再会は嵐のごとく
後編
「別にこれくらいどおってこと……」 「怪我人がえらッそーな口効くなッつーに」 走りよったは、急ブレーキを掛けることなくそのままの勢いで、救急箱を宍戸の頭に押し付けた。 青い空に、似つかわしくない打撲音が響く。 「いってぇ〜……」 頭を抱えて蹲る宍戸。 「何しやがる!?」 目の端を吊り上げて睨みあげれば、が冷徹な表情で見下ろしている。 その目には、蔑みの色さえ浮かんでいた。 「頭から血ぃ出してる人が何しやがるも糸瓜もないでしょう。ほら、どうしてこうなったか、説明は?」 「あ、あの、鳳さんと打ち合いしてたら、その、スカッドサーブが頭めがけて……」 マネージャーが泣きそうな顔で告げる。 スコアブックの整理などではとても優秀な彼女だが、こういう時はおされ気味になってしまう。 「ぶつかったんですか?」 「多分……」 が眉をひそめると、鳳が少々顔を青ざめてこちらへ走ってきた。 「宍戸先輩、すみません!!」 「謝る暇あったら氷ください。患部を冷やさなきゃ。走れ!」 「はい!」 に言われるままに走り出す鳳。 宍戸はその背中を目で追いながら、をキツイ声で非難する。 「テメェ……何様のつもりだ」 「これから手当てしようとしている人間にとんでもない口の効き方しますね。ぐだぐだ言ってるとクーラーボックスに頭突っ込んでそのまま蓋閉めますよ」 「死ぬだろ、それじゃあ」 「馬鹿は死ななきゃ治らない」 むちゃくちゃを言いながら、は宍戸の前に跪き、患部から流れる血を清潔なガーゼで拭った。 「頭、くらくらしませんか?」 「だから、これぐらいケガのうちにはいんねぇっつーの!」 「血が出たらケガです。大人しくしてください」 立ち上がろうとした宍戸の肩を、がつかむ。。 力はたいしたことはないが、有無を言わさぬ視線に射抜かれ、宍戸はしぶしぶと言った様子でその場に座った。 「だいたいなんでテメェが手当てなんざやってんだよ。跡部に大人しくしてろって言われてタンじゃねぇのか?」 「なぜ私がここにきたのか」 もったいぶる様に、は消毒液をガーゼにしみこませる間黙り込む。 「まぁ、言うなればあの人の理不尽な要求に対する八つ当たりですね」 「おいっ!」 食って掛かる宍戸に、は平然とした顔で、さらに付け加える。 「ウソです。確かに二割は八つ当たりですが、残り内わけは、三割ヒマ、ラスト五割は……」 救急箱の中からテープを手にして、 「条件反射。怪我人を前にして放っとけるほど、私は不人情じゃないです」 「お前……」 「宍戸先輩!氷持ってきました!!」 耳を突き抜けるような大声に、宍戸ももそちらを向く。 猛ダッシュで戻ってきた鳳は、大型のクーラーボックスを抱えていた。 「あいつ……クーラーボックスごと持ってきやがった……」 「いい機会だからさっき言ってた"頭突っ込んで〜"って実践してみます?」 「死ぬっつーに」 まんざら冗談ではない口調に、宍戸は頬をひくつかせた。 とっさとは言え、の手際はかなりよかった。 あっという間にケガが包帯の中に隠れる。 「後はこれで冷やし続けててくださいね。痛みや熱がひくまで」 ビニール袋に包まれた氷水を、宍戸は素直に患部に当てた。 熱はすっかり引いたが、用心に越したことは無いと、半泣きの後輩に諭されたからだ。 「けっ、激ダサ……」 「怪我してんのに粋がってる方がダサい」 「お前やっぱ喧嘩売ってるだろ!!」 「どうだか。あんまり怒ると余計に血が流れますよ」 は救急箱を手に立ち上がった。 「ではお大事に」 「……」 ぺこりと頭を下げるに、答えることなど無いと宍戸はそっぽを向く。 