禁断のイメクラシリーズ三の巻☆やっぱり外せないメイド編 後編


















ソファへ両手両脚をついた政宗の腰を掴み、後ろから穿つ。
耳かきのような細いものでしか解されていないそこは大変狭くはあったが、その分快感も強い。
政宗は額へ汗を浮かべながら、幸村の剛直をきゅうきゅうと締め上げた。
雄に慣らされた体が故に、苦痛はあっても出血は無い。



「うあっ…あ!も……ヤベ…!!」

「斯様におまんこを狭くされては、満足に動けぬのですが…」

「っ…せぇよアホ!アンタのが、んっ…デカいのが、全部悪い…」

「全部とは、酷うございますな…。しかしこれのおかげで、政宗殿を悦ばせて差し上げられます故」

「あ、あ…馬鹿……!」



幸村は標準よりも幾分か大きな雄を肉壁に擦りつけながら出入りさせた。
目の下では腰の後ろで結ばれたエプロンの紐がピストンの度に揺れ、捲り上げたスカートから覗く形の良い尻から禍々しい肉の棒が見え隠れしていた。
互いの間を赤黒い性器が繋いだと思えば、腰を突き出すと今度は己の陰毛と尻肉が密着する。
残念ながら政宗の顔は見られないが、幸村は視覚、聴覚から得る刺激と雄を包む柔毛の感触だけで今にも達してしまいそうな程の悦楽を感じた。

政宗は政宗で幸村に突き上げられる度に鳴き声を漏らしながら、背を弓なりに反らせた。
目を潤ませソファの肘掛けに掴まり絶頂に直結するような壮絶な快感に耐える。
力強くなる律動にどんどんと前へ追いやられそうになるが、必死に肘掛けに掴まって体を震わせる。



「んぁっ…あ、は………ゆき、むらぁ…!」

「もう出ますか?…良いでしょう……某も、一度出しておこう…」

「一度っ…て、テメッ……あ、あ、ああぁ――――っ…!!」

「っは、…く……!」



聞こえた甘い訴えに幸村は政宗のエプロンで政宗の茎を包んでやりながら、腰を突き出す速度を速めた。
更に抗議らしき言葉が聞こえかけるも、ぱちゅ、ぱちゅと律動を激しくすることによりそれを遮り、政宗の前立腺を幾度も突き上げた。
そして政宗のオーガズムと同時にペニスへ襲い来た強烈な締め付けに、幸村も政宗の奥へドロついた種を注ぎ放った。



「あ……あ、……っ…」

「こんなに震えて…某の精液、そんなに美味いですか?」

「…はぁ………べ、つに…ッ……」



政宗は四つん這いで首までを大きくしならせ天井を見つめ、口端から唾液零し目を虚ろにしながらも意地の滲んだ言葉を返す。
中を想い人の熱い体液に満たされるのが心地良くて仕方なく、エプロンへは更に精液が染み込んでいった。
長い絶頂に、意識が飛びそうな勢いで頭の中が霞んでいく。

それを邪魔したのは、やはり己を絶頂へ導いた相手で。



「ちょ、ま……っああぁ!!」

「ハァ……今度は、政宗殿のお顔を見ながらしとうござります故」

「っアホ、どうやって……、…!」



幸村は繋がったまま政宗を後ろから抱き起こし、ソファへ己の腰を下ろす。
擦れた局部と自重で更に奥まで入り込むペニスに、政宗は目を見開き大きく喘いだ。
そして鏡など無いこの部屋で如何にして、と幸村に聞き返そうとするも、己の前に広がる情景に言葉を失う。

目の前には大きなテレビ。
画面が消され灰色を呈するのみのそこには、膝裏に手を差し入れ脚を広げられたメイド姿の己が映っていた。
幸村が何を基準に可愛いだ美しいだ言っているかわからないが、自分ではどう見ても気色悪い。



「うおっ…おい!こんな悪趣味なこと、やめろって…」

「とてもお似合いだ。あぁいとおしい…某だけのメイド殿」

「きっもち悪ィ!こんな不快なモン見ながら出来るか!!」



本格的に萎えてきたらしい政宗の声には切実さと怒気が滲み始め、政宗の肩からテレビ画面を覗き込んでいる幸村は眉を寄せた。
そして暫く考える素振りを見せると、政宗のエプロンを取り始めた。



「…まぁ、汚れてしまいましたしな。脱がせて差し上げよう」

「Yeah!話が分かるじゃねぇか」



とても情事の最中とは思えないような会話が飛び交う中、ぐっしょりと精液で濡れたエプロンとカチューシャが幸村によって床に落とされる。
そしてサイズの合わないワンピースの後にあるチャックが一番下まで下ろされ、最後は政宗自ら腕を抜いた。
更に自分の手で最早意味を成さなくなったレースの下着へ手を伸ばしたところで、急に下から突き上げられた。



