああいう不条理なネタでは爆発力はないよ。
・しずる
おなじく既視感ありまくり。
ジャルジャル同様、ネタ番組の出演が多いとこういうのがあるから、結果、不利になるのではないか。
内容的には、コントのお手本のようなベーシックなコント。
ただ、意外性がないかな。
もう少し弾けたカンジ、というかパンチが効かせてほしい。
時に暴走する瞬間があってもいい。
・サンドウィッチマン
すいません、彼らのことは個人的に大好きなので、どうしても贔屓目に見てしまいます・・・。
やっぱうまいなぁと感心。
うまく言葉尻をとったり、先の行動が後のボケに繋がったり、飄々としたボケとツッコミが独特の「サンドウィッチマン」の世界観が完成されてる。
安打製造機的に、途切れなく一定レベルの笑いが生まれる。
ネタ自体のリズムもいい。
贔屓目で見ているからか、俺っち的に今回の8組の中で一番おもしろかったです。
特にひとつ目のネタの「厨房を振り返りま〜す」と「ホタテ(ポテトのイントネーションで)」はツボ。
つい口走っちゃう(笑)
・インパルス
まぁ、思ったよりもおもしろかった、かな?
でもその程度。
最初のネタが、ちょっと・・・発展性がないカンジで残念。
後のネタの方がよかった。
同じようなやりとりがダラダラと続くのが若干間延び気味。
両方をとおして、大きな盛り上がりはなかったのがマイナス点。
主観的&総合的に見て、「東京03」と「サンドウィッチマン」の実力が抜きん出ていたように思う。
それでも・・・その2組を除いても、去年のレベルから比べると断然イイ。
去年はバナナマンがおもしろかったぐらいだからね〜。
「ネタふたつやって合計得点」という審査スタイルは、去年の「2組のみの決勝戦」というスタイルよりは多少よくなってたね。
M−1との差別化を出すには、今回のスタイルが限界か。
・・・来年吉本が優勝したらグレー。(おいおいおいおいおい!笑)