「すいませんね、マネージャーさん。お株を奪って」 「あ、いえ。こちらこそ……」 マネージャーに丁寧に礼をして、は向日たちの元へ帰っていった。 「……ちっ」 立ち上がった拍子に、ビニール袋の中の氷が揺れる。 ――――ケガでない別の場所が、熱を帯びた気がした。 「お疲れさん」 「ご苦労サマー」 「お、樺地さん」 「ウス……」 ベンチに戻ったを迎えたのは、見学を決め込んでいた忍足と向日、それに肩に誰かを担いだ樺地だった。 「あのー、それってひょっとして……」 「うちの正レギュラーの一人で芥川慈郎」 「ああ、あの行き倒れさん」 「なにそれ?」 不思議な顔をする向日に、は簡素に出会った状況を説明する。 すると、こいつらしいと向日はおかしそうに笑った。 「また寝てるんですか?」 「ウス」 樺地が、いつもの無表情で頷く。 はうーんと頭をひねった。 「起きませんかね」 「そら無理や。コイツを起こせるんは跡部くらいのもんやから」 「あの人魔法使いか……?」 一瞬、の脳裏をほうきを持ったおとぎ話の魔女の格好をした跡部が過ぎる。 あんまりにもあんまりなその妄想に、は思わず頬を引くつかせた。 「向日さん、忍足さん!交代です!!」 コートの向こうから走りよってきた鳳が、大声で向日達を呼びつける。 その後ろから、宍戸もゆったりやってきた。 「ほな、行ってこよか」 忍足が立ち上がり、自分のものと思しきラケットに手を伸ばす。 「!跡部だけじゃなくて俺らもカッコいいって所、見せてやるよ」 「期待してましょう。行ってらっしゃい」 飛び跳ねながらコートに向かう向日に対して、は無表情でひらひらと手を振りながら、二人の背中を見送った。 入れ替わりに鳳と宍戸がやってくる。 「なんだ、やっぱりケガ酷いんじゃないですか」 「こんくらいどーって事ねぇ」 言って、宍戸はさっさとベンチに座った。 「すいません、マネージャーでもないのに……」 宍戸の代わりに鳳が頭を下げる。 は首を横に振りながら、 「お礼はいいです。そんなこというなら逃がしてくれます?」 「そ、それは……」 鳳がうろたえるのを見て、はさめた表情のまま、 「冗談ですよ」 言ってみただけだ。 いいといわれれば、それはそれで儲けモノだったけど。 「世の中そううまくいきませんねぇ」 立ったままだったは、ため息をついてベンチに腰掛けた。 と。 「おわッ!?」 まだスペースのあったの隣に、腰掛けたはずのジローが倒れるままにの膝に頭を落とした。 「びび、びっくりしたぁッ!?」 「ジロー先輩!」 「何やってんだよ!?」 「ウ……」 「ジロー、起きろ……」 遠くから、地を這うように低い声がする。 それはゆっくり鬼の形相で近づいてくるのは跡部だった。 「練習、終わったんですか」 見ればこっちへ向ってくる跡部を穴が開くほど睨む対戦相手がいる。 その表情にはどこか鬼気迫るものがあり、なんて足にジローが乗っていることも忘れて後ずさろうとしたほどだ。 「たった今な。おい、ジロー、起きろ!」 「ンあ……」 さっきまでまったく反応がなかったのに、跡部の一言で薄目を開く。 まだぼんやりとしたジローとの眼がかち合った。 「……」 「……」 互いに見詰め合うこと数秒。 「……」 「……」 「……ぐぅ」 「寝な――――ッ!!」 は、またしてもいびきをかき始めたジローの頭を思うさま引っぱたいた。 「んあっ。どこ……ここ……」 「ジロー……。人の女に膝枕してもらうなんざいい度胸じゃねぇか」 「誰がアンタの女だ。妙な宣言するんじゃない」 「んん〜……。