我らがキャラバンの仲間たち

ご案内

昔々、西暦2003年の8月8日にFFシリーズ初のNINTENDO GAMECUBE専用ソフトとして、『FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES』という名のRPGゲームが発売されました。

まあぶっちゃけ評価は色々とアレなんですが。それはさておき。FFCCのマルチモードはいろいろと混乱もありますが、かなり楽しく遊んでおります。

まずは簡単な我らがキャラバンの仲間をご紹介。
そして彼女らのどこかおかしげな(実際の)旅の様子を語録形式でどうぞ。


Own Caravan

(われらがキャラバンの仲間たち)

ガーネット (通称:ガーちゃん)
  • 種族:クラヴァット
  • 性別:おんな
  • タイプ:しろずきん
  • 実家:錬金術師
  • (Aプレイヤーのキャラ)
ヴィ・ワ (ワとクを名づけ親すら間違う)
  • 種族:セルキー
  • 性別:おんな
  • タイプ:らくんてーる
  • 実家:商人
  • (T林プレイヤーのキャラ)
スイ・レン (12年目から、たまに参加)
  • 種族:セルキー
  • 性別:おんな
  • タイプ:うるふれっぐ
  • 実家:かじ屋
  • (Yプレイヤーのキャラ)

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Own Analects

(われらが語録)

「かつあげ」

ある日、ガーちゃんのアクセサリーの材料が揃ったので、シェラの里へと向かうことになった。
しかしちょうど二人ともシェラのあかしを持っておらず。水門に行ってモンスターをぶちのめせば手に入るだろうが、ちと面倒ということで、作ったまま放置していたユークをT林プレイヤーが召喚。
無事、長老に橋を出してもらい里に入るも、事件はそこで起きた。

ガーネット「足りない! お金ちょうだい!!」
ユーク「はい!?」

シェラの里でアクセサリー作ろうとすると結構高いんだよね。ってことで、お金が足りなくなり、デフォルトでユークが持っていた200ギルを徴収。
それがすべての始まりだった。

「どうせ他のキャラも使う可能性ないから、持ってる金とアイテム徴収しちゃれ」と言い出したのは果たしてどちらだったのか。
かくして、シェラの里目前でかつあげタイムの開始となった。
里の入り口にいた長老は、同じキャラバンの仲間から金やアイテムを遠慮なくむしり取るクラヴァットとセルキーの女二人組を見て「こんなところで一体何を!?」とおののき、その隣にいた孫は、金の亡者と化した彼女らを見て「あわわわ……」と震えたかもしれない。
その後、すっかり所持金の回復した二人は味をしめ、新年早々に他のメンバーキャラの家族から貰える金やアイテムの徴収も行った。
まさに悪鬼のごとく。

実はさらにその後、T林プレイヤーが「もしかしてまた新しくキャラ作り直したら所持金200ギルとアイテムもさらに徴収できるんじゃ!?」と思いついたが、さすがにそこまでは二人ともやめておいた。

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「おかしい……」

ゲームを初めたばかりの頃、戦いに慣れていなかったガーちゃんに対し、戦いなれていたヴィ・ワが遠距離攻撃に回復魔法担当・魔法攻撃担当だった。
しかしガーちゃんが必殺技・気合弾の武器を新調した辺りから、その戦法がヒット&アウェイに。
そして本来ヒット&アウェイ戦法であるはずのセルキー、ヴィ・ワが特攻兼切り込み役に。
どこまでもお互い種族的に間違った戦い方を続けている。

毎度の事ながら、ふとした時に「おかしい……」と考えてしまう罠。

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「漢」

瘴気の中をダメージ覚悟で飛び込み、宝箱を開けてアイテムをゲットしてくるガーちゃんを指す。
ヴィ・ワが敵と戦ってる間にも開けてきたりする。そしてお金やアイテムを拾うのも早い。
愛らしい外見とたおやかな仕草にだまされてはいけない。

まさに肉を切らせて骨を絶つ(違う)

