禁断のイメクラシリーズ一の巻☆まずは基本のナース編 後編













「看護婦殿…、もっと脚を広げて下され」

「………、…ったく…」



幸村は政宗の体を組み敷き、その頬や目許に幾度となくキスを降らせながら言う。
そのくすぐったい口づけに絆されたのか政宗は嫌々といった風だがおずおずと脚を開いていく。
甘いと、政宗は自分でも思っている。
だが目の前の男を好きという気持ちが大き過ぎていまいち逆らいきれない。
時折幸村が望むのがノーマルからは少々ズレた行為であっても結局は許してしまう。

些かぼーっとした頭で政宗がそんな事を考えている内に、幸村はポケットから掌より少し小さいサイズのクリームが入ったらしき容器を取り出した。
それは今まで政宗が見た事のないものである。



「おい、それ何だよ?」

「…ローションの代わりになる薬です。病院にはローションなどという破廉恥なもの無いでしょう?」

「…Han……そうか」



蓋を開き中身の白色のクリームをたっぷりと指にとる幸村にどれだけ準備がいいのだ、と政宗は少々呆れ顔になる。
しかし心中では昨夜の延長でなし崩し的に挿入したりせずしっかり慣らそうとするその姿勢から大切にされているという実感を得て歓喜を噛み締めていた。
体は幸村よりいかつく男臭くても、やはりどうやら乙女らしい。
ここで深く追求しなかったことが後々政宗を後悔させることとなるのだが、当の本人は気付くよしもない。



「…あ…………」



精液やカウパーに濡れた下着のクロッチ部分を横へずらし、蕾の入り口を指がなぞる。
昨夜散々幸村の雄が出入りしたどこは、多少のきつさはありながらも小さく口を開けていた。
幸村の中指がごく浅く内部へ侵入しただけでアナルはちゅぷ、と指へ吸い付き奥へ導くよう収縮する。
意識をしようと異物を歓迎する淫口のヒクつきは止められず政宗は耳までを赤く染めてぎゅっと目を閉じる。



「看護婦殿、何と貪欲なおまんこだ……そんなに某の指が美味いですか?」

「ンぅっ……!うっ…せ…!!」

「わかりますか?もう、指の根元まで入ってしまった」



政宗のそこは一本の指を根本まで呑み込み、まだ足りぬと言いたげに未だヒクヒクと蠢いている。
耳元で卑猥な単語を囁き責めてやればきゅむ、と一段と大きな締め付けが指を襲う。
一度欲望を放った政宗のペニスもゆっくりと頭を擡げ始めている。
その淫らな体にしたのが己だと思えば幸村の心には欲情と同時に愛おしさが募った。
逸る気持ちを抑えながら指で肉壁を円を描くように一巡して薬品を塗りこむ。



「…は、…ッン………」



指を動かす度に熱い内部で気泡が生成されては割れ、くちゅりという粘着音が生じる。
多少の余裕が出来てきたそこに人差し指を足して今度は抜き差ししつつ腸壁を解す。
頭の位置を下げ布越しに前歯で乳首を噛むと政宗の声に甘さが増す。



「ん…っ…、…く………ぁ……ああっ!?あ、っ…ちょ……待て…!」



その時、政宗の体に異変が生じた。
―――痒い。あらぬ場所が、急に痒くて堪らなくなってきた。
突然の感覚に目を見開いて驚き握った手で幸村の肩を叩いて訴える。
しかし幸村は変わらず蕾と同時に胸を愛撫し続け中断する様子はない。
それどころか政宗へ向かって口端を上げて邪気の無い笑みを投げ掛ける。

その笑顔を見て嵌められた、と確信する。
塗られたのは粘膜をそういった風に刺激する薬であろう。
政宗は己を気遣って、などと体の良い勘違いをした己をも恥じた。



「一体どうなさった?」

「ぐ………っテメェ…死ねッ……!!」



わざとらしく首を傾げる幸村に対し、政宗は顔の朱を濃くするばかりである。
しかも幸村は薬の効果が出たのを見るやそのクチを掻き混ぜる指の動きを一気に小さなものへと変える。
殆んど指自体を出入りさせることはないまま第一関節をくいくい、と軽く曲げるだけ。

違う、もっと強く掻いて欲しいのに……。



「はあ……あ、…う……!!」

「看護婦殿、腰が動いておりますぞ…。まるで某の指を使って自慰をしているようだ」

「…クソ、後で絶対ェ…ン、っ……ぶっ飛ばす…!!」



政宗は両腕で快楽色に侵食されている己の顔を覆い隠し自ら腸内の痒みを慰めるべく仰向けの不自由な体勢ながら腰を上下へ激しく揺さぶる。
水音に加え、静かな部屋には政宗の荒い吐息も響いていた。