アンタ、誰?」 「お久しぶりです。二ヶ月ほど前に一度お会いしましたと言います。っつーか降りろ!!」 体の下に手を突っ込み、ちゃぶ台返しの要領で思いっきり上に放り投げる。 当然のことながら、ジローはベンチから転げ落ちた。 とたん、さっきまでとろりとまどろんでいた目をすっかり開けると、 「いったぁ〜!なになに、マジ痛いんだけど!!」 「落ちりゃ痛かろうに!ってか、練習終わったんなら帰せ、今すぐ帰らせろ!!」 「え……。帰っちゃうんですか?」 なんだか鳳が眉尻を下げてこちらを見つめる。 「帰りますとも。そういう約束でしたしね」 「えっ!?ちょい待てよ!、帰んのか!?」 「そら残念やな。もうちょいおりぃや」 聞きつけたのか、向日や忍足までやってくる。 期せずして、ベンチ前に氷帝レギュラー勢ぞろい。 引き止める面々には嫌な顔をすると、 「帰して下さい。約束ですから」 「つっても、俺は青学がどこで合宿してるかなんざ知らねぇしな」 しらッと吐かれた跡部の言葉に、は頭に血が上るのを感じた。 「だ、騙したな――――!?」 「俺は送る何ざ一言も言ってないぜ」 考え直してみれば、確かにそのとおりだ。 「……くッ!」 にやにやと笑う跡部に、言い返せない。 にらみ合いはしばらく続くと思われていたが…… 「……あのさぁ、俺思ったんだけど」 向日が頭をかきながら、 「ケータイかなんかで青学の連中に連絡して迎えに来てもらえばよくねぇ?」 「……」 「……」 「……」 「……」 「……」 「……」 長い沈黙。その中でやはり最も早く正気に戻ったのはだった。 「そうだ!その手があった!!誰かケータイ貸して!!」 「樺地!」 「ウス!」 掛け声と一緒に、跡部の放り投げたケータイが放物線を描き樺地の手の中へ。 続いて向日、忍足、鳳、ジローのケータイも続く。 「ア――――!?」 は絶叫を上げてとっさに手を伸ばした。 しかし、一歩及ばず、高く上げられた樺地の手の中にあるケータイは、いくらジャンプしても取れそうにない。 「岳人ぉ、余計なこと言うたらあかんわぁ」 「あはは。わりぃ、わりぃ」 「ギリギリセーフですね」 「……ぐぅ」 忍足が、首をかしげてにこやかに謝る向日の額をこつづいて、鳳が一仕事した後みたいに爽やかに額の汗を拭い、ジローがまた眠り始める。 アットホーム極まりないその様子に、の顔面は青ざめていた。 「あんたら鬼か!?」 「言っとくけど、このメンバー以外、ケータイは持ってないぜ。準レギュラー以下なんかは練習の妨げになるんでマネージャーが一括管理してるからな」 「お前、自分のケータイ持ってないのかよ」 呆れたような宍戸の言葉に、やけ気味のは、 「持ってるわけないでしょう!掃除機にすら嫌われ、ビデオデッキなんて触っただけで煙を吹かせる私が!!」 「ま、東京戻れば家には帰してやるよ。それまで俺と一緒にいろ」 楽しそうな跡部の笑みにはらわたが煮えくり返るが、頭に血が上った今の状況で打開策なんて思いつかない。 退路は完全シャットアウト。 このまま……お持ち帰り決定? 「」 「うっ?」 絶望しきったに救いの声。 放り投げられたモノをキャッチすると、それは携帯電話だった。 「宍戸、テメェ!?」 「くそくそ宍戸!何すんだよ!!」 「アホ!お前らのやってる事は拉致軟禁だぞ!犯罪なんだって!」 「宍戸さん……」 他のメンバーから責められる宍戸に信じられず声をかけると、 「……さっきの礼だ。番号わかんないなら俺らの泊まってるホテルの人間にでも訊くんだな」 「……ありがとうございます!」 