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「どっこいしょ」

アイテムを持ちきれなくなり、頭の上に担ぎ上げる姿。
主にヴィ・ワ専用。

新年のおこづかいタイム。
毎年、年の初めに家族と話すと、父からはおこづかい、種や牛を手に入れて実家に送った場合や、農家・漁師・牛飼・粉ひきなどの場合に、その年に収穫できたアイテムを母から貰うことができる。
ヴィ・ワの場合、最初の年に送ったしましまりんごをずっと植え替えずにいるため、毎年どんどんと収穫量が増えて12年目にして31個と豊作。
残り5個か3個あたりで持ちきれなくなり、「ガーちゃーん、たすけてー」が合図。
ヴィ・ワが「どっこいしょ」と頭の上にりんごを担ぐ姿に毎回ガーちゃんの笑いが止まらなくなる。
笑いながら拾ってくれるため、二人の荷物はりんごだらけ。素敵。毎年恒例になりつつある。

最近、裏技「無限増殖ギル」を行ったため、うっかりするとダンジョン内でもギルを担ぐガーちゃんやヴィ・ワが見かけられる。
もう持てないくせにチャレンジしてしまうのは、欲深いからだろうか。

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「とりあたま」

ヴィ・ワのバカ度――というよりT林プレイヤーのバカ度を示す。

毎回ダンジョンに入る度にお互いのボーナス条件を確認するのだが、「今回は“お金をたくさんひろう”だって」とAプレイヤーに言われたにもかかわらず、すぐに忘れて目の前の金をケージ放り出して拾いに行ったりする。
自分の条件のこともさっぱり忘れているので、「“宝箱をたくさん開ける”だってさー」とAプレイヤーに告げたにも関わらず、ケージを持ったまま、ガーちゃんが宝箱を開けて先に進むのを待ってたりする。
とかく忘れやすい。
自分の条件はいいが、ガーちゃんの条件の時は物凄い迷惑をかけています。

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「ヒット&ヒット」

本来はリルティの種族的基本戦法のことを指すと思われる。
ただし、われらがキャラバンではヴィ・ワの力押し戦法を指す。

主にHPと攻撃力が高い敵との戦闘に使われる。
今なら多分リルティの民と物凄く気が合うと思われる。
もちろんダメージ覚悟で臨むため、ガーちゃんがケアルを装備している時にしか使えない。(最近ケアルリングを手に入れたので、いつでも可能になった)
ある意味全滅の可能性が低いので悪い戦法ではないが、微妙に単調で暇。

ちなみに本来セルキーの種族的基本戦法のヒット&アウェイはガーちゃんがしっかりと実践している。(ただし敵に包囲されている時を除く)

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「相性」

発端はあるイベントにて出てくるアラン=ガイルの発した「村で待ってるやつもいるんだろ? いや、ホラ、特別な相手とかさ」のセリフ。
各々のキャラの性格やら戦法やらから相性の合うだろう相手を連想。
ヴィ・ワの相手は絶対リルティだろう、とか。ガーちゃんはきっとセルキーと気が合うだろう、など。妄想は尽きないが、真相はいかに。
(しかしそうなると、うちのティパの村にいるリルティのおとこは“なべあたま”しかいないぞ。……なべあたまなのか?)

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「フェニックスのお」

ありがとう、不死鳥。
これが無いと特攻やっていられない。ヴィ・ワの必需品。どれだけお世話になっているか、言葉では語り尽くせないほど。

他にもかなりキレてきたデ・ナムからの手紙の返事にガーちゃんが付けて送ったりした、まさに伝説の品。
しかし、デ・ナムにちゃんとコマンドスロットがあるのかは謎だ。でないと一人じゃ使えないぞアレ。

毎回これだけ尾や羽をむしり取られていたら、不死鳥は丸裸だろうに。すまない。

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「おらおらおらおら」

連続攻撃している時のT林プレイヤーの口癖。
特に皆してしてタコ殴りしている時に口から自然に出てきてしまう。

他にも戦闘中はとっさに「ブッコ○ス!」とか叫び出すなど、非常にはしたない。
ええ、口悪いんですよ。
乱暴なんですよ。
ヴィ・ワにも影響が出てきているのは確か。
特攻癖もそのせいなのかは謎。

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「タコ殴り」

一匹のモンスターに、ひたすら“たたかう”連打。
よくやる。
全員総攻撃とも言う。

特にグラビデで落としたガーゴイルや、ジャック・モキート戦のミセス・モキート(通称オバちゃん)によくやる。
最近はアバドンにもよくやる。
特攻役のヴィ・ワ以外も、ガーちゃんも参戦してひたすら叩く叩く叩く。
みんなでとってもリルティ。

