木の葉では毎年秋に大運動会が催される。
今度五代目に就任した綱手様は、背中に背負った文字が尽く好きなお人で。
それに類似したイベントもお好きだったりする。
夏のように暖かい春の日に行われたのは、かくれんぼ。
某テレビ番組のマネだ。
鬼は下忍三人一組が数組。
木の葉中に散らばった上忍を探し出すゲーム。
賞金は番組と同じく百万両。
上忍一人に付き、十万両だ。
だが、里もそんなに裕福ではない。
スタートから五分毎に賞金は目減りする。
だけど見つけた忍、大抵教師や先輩に当たるのだが、修行を付けてもらえる事から下忍達の士気も上がったりするわけで。
直属の師以外と稽古をする機会なんて、あまりないからだろうけどね。
上忍は見つかれば休日返上の稽古と、サービス任務が待っている。
そう、サービス任務よ?
依頼料で賞金を賄おうってんだから、ヒドイ話よね。
見つからなければ有給休暇が貰えるんだけど。
絶対、負けられないデショ。
そしてオレは、後輩から種を一つ頂いた。
そう、貰ったのだ。
決して上手く丸めこんで奪ったのでないと言っておこう。
捜索範囲は里の障壁内。
民家と商店、死の森は対象外となる。
それ以外ならば何処に隠れても良い。
制限時間は約三時間。
下忍達が対応出来るであろうトラップは仕掛ける事が出来る。
そしてラスト一時間はチャクラ使用禁止。
これは上忍だけに対応されるルールだ。
攻撃系の忍術は全忍使用不可だが、幻術や身を潜める術は使えるからね。
最後はそれを取っ払おうって事だろう。
それからまだあった。
使役動物と、日向一族の白眼も使用禁止。
これを使われちゃ〜ね、上忍だって見つかっちゃうもの。
白眼使うと警報が鳴る何かを持たされているらしい。
ま、オレが話しておきたいのはゲームの行方でも勝敗でもなく。
どんな風にその時間を過ごしたか。
重要なのはそこ。
ん?勿論見つからなかったよ。
気配を消すのはプロだから。
チャクラを使えないんなら、頭を使わなくちゃね。
そして有給休暇はオレもの。
さて、オレがどんな風に楽しんだか、少し巻き戻して、スタート直後からお伝えしようか。
上忍は十名。
スタートの十分前に各方面へ散った。
誰かと一緒に隠れちゃいけないなんてルールはない。
約三時間、一人で過ごすのも悪くはないが、メンバーの中に自分の恋人が居れば一緒に動くでしょ。
オレはと一緒に演習場の林の中へ入って行った。
「カカシ、何処に隠れようか?土遁でも使う?」
「あのさ、ちゃん」
「なーに?」
「なんで今日はそんなに露出度高いの?」
いつもはオレ達と同じ忍服を着ている。
でも今日は普段着だった。
「だって、お祭りっぽいし、暑いんだもん。一応ホルスターは付けてるよ」
くるりと回ってオシリを見せて。
フリルのスカートは太ももを半分しか隠していない。
上はキャミソール一枚。
丸い胸はが動く度に揺れてる。
「ま、普段着も良いけどね」
というか、実にイイ。
オレ、狼さんになっちゃいそう………。
「で、カカシ。どんな術にするの?」
オレの前に近寄って、首を傾げたりしちゃって。
胸の谷間がね、オレを誘っているように見えるんですケド。
「コレね、使おうと思って貰って来たのよ」
オレはポーチの中から一粒の種を取り出した。
「コレってテンゾウの?」
「そうだよ」
「奪い取って来たの?」
「だから貰ったんだって」
「無理やり?強引に?それとも言いくるめて?」
「あのね、ちゃん。そんなにオレを悪者にしたいわけ?」
「いえ、別に〜〜。でもさ、カカシが使えるの?」
「そういう風にして貰ったの」
「ふ〜〜〜ん。して貰ったのね」
やけに“貰った”を強調するじゃないの。
ちゃんと貰ったって言ってるじゃないの。
どーしてオレを信じないのかねぇ。
決めた!
この中でゆっくりしようと思ったけど、お仕置き部屋にする。
丁度良く、オレを煽る服装なんてして来たしね。
それを他の男も見るんだって事、解ってる?
