Whiteday

「副船長ー」
「なんだ?」
「今日何の日か知ってるか?」
「今日?…3月14日がどうかしたか?」
「……………………」
「…不機嫌な顔されてもわからねェんだが?」
「…オレ、先月オマエにやったろー? お返しくれるのが当然だと思うんだけど」
「…何の話だ?」
「………………………」
「だから、カオで不機嫌さを訴えられても困るんだが?」
「……この薄情モン…」
「(クックックックックッ)…紅茶いれてやるから、待ってろ」
「う〜〜〜〜…(納得いかなさげな表情で見送り)」


(15分ほど経過)


「ほら、いれたぞ」
「…う〜〜〜〜……? アレ? 何この匂い??」
「キャラメルミルクティーだ」
「きゃらめるみるくてぃー…? この白く溶けてンのは?生クリーム?」
「飲んでみろ」
「……?(ティスプーンでくるくるっとかきまぜて、思いきりフーフーと冷ましながら)」
「ゆっくり飲めよ。火傷するから」
「ン…(冷ましながら恐る恐るひとくち飲み)…あちっ」
「大丈夫か?」
「ン、なんとか…」
「何かわかったか?」
「……マシュマロ?」
「(にやり)…アタリだ」
「…………わかってんじゃねェかよ!!!!」
「まァな(涼しい顔)」
「………………………とりあえず、誤魔化されてヤルッ」
「それはどうも…(クスクスクスクスクス〜)」