……鬼。

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「ポット」

最初の頃のクリスタルケージの呼称。
なぜポット?
それは分からないが、おそらく命名者はAプレイヤー。

ある日ゲームプレイ後にコンビニに行った時、T林プレイヤーはなぜかAプレイヤーから離れるとダメージを受けるという感覚が拭えず、思わず本人に話したところ、「わたしポット持ってないよー」の返事がきた。
ただのゲームのやり過ぎです。

今ではしっかりケージと呼ばれている。多分。

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「やらしい視線」

水門にて、ヴィ・ワがケージを持ってボス戦ムービーに突入してしまった時の状態。

やらしい視線の主は水門のボス・ゴーレム。
ゴーレムの方には、クリスタルケージを持った敵に反応するという性能以外に他意はないのだろうと思われるが、舐めるような視線をセルキーのおんなのこにすると、とてもやらしいムービーになってしまうので注意という話。
これを「目の保養」とか言い出したらセクハラ親父化の兆候が。

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「便乗ケアル」

相手にケアルを掛け、なおかつそこに自分も走りこんで回復すること。
または逆に自分にケアルを掛けている相手の側を走り抜けて回復を済ませることも。

たいがいあまり自分がダメージを受けていない時に多い。
必要がなくても、癒しの光を求めてついつい側に寄っていってしまう。
ダンジョン内でおんなのこ二人が身を寄せ合って回復している姿は妙に華やか。

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「よきにはからえ」

ケージを持ったキャラの後を、GBAに切り替えたキャラが自動的に追いかけてくる姿。

切り替えたプレイヤーが食ったり飲んだりしているその間、横でGBAに切り替えられたキャラを引き連れていくプレイヤーが延々操作している様子は、どっちがどっちに“よきにはからえ”なのか分からない。
やはり使われているのか。

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「油断した」

上記の「よきにはからえ」状態で進んでいるうちにモンスターに襲われた時。

たいがいGBAに切り替えていたキャラは既に1・2発の攻撃を食らっている。
しかもプレイヤーは飲み食いしていたのですぐに操作できず、被害が拡大する。
油断しっぱなし。

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「はみ出てる」

瘴気の中に出ている状態。
ボス戦に多い。

ケージの作るバリアの範囲が結構狭いので、敵と夢中で戦っているといつの間にかバリアからはみ出てしまっているのだ。
酷い時にはモンスターたちがケージのバリアの中にいるくせに、自分たちが押し出されていたりする。
ダンジョン内を歩いてる時もうっかりはみ出てることあるが、GBAから流れ出る「ドゴッ」という痛そうな音に気づくことが多い。

最近のボス戦で記憶に新しい、究極のはみ出しっぷりは、鉱山のボス・オークキング。
ヤツが炎に包まれ自爆の準備に入った瞬間、ケージが見えなくなった。
「ケージがない!」
「どこ!?」
「あれ? あれ? (Bボタン連打するが反応がない)」
「こいつ(ボス)が邪魔でケージがどこにあるか分からん!!」
「……もういいや、逃げよう!」
このキャラバン、クリスタルケージ捨てました(キャラバン失格です)
その後二人はケージなど振り向きもせずにケアルを唱えまくり、ボスが自滅するまで瘴気の中で耐えつづけた。

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「お前、誰?」

家族でも村人でもないヤツからの手紙を受け取った時に思わず出る言葉。

差出人の名前を何度見ても、どこの村の誰だかさっぱり思い出せない。
というか普段からそんなん気に止めていないし。
しかもそういう手紙に限って、やたら内容が親しげだったりして困る。
実際にこんな手紙が届いたら親しみよりも恐怖を覚えるだろう。

とりあえず、毎回当り障りのない内容の返事を書いて出すのがお決まりになっている。

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「朗読」

毎年の終わりに行われる水かけ祭りにおいて表示される、その年の日記を読むこと。

ただ見てるだけでは暇だったので、いつの間にかナレーションの人の真似をしながら読んでみたり、内容や書き方から誰のキャラが書いたのだろうかと連想してみたりして遊んでいた。
しかし10年目にもなると、日記の内容も同じようなものが多くなってきたため、たまに次の文字が表示されるより先に読み終わったりする。
勝ったと思う瞬間。主にAプレイヤーの得意技。