オレって結構、ヤキモチ焼きなのヨ。
「どうやって使うの?」
はオレの手のひらにある種を覗き込んだ。
「ちゃん、手出して」
「ん?うん」
差し出されたの手のひらに種を乗せて握らせる。
「芽が出る所を想像して、チャクラを練ってごらん」
「うん」
すると。
手の中で種が動いたのだろう。
びっくりした顔のが手を開くと、発芽した種は一気に成長を始め地面に落ちた。
根付いた種が急速に大きくなり、みるみる内に大木へと変化していく。
「すごい!!」
「この中に隠れようと思ってね」
「そんな事出来るの?」
「出来るよ。これはシェルターの変わり。木遁はアイツの専売特許だけど、こうやって使えるように改良しているのもあるんだよ」
「へ〜すごいね。テンゾウの作る家とか、野営中すっごく便利だもん」
そうやってアイツの事は褒めるワケ……。
へぇ〜。
「まだ試作品だからね。実験も兼ねてオレが名乗り出たの」
「そうなんだ。私ってばてっきり……」
「てっきりってナニヨ」
「いえいえ、なんでも」
笑って誤魔化すは、大きく育った木を眺めている。
「でもどうやってこの中に隠れるの?」
「木に触ってごらん」
は目をパチクリさせながら、オレの言う通りに従った。
そこに出来たのは一枚の扉。
「わ、ドアが出来た!」
「その木はね、のチャクラを吸収している間、ずっと枯れずにいるよ。少しの乱れなんかは平気だけどね」
これはオレの吐いた嘘。
チャクラを吸収してたら、休めないじゃない。
この種には予めテンゾウのチャクラが練り込まれている。
発芽の切欠、封を切ってやれば育って、ある一定時間は保たれる。
だけどは試作品と言ったオレの言葉もあってか、そんな矛盾点に気付きもしない。
しかもなにやら嬉しそうだ。
「なんか凄いね。物語みたい」
「じゃ、中に入ろうか」
「うん」
オレが先に入って、彼女を促して。
がドアを閉めると、扉はスっと消えた。
「あれ?消えちゃったよ?」
「大丈夫。出る方法はあるから」
「ふ〜ん。ねぇ見て見て、小さい穴があるよ。外からじゃ分からなかったのに」
「そこから外の様子が見えるんだよ。マジックミラーの原理かね。外からその穴は分からない」
「便利だねー」
木の中は二人が立つ程度の広さ。
閉所恐怖症の忍に会った事はないが、そんな症状を抱えた者が入ったとしたら、そう長くは持たないだろう。
幸い二人共、狭い所は平気である。
「」
オレは耳元で名前を呼んで、後ろから彼女を抱きしめた。
「ん〜な〜に、カカシ」
甘えるオレにも満更ではないようだ。
「この服カワイイネ」
「ありがとう」
「でもさ、胸の形がはっきり分かるよ、この服」
ピッタリとしたキャミソールは、の身体の線を強調させている。
丸くふくよかな胸。
大きく開いた胸元から見える谷間がオレを誘う。
左右から手のひらを這わせ、その丸い淵を摩る。
「……カカ…シ?」
「こんな服着て来て。触ってって言ってるようなもんでしょーよ」
反論の言葉が出る前に、の唇をキスで塞いで。
オレのペースに引きずり込む。
唾液の混ざり合う音をたてて、オレの舌はの口内で荒れ狂う。
「……ハァ……んっ……」
一度放しても、また深く貪って、オレの体に首を預け始めたの胸を激しく揉んだ。
両手に覆われたの胸は、ウエーブを刻む。
キャミソールの中へ手を入れて、ブラを引き下げれば、ピタリと張り付く生地はの乳首が立っている事をオレに知らせた。
「ねぇ、ちゃん。此処立ってるよ」
両方の乳首を後ろから摘まんで転がせば、は腰をくねらせながら喘ぎ声を上げた。
「気持ちいいの?。乳首弄られて」
「あっああん……そんな風にしたら、だめぇー……」
「ん〜?どうして?」
意地悪く聞いてみた。
ツルツルとした布越しに弄られるのも、また気持ち良いらしい。
指や爪がよく滑るからかねぇ〜。
乳首の周りを中指で擦って、乳首を穿るように引っ掻いて。
硬くなった所を指先で弾く。
「気持ち良くって……濡れてきちゃう……」
「そっか、濡れちゃったら困るもんね。先に外しておかないと。は濡れやすいからね」
感じるからやめてほしい。
そうは採らない、オレのご都合主義。
スカートの裾から手を滑り込ませて、覆われた部分を弄れば、そこはもう熱を伴い湿っていた。
御あつらえたように、紐で結ばれているショーツの片側を解く。
解いただけで、そこには触らず、オレはまた乳首を責め立てた。
もじもじと腰を揺らすの姿が可愛い。
キャミソールをたくし上げて、の胸を曝け出せば、彼女は小さく叫び声を上げた。
「段々、厭らしいカッコになっていくね、」
ピッタリとした服は、一度上げてしまうと下がって来ない。
これも悪戯するには便利だ。
のおっぱいが、大きいっていうのもあるけどね。
大きくて、やわらかくて、敏感で。
最高だよ、ちゃん。
「それは、カカシが、させてるんでしょ……はぅ!!あぁあん」
そんな風に言ってるけど、全くイヤそうじゃないよね。
だからもっと気持良くさせてアゲル。
「あっ、あん」
剥き出しの胸を大きく揉んで、乳首を捻って、首筋を舐めて、耳にしゃぶり付く。
ねぇ、エッチな音が聞こえるでしょ?