止めようにも腰の動きが止まらない。
痒い。
気持ち良い。
完全に勃起しているのがわかる。
理性が溶ける。

……けれど、まだ足りない。
あれが欲しい。熱くて大きなあれで掻いたら、どれだけ気持ち良いだろう。



「…ゆき、むら……!!ハァッ…、も…う……!!」

「もう、何ですか?」

「馬鹿野郎!!ンうっ……ッ、…いれろっつってんだ、わかんだろ…!!」

「さて何のことやら…。……具体的な名称を言うて頂かないとわかりませぬ」

「…あァッ、は……アンタ最悪だ!!」



政宗は口中に溜まった唾を飲み下し、胸へ温い愛撫をしていた幸村の頭部の左右を掴み強引に引き寄せて口付ける。
舌を絡める余裕などなく一瞬の、押し付けるだけのようなキスの後濡れた瞳へ幸村を映す。



「…あ、…アンタの、ち……ち………チンコで俺ん中引っ掻き回せ…!!!」



ついしてしまった躊躇が余計に恥ずかしさを募らせ、政宗はそれ以上幸村の顔を見ていることも出来ずその体をぎゅうと抱き締め肩口へ顔を埋める。



「流石にまんことは言えぬか…、……まぁ良いでしょう。仰せのままに」

「……は……うあぁっ!!」



腰は揺すりながらも縮こまってしまった政宗の髪へ口付けると、中に収まっていた指を一思いに引き抜く。
強い刺激に政宗が一層大きく鳴き体を震わせた。
双方の膝裏へそれぞれ手を添え大胆に開脚させると、ぐちゃぐちゃになったクロッチを亀頭で横へ押し遣り咥え込むものを失い物欲しげにヒクつくアナルへ己の陰茎の先を宛がう。
直接的な刺激はなくも政宗の痴態からの視覚的な興奮を得、それはどくどくと脈打ちはちきれんばかりに膨張していた。
貪欲な穴は今度は亀頭へちゅ、と口づけをするように吸い付く。
それを脳の端で意識しながら高まる挿入への期待に政宗は幸村の体へ回した腕へ更に力を足す。



「…ン、…ああああぁっ―――…!!!?」

「っく……!!…っはァ……」



根本までを内部へねじ込んでやれば待ちわびた刺激に政宗は早くも絶頂へ達してしまった。
シャツを纏う幸村の腹部へ押し付けられた政宗の男根の先端から精子が漏れ、布地へ染みを作っていく。
それに伴う後ろへの締め付けに幸村も快楽をやり過ごすことが出来ず内部へ精を放つ。
政宗は己の奥へ注がれる熱い体液の感触に悩ましげに腰を捩り、後孔は精を搾り取るが如く幾度も楔を締め付ける。



「……う…っ、イッたならとっとと……動け!!…あ、ちょ……うあ…ッ!!」



照れ隠しか否か尚も高慢な態度をとって命令する。
政宗の腸壁は未だにじくじくと痒みを訴えていて、熱いペニスを迎えたことで寧ろその感覚は助長されているかのようだった。
しかし幸村は要望通りピストンを始めることはなく、政宗の体へ両腕を回し強く抱き締めたかと思えばその体を勢いよく抱き起こす。
繋がったまま政宗には己の腰を跨がせて向かい合わせで座る。
一連のその動きにより結合部が擦れた上、幸村に跨ってしまえば自重でより奥を抉られることとなり政宗は甘い悲鳴を紡ぐ。
隻眼を閉じ刺激を受け止めようとゆっくりと肩を上下させる政宗に対し、幸村は政宗のスカートの裾へ手をかけてワンピースになっている衣装を胸部まで捲り上げ容赦なく乳首を捻る。
ペニスも尻穴も隠すことなくすっかり役割を失した女物の下着をつけた政宗の下半身を明るい部屋の中で見遣り、幸村の男根は質量を増す。



「…あっ!ゆき…っん、……深ぇって…!」

「けれど太いお注射、気持ち良いでしょう?」

「………っ…あ、あ、は、あァ…!!」



乳首をこりこりと弄りながら下から緩く突き上げてやればそれに合わせ甘い嬌声が切れ切れに零れる。
幸村は衰えを知らぬ硬度を保つその楔で政宗を貫き、薬の所為か常よりも熱く感じる内部を政宗が意識を手離すまで存分に掻いてやった。




















「もうアンタなんざ知るか!!こんの下等生物がァアアアっ!!」

「お、お許し下され!某どうしても政宗殿の可憐なナース姿を拝見したく…」

「それだけじゃなく妙な薬まで使ったじゃねぇか!!……もうヤらねぇ。これから俺らはplatonic loveだ。OK?」

「ええぇっ!?このような淫らな体を前にしてそれは無理難題だ……政宗殿とて我慢出来なくなるでしょう?」

「ちょ、あっ………ってアンタいい加減にしろォオオオオオオ!!!!!」



その後幸村が政宗気に入りのそのジャニーズ顔は避けつつも、体中に痣を作られたことは言うまでもない。



























いやぁ、出来云々は兎も角書いてて相当楽しかったです!(いい笑顔)
やっぱり破廉恥はええですのう。

ナースの衣装がぱっつんぱっつんな政宗殿萌えでござる〜。

そして怒っても別れるとは言わないところが愛なのです。


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