初めてジャック・モキートの館に入った時の日記はガーちゃんだとか。
アルテミシオンを吹っ飛ばした時の日記はヴィ・ワだとか。
キャラの性格と合わせて読んでみるのも楽しい。

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「儚い」

?属性の瘴気ストリームを通り抜ける時の姿。

他の瘴気ストリームに比べ、?属性の瘴気ストリームは明るい金色なので、突入時に桃色の花びらが散っていることに初めて気づいた。
クラヴァットのおんなのこだと余計に儚さが増す。

しかもこの?属性の瘴気ストリームは内部に入ると乱反射でキャラクターが見えなくなるため、うっかりするとケージの作るバリアからはみ出そうになる。
危険地帯。

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「大混戦」

三人で戦闘に突入した瞬間。

誰がどこにいるのかさっぱり。味方とモンスターが入り乱れて何がなんやら。
明らかに瀕死状態のメンバーがいるのはハートの数で分かるのだが、その本人がどこにいるのか分からん! どこだ!? と、騒いでる間にそのメンバーは戦線離脱。

何せ自分らの足元のポジションマークすら見えていないのだから、相手が見える訳もない。
しかもプレイ人数が増えたらモンスターの数も増えていて、びっくり。

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「まるで水戸黄門みたい……」

ガーちゃん1コン三人パーティでダンジョンに入った時。

ガーちゃんがケージを抱えているのだが、その後ろに二人仲良く並ぶヴィ・ワとスイ・レン。
それはまるで「ご隠居! お供いたしやす!」の如く。
同じセルキーなので動きまでリンクしてて何か異様なものを醸し出している。

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「気が向いたら」

12年目にして初参加のスイ・レン。
もちろん参加したばかりなので、装備もデフォルト、ハートは4つ。
最初は二人いるから一人くらい守れるさ! と思っていたが初戦にしてあっさり前言撤回。つかムリだ。

敵の一撃でハート3つと半分を消費。
気づけば大混戦の中、すでにスイ・レンは半透明になり画面の隅っちょに。
「気が向いたら生き返らせてね」と慎ましやかに手を振っていたスイ・レン――彼女は慎ましくも健気な少女。

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「間に合わない」

敵の一撃でハート3つと半分を失う、か弱き少女スイ・レン。
とにかくまずは彼女にせめてあと一つハートを、とアースペンダントを求めてキノコの森を進む一行。
しかしまたしてもモンスターの群れが襲い掛かる。
というか何故“群れ”なんだと問い詰めたいが、相手はモンスター。
入り乱れながら気が付けば、またもやスイ・レンが瀕死。

「やばい、ケアルだケアル!」
慌ててケアルを唱えるも、そんな二人の前であっという間にスイ・レンは半透明に。
残ったのは、唱え終わったケアルをどうするか悩む二人。

あまり、間に合ったことがない。

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「便乗ケアルガ」

なぜか、意図していない時に発動することが多い。
特にケアルをお互いに連発してる時。

ケージの力が及ぶ範囲内にいるキャラを全回復できるので便利っちゃあ便利。
発動時のエフェクト(効果)が派手なので、まるですべての状態異常を治してくれるように感じてしまうが、全然そんなことはない。

偶然発動したケアルガが消えた後に残る、半透明のまま手を振っているスイ・レンに、ガーちゃんが無言でレイズを唱え始めることもある。
別名、せつなさ倍増。

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「うまい!?」

ガーちゃんが初めてさかなを「うまいっ」と言った時のAプレイヤーの驚愕の声。

とうとう戦い方だけでなく、味覚までもがセルキー化した瞬間。
ちなみにとっくの昔にヴィ・ワの好物1位はしましまりんごになっている。こちらは味覚がクラヴァット化。
……どこまでも種族的に間違った二人である。

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「逃げんな!」

ケアルをかけようとした瞬間に相手が移動したため、無駄な所でケアルが散る時の叫び。

4匹ものストーンサハギンに囲まれ、逃げ惑うガーちゃんに思わずT林プレイヤーが叫んだ。
この時、二人して合計10回以上は死にかけたため、日記が激しく痛々しい。
湿原3週目はなめてはいけない。
久しぶりにフェニックスの尾に感謝した。