若干赤くなった顔を背ける宍戸に、は深々と頭を下げた。 「言っとくけど、もしこのケータイまで奪おうって言うんなら、私森ン中逃げ込んで遭難して餓死してやりますから」 「ッ……」 冗談など欠片も含まない声音と眼に、レギュラー一同は固まった。 「……ちっ、好きにしろ」 「そうします」 しばらくの沈黙の後、仕方なさそうに跡部が許可をだした。 「……」 「……なんだ、やっぱ番号わかんねぇのか?」 ケータイを手に固まったに、宍戸が心配そうに声をかける。 「……宍戸さん」 「なんだ」 「……ぼ、ボタンがない……」 ――――いまどき折りたたみのケータイも使えず途方にくれるを、その場にいた全員は絶滅危惧生物でも見るような眼で見つめた。 廊下に設置してある、すこし古いタイプの電話が鳴る。 海堂は周りに誰もいないことに気づき、仕方なくその電話を取った。 「はい……もしもし」 『――――薫ちゃん!』 「ッ!?」 受話器から、聞きなれた声が飛び出す。 こんな名前で呼ぶ人間を、海堂は一人しか知らない。 「――――!?」 てっきり施設内で用事をしているものと思い込んでいた海堂は、受話器から聞こえる声に驚愕した。 『薫ちゃん……うぇ……』 「!?どうした!?」 『さん、どうしたんですか!?』 受話器から聞こえる泣き声と、別に聞こえる男の声に慌てる。 「おい、どうした!何してやがる!?」 『ご、ごめん……。ちょっと緊張の糸がぷっつりとね……』 「どうした、大丈夫か」 『へーき。うん、大丈夫……』 「そうか……」 こんな時ですら気の効いた台詞が思い浮かばない。 「、お前なんで電話なんて……」 『薫ちゃん、くーちゃんに代わってほしいんだけど……』 しゃっくりあげるように告げられた自分以外の名に、すこし不愉快な気分になる。 海堂は、なるべく今の気分が声にでないよう、殊更短く、 「……部長なら今用事でいねぇ」 『じゃあ……薫ちゃんにお願いがある』 「なんだ?」 静かに相手の話を聞いていた海堂の顔色は、話が進むにつれゆっくりと色を無くしてゆく――――。 「あれ、海堂?」 たまたま通りがかった不二が電話機前で立ち尽くす海堂を見つける。 海堂がゆっくり振り向く。 「先輩……氷帝の奴らの泊まってるホテルって、知らないっスか……?」 ――――その表情は、どこか鬼気迫るものがあった。 「うっ……くっ……」 「さん、大丈夫ですか?」 は地面に蹲っていた。 本当は怖くて、怖くて、このまま帰れなかったらどうしようかと心配だった。 笑う余裕もないくらいだったけど、跡部の前で弱みを見せるのだけはいやだった。 だけど。 電話越しに親しい友人の声を聞いて、今まで張っていた虚勢の糸がぷつんと途切れた。 必死でせき止めていた涙が、後から後から零れてくる。 体から力が抜けて、その場にしゃがみ込むのが精一杯だ。 「跡部、お前が苛めすぎるせいやで」 「そーだ、そーだ!くそくそ跡部!、泣いてんじゃん!!」 「お前らだって同じようなことやってたじゃねぇか!!」 頭の上で争う声がする。 だがもうそれも、別世界の話のような感じがする。 ふと、頭を誰かに撫でられた。 「樺地……さん」 「ウス」 「ちゃん……だっけ?俺もごめん〜……」 顔を上げると、心配そうなジローと樺地がいる。 はいったん上げた顔をまた伏せて、ぶんぶんと首を横に振った。 まだ頭は撫でられているし、争いごとは聞こえる。 それでも、その中でもきっちり聞こえた声があった。 「!!」 とっさに顔を上げる。 コートの入り口に、肩で息をする海堂の姿があった。 「薫ちゃん!!」 