運命からです。リアルタイムで目撃したのは21話で、ちょうどベットの潜り込んでいたミーアの姿に狼狽するアスランのシーンが種の初見でした(笑)。その様子が可笑しくてそのまま見ていたら、訪れたルナの表情や反応を見て「何のラブコメかな?」と新聞の番組欄をチェックしたところ「ガンダム」の文字にびっくり。何時からこんなに可愛くなったの?と。
アイキャッチのキラとラクスもこの時は存在はおろか名前すら知らず、ラクスに至ってはミーアと双子だとばかり。後半のシンちゃんとステラのやり取りにきゅーんとしながらそれっきり……だったのですが、06年の夏にレンタルショップで『21世紀のガンダム』というキャッチフレーズで並べられていた種シリーズが目に留まり、そう言えばアスミアルナとシンステはその後どうなったのかなーアイキャッチに出てた2人って?という興味から制覇する事に。
運命が無印の続編というのもレンタルの際に知ったのですが、それでも運命をチョイスしたのは上記の理由からですけど、ああ、何て暢気な勘違いヤロウだったのかしら、わたし( ̄▽ ̄;。で、見る順番は逆だったのですが、無印を見て運命が望外に面白くなったので良かったです。
というか、どっちから見てるの?と聞いてるのに何で種との出会いまで発展してるんだろう……
開けたらびっくり玉手箱だった。ちなみに坊ずと誕生日が一緒なので勝手に親近感が(^^)。
名前の由来は「湖」で合ってるのかな? でもどちらにしても彼女にはぴったりです。ラクスにある穏やかさと過激さは例えるなら澄んだ湖面と暗い湖底、または清流と濁流なんですよね。対でありながらどちらも湖にある表情のように。
あと水の冷たさ。彼女の冷たさとは厳しさであり、そして無駄に甘やかさないところ。「選ぶはあなた自身」という姿勢は、他者は勿論自身にも弛まないけど、選択した結果も含めどんなものであろうと受け入れる深遠な愛がある。
悲しい辛さや苦しさに甘えて自暴自棄になったりしない。でもそれは超然としてるからではなく、理性と愛を見失わないよう常に自分と戦い続けているからだと思う。飄々としてるから気づかれにくいけど、実は難儀な生き方をしてる優しい子です。
あと、泣かないのではなく、泣ける場所でようやく涙を流せるという質(たち)。もうもう何で見た目は砂糖菓子みたくほわほわしてるくせに、中身はダイヤモンド並に頑ななんだ〜。でもそんなやっかい厄介な性分に惚れちゃったのでどうしようもない。
キラ・ヤマト。
自分の意志で生きようとするラクスはフリーダムそのものなんですよね。彼はその名を持つMSのパイロット。「それでも魂が引き合う……さだめ(と書いて運命と読む)られた者達」と言うデュランダル議長の言葉にごっつぁんでした。いやーもうその通りです。あ、でもお似合いの相手と言うなら「運命」のキラですね。無印だと基盤が築かれつつあったとはいえ、あんな様子ENDでは安心してラクスを託せないよー。いや、本当……彼女と向き合うには相当の覚悟がいると思う。生半可じゃ絶対にベソかかされるから。
本編を見た限りラクスが求めている人って『自分を認めてくれる、そして対等でいられる』ではないかと。だから君は誰?
と、父親以外(私の中ではそう)で初めてありのままの彼女を見ようとしてくれたキラの言葉は、ラクスにとって思いがけない賜物だったんじゃないかな。なので、父の死を知ってキラと再会した時、うっかり泣いてしまった感じ。(本当はすべてやるべき事を終えてから泣こうと決めていたと思うよ、この娘は……)
で月日は流れ二年後、ラクスはこうだからって決められるのは困る。
と言い切った彼の言葉には胸を衝かれました。もうね、あの言葉だけでラクスに対する愛情がどんなものか解かる。きっとシーゲル父もほっとしてるよ(涙)。わーんっ。キラありがとう!運命における君の成長っぷりに深く感謝、感激、感無量です。と思ってたら、スーツCD8(実は置鮎龍太郎ボイス目当てだった)で木っ端微塵にされた。
ラクスがいい!ラクスがいい!!ラクスがいい!!!
ラクスの身も心も護れる生涯のパートナーはあなたしかおりません(平伏)。