たまにヴィ・ワが特攻中、ガーちゃんがかけてくれたケアルを逃した時も言われる。

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「生きろ」

レイズを持っていたガーちゃんが死亡し、ヴィ・ワがフェニックスの尾で回復させた時にT林プレイヤーが放ったセリフ。

あたし一人残して逝くなあ! の叫びに近い。
正確には「とっとと生き返れ」の方が正しいのだろう。
それまでガーちゃんを取り囲んでいたサハギン4匹すべてがヴィ・ワに狙いを変えたため、危うくゲームオーバーの危機を迎えるところだった。
そんな時に、儚げに手を振られても大変困る。

名セリフ、「生きろ、そなたは美しい」が思い出された。

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「ヒモ」

所持金の足りないキャラのこと。主に“かつあげ”の被害に遭ったキャラたち。

スイ・レンだけでルダの村に行こうとした、年の初め。
一人で行くのも寂しいし、久しぶりにせっかく作った他のキャラたちも呼び出してみようと、セルキーのおとこのこを召喚。
が、彼はかつて“かつあげ”被害に遭っていたため、所持金は0。渡し船にも乗れず。
仕方なく、スイ・レンに300ギル貰って船に乗せてもらう様はまるで“ヒモ”。

悲しいかな、“かつあげ”に遭っていなかったとしても、初期所持金200ギルでは、渡し賃240ギルには足りない。
彼はあえなくルダの村の先で短いキャラバン人生を終えた。多分もう使わない。

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「駄目だ」

最弱パーティでダンジョンに突入した時のプレイヤーたちの悲鳴。

すでに18年目も経過した頃、二人して何を思ったのか、今までキャラメイクだけしてストック代わり以外には呼び出しもしなかった、おとこのこたちを召喚。
勢いよく近くのリバーベル街道に。
しかしとっくにダンジョン3週目で敵も強く、早々にT林プレイヤーが操作していたリルティのなべあたまが、ゴブリンの攻撃2発であっけなく戦線離脱。
あまりの弱さ(今まで自分たちが育ててきた、おんなのこたちでは考えられない弱さ)に、思わず「駄目だ!」の叫び。

ケージを担いで慌てて逃げるクラヴァットのおとこのこの横を、半透明になったなべあたまがまとわり付き、手を振りながら「おにいちゃん気づいてー」などと幽霊ごっこをしていた。
ちょっと危機感が足りない。

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「シェイクダンス」

究極武器アルテマソードを装備したガーちゃんに連続攻撃を食らうモンスターたちの姿。

錬金術師の家のみ手に入れられる究極の武器。
そのレシピから作られる武器には「のけぞり」効果がついているため、攻撃するたびにモンスターたちの行動は妨げられ、反撃する間もない。
オーガもグリフォンもコカトリスも、「おぶっおぶっおぶっ」とのけぞる姿はまさにシェイクダンス(そうか?)

長時間ゲームをし過ぎて脳がお疲れ気味になってくると、オーガを見つけて駆け寄るガーちゃんにAプレイヤーが「おっちゃんダンスの時間だよー」歌いだす。
大丈夫だろうか。

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「パパごめん……」

ある時ヴィ・ワがいつものようにガーちゃんとミルラの雫を回収後、モーグリから渡された父からの手紙にて「お前、とっこうしてないか」と突っ込まれた時のT林プレイヤーの呟き。

ちなみに手紙の全文は以下の通り。

「お前 まさか せんじんきって
 たたかってないだろうな?
 なかまは たたかわせるためのものだ
 そして アイテムを ひろうのは
 こっちに まかせてもらう
 これが セルキーの民の
 ジョウシキだぞ?」

(父、ギラ・ムからの手紙)

もちろん正直に『とっこうたいちょうです』と送った。
それにしても、なぜにバレたのだろうか。
「選択肢に『とっこうたいちょう』がある時点で凄いよね」とはAプレイヤーの談。

パパは何でも知っている。

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「何しに来たんだ」

出てくるだけで何も盗まれなかった時のしましま盗賊団に対する賛辞。
被害がないので賛辞。
でも突っ込む。

最初の頃は盗賊団のBGMが流れてくるだけで、いったい何を盗まれるのだろうとハラハラしていたのだが、近頃は何も盗まれずに終わることが多い。
どうやら盗まれるのはパーティのメンバー全員が所持しているアイテムではないかと推測。
真相は不明である。
お宝は平等に盗むということなのだろうか。

