記「うわぁ〜・・・ドMだドM・・・」
3「ってか肉!」
住民1・2・3、記者の方へ向かってこようとする。
記「うわぁ!!」
記者、“馬”にまたがり逃走。
国王、投げ縄を“馬”に向かって投げるフリ。
記「(首元を手で押さえながら)うげぇっ!」
記者、投げ縄が首に引っかかったフリ。
国王、その縄をたどって“馬”の後ろに飛び乗る。
王「んもぅ〜、逃げないでくださいよぉ〜ぅ!やだなぁ、北山さぁん!(なぜかうれしそう)」
記「ごほっ!ごほっ・・・し、死ぬかと思った・・・(振り返って)って、うわぁ!」
国王、ハンカチで顔を拭いているが、顔が血だらけ。(ハンカチに血糊を仕込んでいる)
記「ちっ、血だらけですよっ!だっ、大丈夫ですかぁっ!」
王「大丈夫大丈夫〜。彼たちはただジャレてるだけですからぁ〜(笑顔)」
記「『ジャレてる』ってレベル超えちゃってるでしょ、それ!試合後の大仁田みたいになっちゃってるじゃないですか!」
馬にまたがってステージ上を周回するふたり。その間に住民1・2・3は上手へ消える。
王「ぱからん、ぱからん、ぱからん、ぱか、らん。ぱか、らん。ひひひひ〜ん!・・・次はねぇ。」
“馬”、上手で止まる。
国王、“馬”から“降りる”。
記者もそれに続く。
王「・・・お〜い!」
国王が上手に向かって呼びかけると、奥から犬の扮装をした住民1・2・3がぞろぞろと登場。
1・2・3「(同時に)ばうわう。」
記「英語の発音悪すぎ!」
王「犬ゾリ大会用の犬たちです。すっごく賢いんですよぉ〜。」
国王、上手からソリを引いてきて、住民の前に置く。
住民1・2・3、そこから伸びた3本のロープをそれぞれ握る。
王「よ〜い、ドン!」
住民1・2・3、全然違う方向に走り出し、国王はソリからころげおちコロコロと転がる。
記「ぜんっぜん賢くねぇ!ぜんっぜんしつけできてねぇ!」
王「(住民を順に迎えに行き)いよぉ〜しよしよしよしよしよし!」
記「ぜんっぜんよくねぇ!」
住民2、骨を取り出す。
2「(国王に骨を振ってアピール)ほぅれほうれ・・・ほいっ!」
住民2、下手に向かって骨を投げる。
王「うわぁ〜い!」
国王、骨を追って下手へ駆けていく。
記「もう・・・何なの・・・ここは一体・・・」
1「教えてやろうか。ここは、おかしなニンゲンを間近に見ることができる、楽しい“王国”なんだよ。」
3「どう?いい記事、書けそうでしょ?」
記「(驚愕の表情を浮かべながら)恐ろしい子・・・!」
(暗転と同時にBGM『MO'BEAT』流れる)