これからのアソコが出す音とすごく似てる。
ぴちゃぴちゃってね。
太ももを擦りながら上がっていくオレの手を、は受け入れた。
草に覆われた土手を揉めば、中心の溝の位置にあるオレの中指はの愛液で濡れてくる。
溝に入り込んで、上下に擦れば、愛液が全体に行き渡った。
「すごいね、ちゃん。もうびちゃびちゃじゃないの」
たっぷりと愛液を纏った中指で、の敏感な粒を撫でた。
小刻みに揺らして、円を描いて、そんな時に聞こえた声は、下忍達。
「ったく、今探したって見つからねえだろ」
「土遁とかで地下に隠れているのかしら?」
「そんなモン使うかよ。多少は地面が荒れる。それ位上忍なら分かるだろ」
「そうか、流石シカマルだね」
木の中から伺える外。
コイン一枚分程度の穴が何個か開いているのだ。
「アスマ班が来たみたいだね、ちゃん」
はそれまで上げていた喘ぎ声を抑えていた。
唇を閉じて、たまに目を瞑って。
でも彼らの動向は気になるようで、穴から外を伺ってもいる。
オレは小声でに語りかけた。
「さっきの聞いた?、土遁使うとかなんとかって言ってなかったけ?」
「……んっ……はっ……言いました……」
「だめだねーあの子達に見破られる所だったデショ」
「ごめっ……あッっ………」
「上忍なんだから、しっかりしないと」
で、オレはお仕置きを開始する。
木の内側にあるコブにの片方のつま先を掛けさせて、足を広げ上げさせる。
左手は胸を弄り、右手はくちゅくちゅと音を奏でる。
そして指の動きを速めて、を追い込むのだ。
がイキそうになれば、動きを止めて溝を行き来する。
少し落ち着いた所で、また粒を苛めて追い込む。
「?声は抑えても、こっちの音は消えないねぇ。どんどん大きくなっていくよ」
溢れる其処は、水の音の激しさを増すばかり。
オレが止めない限り、鳴り続けるんだけどね。
「やらしー音だよね。聞こえちゃうかな」
「やだっ……」
「ちゃんとチャクラ維持しないと、術解けちゃうかもよ?したら、のこの姿見られちゃうよね?あの子達に」
「だ……め……んっ、あっ、はぁ……あん!!」
粒と溝を撫でていた中指を膣内に挿入すると、其処は愛液の坩堝。
あったかくって、やわらかくて、ヌルヌル。
触ってるだけでもイキそうな位、気持ち良いんだよね、ちゃんのアソコ。
「すごいよ、ちゃん。ナカ、ぐちゃぐちゃ」
これはゲーム。
とオレの。
彼女は解っているんだ。
チャクラなんて必要ない事も、中の音が外には漏れない事も。
だから、嫌がる素振りを見せつつ、官能に酔いしれている。
だったら、もう少し楽しもうか。
ゆっくりとした挿入を繰り返すと、の腰は大きな刺激が欲しいのか、揺れてくる。
内壁を擦れば、震えながら喘ぎ声を洩らして。
喉を締め付けて洩れる声が、またオレを駆り立てる。
「あーめんどくせえ」
「でもさ、シカマル。賞金は魅力的じゃない」
「まぁな」
奴等の声が聞こえる度に、締め付けてくるの其処。
「ねぇ、ちゃん。さっきからすごく締まってるよ」
「……ャ……っ……ぁ」
イキそうになれば止めて。
また追い込んで。
「チョウジの焼き肉代で消えそう……」
「イノなんか、言った?」
「いえいえ、別に」
「取りあえず、上忍の連中が忍術使ってる間は無駄だ。勝負はラスト一時間だ」
「じゃあさ、どっかでお茶でもしていようよ」
「そーね」
「行こうシカマル」
「ヘイヘイ」