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「騙されたっ」

ある日、いつものようにミルラの雫を汲んでいると、故郷の村の村長の夫人マレードからヴィ・ワに手紙が届いた。
内容は昔、金を貸したことがあるので今から利子をつけて500ギル返してくれというもの。
いったい昔、村長夫人と何があったのか気にもなったが、とりあえず「利子どころか熨斗付けて返したるわ」とばかりに1000ギルを送付。
……が。

次に来た手紙は『ひっかかったわね』。一緒に送られてきたのは700ギル。
もし言われたとおりに500ギルを送っていれば、200ギル得をしたのだろうが、ヴィ・ワが送ったのは1000ギル。
村長夫人、300ギルを何に使ったんですか。

それにしても、クラヴァットに騙されるセルキーっていったい……。

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「らぶこーる」

ボスドロップアイテムが欲しい時。
特にボスが身に着けていそうなものだったり、ボスの本体一部のようなものだったりする時。
例えば、ジャック・モキートの館では、「ロードガウン」であったり。
例えば、カトゥリゲス鉱山では、「オークベルト」であったり。
例えば、デーモンズ・コートでは、「王のうろこ」であったり。
ボス戦中、ひたすらボスを殴りつけながら、「おっちゃんそのガウン脱いでおくれ♪」「はーやく落とせぇ、ベルト〜ベルト〜」などと歌うプレイヤーたちの姿はまさしく物盗りだろう。
そして、ボス戦終了後にお目当てのものが出ない場合は「なんで落とさない!?」と罵られ、落とすまで延々何度でも突入してくる。なんというか、不憫かもしれない。ボスが。

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「漢2(もしくはさっぱりしすぎ)」

彼女は最近困っていた。
事あるごとに、「うわ、危なっ。売りそうになった」と買い物中に慌てたり、アイテム整理中に「今うっかり壊すとこだったぁ」などなど不穏な言葉を漏らすようになった。
そしてとうとうある日のこと。
スイ・レンを呼び出し、いつものように壊したり無くしては困る貴重品を預けていると、「これもよろしく」
地面に置かれたその箱をスイ・レンが拾い上げた瞬間に表示されたメッセージは

――『「ひろったバンダナ」を手に入れた!』

思わずYプレイヤーが「ガーちゃん!?」と叫んだことは言うまでもない。
Aプレイヤー本人曰く、「だって持ってても間違えて壊しちゃうかもしれないし」

間違ってはいないとは思うが……。受け取ったスイ・レンも大変困るだろうに。

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「禁じられた遊び」

それはいつものように、旅の途中で避けては通れない瘴気ストリーム越えをしようとしていた時だった。

さあ行こうかとガーちゃんにケージを担がせて先に進もうとしたその瞬間、Aプレイヤーのもとに電話がかかってきた。
仕方無いので、Aプレイヤーが電話で話をしている間、一人歩みを止めたガーちゃんの傍でヴィ・ワをうろつかせ、何も無いところに攻撃してみたりとモーションを楽しむYプレイヤー。
しかし、意外に長電話でなかなかAプレイヤーが帰ってこない。

のちに、Yプレイヤーは「暇だったんだ……。ちょと寂しかったし」とその時の心境を吐露した。

電話を終え、テレビの前に帰ってきたAプレイヤーを待っていたもの。
それは、「見て見て〜」と嬉しそうにテレビ画面を指すYプレイヤーと、画面の中でいつのまにか幽霊(半透明)状態になって顔上半分だけをアップで画面の下部分に覗かせているヴィ・ワの姿。
思わず立ち竦むAプレイヤーに、何故か自慢げにYプレイヤーが言った。

「 呪 怨 ご っ こ 」

その後、「うわマジ怖ぇっ」と叫んでコントローラーを握ったAプレイヤーによって、ヴィ・ワは凄い勢いでガーちゃんにレイズをかけられ――しばらく逃げ回ってからかっていたのだが捕まった――、この危険な遊びは二度とされることは無かった。

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おわりに

遊べば遊ぶ程にネタが増えていくと思われます(というかそうしてここまでふくれ上がりました)。
このキャラバンやネタで小説を書いたりすることがありますが、マルチモードのキャラの性格はこの限りではありません。多分いろいろと変わったりするやも(というか、そもそもここのはむしろプレイヤーの性格)。

関連リンク

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