はその姿を確認するや否や立ち上がり、ダッシュで入り口へ向った。 そして。 「薫ちゃん〜!」 嬉し涙に暮れながら海堂の体にしがみついた。 何となく、ムッとする光景だ。 「あいつ、確か……」 「青学の海堂っすね」 「薫ちゃんっちゅう柄かい」 「激ダサだな」 「見てみろよ、アイツ思いっきり固まってるぜ」 はんっ、と向日は鼻で笑い飛ばそうとするもののどうしても顔が強張ってしまう。 他のメンバーもあからさまに嫌そうな顔をしていた。 さっきまで彼女が見せていたのは、無表情だったり、怒った顔だったり、泣き顔だったり、そんなものばっかりで。 けれど青学の奴が迎えに来たとたん、その表情は一変した。 泣いてはいる、けれどその表情はとても嬉しそうな笑顔だった。 何となく、ムカツク。 一同の心の声が重なる。 別の声がしたのは、ちょうどその時だった。 「海堂、何してるのかな?」 背中に北極を背負って不二、ご登場。 「せんぱぁいぃぃ……」 は涙でぐしゃぐしゃの顔を向けた。 「すいません、お見苦しい所を……」 「いいんだよ」 不二が寒気に固まった海堂を脇に押しよけ、に清潔そうなタオルを渡す。 「無事だった?」 「辛うじて。ここ何年か分の神経すり減らした気分です」 へへ……とが笑う。 不二は、どこか痛々しそう目でを見つめた。 「大変だったね……」 優しく頭を撫でられ、止まったと思っていた涙が、また一筋頬を濡らした。 「!」 「くーちゃん!?」 走ってきたのか、息を弾ませた手塚の姿を見るや否や、の顔は自然と喜色に変わった。 「無事かッ!?」 「何でここが?」 「僕がメモを残しておいたんだよ」 不二がニコニコと種明かし。 「"ちゃんが氷帝の奴らに拉致られて軟禁状態だから助けにいってきます"って」 「そんなストレートど真ん中な……。あながち間違いじゃないけど」 「でも手塚、結構早かったよね」 「あんなものを見せられたら誰だって慌てるだろう……。不二、海堂。を連れて帰れ」 普段の冷静な顔に、どこかホッとした色を滲ませ、手塚はチームメイトを振り返った。 「手塚は?」 「俺は……少し話がある」 そう言って睨みつけているのは氷帝陣。 「――――じゃあ、僕らは帰ろうか」 にこりと笑った不二がの背中を後押しする。 海堂も大人しく二人の後に従うことにした。 「よぉ、わざわざ何だ?」 いつもの無表情のまま、手塚は跡部の前までやってくると、眼鏡の奥からきつい一睨みを向けた。 「うちのが世話になったな」 「気にすんなよ。あいつの世話なら大歓迎だ」 跡部は不適に笑うが、手塚の表情は変わらない。 何の変化もないまま、手塚は再び口を開く。 「だが、今後あいつに余計なちょっかいは出さないでもらおう」 「あーん?お前がどうしてそんな事を決める。お前はのなんだ?」 「保護者だ」 跡部の問いに、手塚は静かに答えた。 「"今のところは"な」 そう続けた時、一瞬見せた燃えるような目。 「……今のところは、か――――」 跡部は口元に嘲りの色を濃くした。 「保証はないぜ」 「期待していない」 それだけ言って踵を返す。 跡部は言う言葉もなくただその背中をじっと見つめていた。 ――――氷帝にとっても、青学にとっても、長い長い時間が、一つの変化をもたらしようやく終わりを告げた…… |
あとがき
そして話もようやく終わる…… ここまでお付き合いくださりありがとうございました。 好きに思いついたことを好きに詰め込んでいたらこんなに長くなってしまいました(汗) どうしても削りたくないシーンがいっぱいあったんです。 計画性ゼロなのがばれますね(笑) |