徐々に奴等の気配は遠ざかって行く。
「行ったみたいだね、アスマんとこの」
「はああん!あっ、カカシ……意地悪はやだぁ……」
「意地悪ってなに?」
また内壁を抉って、を昇らせて、寸前の所で指を引き抜いた。
「イかせて……お願い……」
「何でイキたい?」
「カカシの……アレがいい」
「分かったよ、コレでしょ」
忍服のズボンからムスコを取り出して、の柔らかいオシリに宛がった。
「んっ……あぁ……ソレ……ソレちょうだい」
腰をゆらゆらと揺らして、やらしーね、ちゃん。
でも凄くそそるヨ。
オレはトロトロと溢れる愛液を、ムスコに馴染ませた。
「早く……早くいれて……」
「そんなに焦らなくても、今挿れてあげるから」
涎を垂らして、オレを欲しがるの口に、ゆっくりとムスコを沈めた。
「はぁぁぁぁ…………あん」
そしてオレは挿れるだけ。
動く事はせず、の出方を待った。
だってねぇ。
「やだ、カカシ……イかせてよ……」
「だって挿れればいいんでしょ?」
「いれただけじゃ……」
「どうすればいい?教えて」
胸を揉み、肩に舌を這わせて、聞いてみる。
するとは正直に答えた。
「動いて……」
「動いてどうする?」
「あん……もう……はぁ……いっぱい掻き回してェ!!」
「よく言えました。ご褒美たっぷりアゲルね」
そこからのはイキっぱなし。
何回もイってたねぇ。
オレ達にとって、とっても楽しいかくれんぼだったわけ。
勿論貰った有給休暇は、とめくるめく官能の日々に充てるつもり。
温泉にでも行って、今度は芸者さんごっこでもする?……
それより先に今夜もね。
まだちゃんの身体食べてないんだから。
ゆっくり舐めて食べさせてもらうよ。
テンゾウ、ありがとう。
また作ってね。
今度はツタ系の種がいいかな。
出来たらまたカカシに渡して。
だって、まだ、控え目な女の子でいたいもん。
本当の私を晒すのはもう少し経ってからで。
ね、いいでしょ?
また少しだけなら見せてあげるから。
あーカカシにお仕置きして貰う理由は何にしよう。
酔っ払った勢いで、誰かにキスでもしちゃおうかな。
カカシ、ヤキモチ焼きだから、きっと怒るよね。
でも、相手が弱いと洒落になんないし……。
テンゾウ、今度カカシと三人で飲みに行こうか♪
game and set
2008/04/28 かえで
夢の素の如月ケイさんへ別館開通のお祝いに捧げました。
えーと……捧げものなのに、トンデモナイお話。
ですが、快く婿に引き取って下さいました。
改めて、ケイさんおめでとー☆
さて、このお話の矛盾点なんかは、胸の中に仕舞ってねv
え?かくれんぼのルールとかさ。
シチュを楽しんで下されば幸いですv
最後も貴女好みに想像してみて。
テンゾウの種だから、もしかして、もしかするかもでしょ〜?
・じつはテンゾウ一部始終を見てた。
(二人は知ってる or 予想は付くが気配等分からない)
・カカシ先輩にばれるとまずいので、少しだけ覗いた。ヒロインちゃんは知っているor知らない。
・カカシは、少しだけテンゾウが覗いていたのを知っている。
・テンゾウは覗きなんてしないわっ!!
以下おバカ過ぎるのでプチ反転
・遠隔参加方法も視野に入れ改良中。
(媚薬を盛られた場合、敵忍尋問等、応用範囲に期待。くの一限定か?)
↑アホだ……完全に妄想が腐ってる;;
でもこれでぴ〜ん!ときた方、大好きですv