「ひ…!!あ、待て、まだ…これ、と、靴下…が…!」

「はぁ…それは、そのままでよろしいかと!」

「馬鹿ッ…余計、恥ずかしいっつーの!」



下からぐちゅ、ぐちゅと突き上げられながらも政宗は必死に下着の左右の紐を解こうと努める。
震える指先でレースで出来た紐を解いていき、どうにか外すことに成功した。
フローリングの床へそれを落とせば、後は黒のオーバーニーソックスだけとなる。
しかしみっちりと脚に吸い付くそれを、律動と快感に身を揺らしながら脱ぐのは至難の業であった。
ソックスを纏った政宗の両脚は突き上げ中を貪られる度に上下に揺れる。
次第にまた気持ちよさに身体を蝕まれてきた政宗は、とろりと蕩けた目で画面に映る己の姿を見遣った。
大きく脚を開かされて、その中心では太い雄が出入りしているのが見える。
ずん、と一段と大きく突き上げられた際には体が素直に性感を受け入れた証拠に両足の先がぴんと伸び、ソックス越しにもその様子がよくわかった。
加えて欲に膨れた陰茎がぶるん、ぶるんと上下に揺れ先走りが少しずつ辺りに飛散していた。
そしてふと画面に映る幸村へ視線を移せば、ばちりと目が合い顔に一層の朱が上る。
テレビ画面が色までも映し出す代物でなくてよかった、とでも言うべきか。



「ゆ、きむら…!嫌だ、これ……嫌だ…!」

「何を仰る。靴下だけを身に纏い舞い乱れる政宗殿、とても淫らで美しゅうございます…」

「あっ……言う、な…っぁあ……変態!」



剛直による突き上げは更に激しくなり、政宗は咄嗟に幸村の首裏へ腕を回ししがみつく。
もどかしげに足の指先を力一杯開いてはピンと伸ばし、アナルをきゅうきゅうと蠢かせた。
先程中で出されたものが重力に従って下へ垂れ来て、結合部では精液がぬちゃぬちゃと音を響かせている。
尻の中が焼けるように熱くて、政宗は幸村の髪へ頬を押し付け隻眼から流れる生理的な涙を毛髪へ染み込ませながら身悶えた。



「うぁ…あ、あぁっ……スゲ、あちい」

「政宗殿のおまんこの中も、先程よりもとても熱くなっておられる。ご自分が揺さぶられている様に、興奮なさったのか…?」

「…っせぇ、へ、んたいに…言われたくねぇよ!」



政宗が罵れば、中に納まる幸村の陰茎がずくんとまた大きくなった。
胎内で質量を増す熱の塊に政宗の理性はとうとう蕩け始め、体の動きに合わせ忙しなく上下に振られている己のペニスへ片手を伸ばす。
そして鈴口を親指の爪の先で掘り下げ、前後から同時に得る快感に喉を反らせた。



「んあ!あ、あ、っゆ…き、幸村……」

「政宗殿…ご自分でおちんちんを弄って、気持ち良いですか…?」

「きっ…もち、いい……から、もっと、速く…!」

「…正直ないい子だ」



幸村は恋人の要求に応え更にピストンの速度を上げ淫筒の中を貪った。
数度全力での突き上げを受けると、政宗は画面に映る己の姿を眺めながらソファの前にあるローテーブルまで精液を飛ばし、やがて意識を手放した。


























「ん………」



政宗が目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
全身の汚れは丁寧に拭き取られたのか、痛み以外に特に違和感は無い。
傍らからごそごそと音がしてそちらへ顔を向けてみれば、幸村が小さなチェストの引き出しを漁っている。



「おい」

「!!」



ビクリと肩を揺らした幸村の手から、何かが転げ落ちる。
ベッドから気だるい身を乗り出し目を細めれば、それは先日なくしたと思っていた指輪で。



「…おい、幸村。これって…」

「いや、その、これは」

「……まさか、アンタが隠してたのか?」

「と、とんでもない!偶然昨日、ベッドの下で見つけて」

「…………じゃ、今日俺が埋め合わせする必要なかった……よなぁ?」

「っつ……!!」



幸村の頬にいやな汗が流れる。
政宗の目が笑っていない。
散々屈辱を味わわされたのは一体何だったのかこのfuck'n boyという目だ。



「……今度はアンタが一日世話をする番だぜfuck!!!!」

「お、お許し下され政宗殿ッ―――!!!」



次の日曜には椅子代わりに背中に座られ腰を痛めんばかりに思い切り体重をかけられながらも、どこか幸せそうな笑みを浮かべる幸村が居た。



































久々にねちっこく書いた気がしないでもないです。
やっぱりエロは溜めて溜めて我慢して我慢して我慢した末に書くと一番ねちねち書けますね!
でも頻繁に書きたくなるから困ったもんです。


裸に靴下という設定を生かしきれたかちと微妙ですが…これは色々お世話になりまくってしまったR様に捧げまする!



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