gene 2



 「ごめん・・・カカシ、やっぱり五分頂戴。汗だけでも流させて。」
 「いいよ。そのままで。」
 「・・・でも・・・ね。」
 「分かった。」
 
 カカシはを床に降ろすと、ベットに腰掛け、名残り惜しそうにの腕に自分の腕を絡ませる。

 「すぐ戻ってくるから。」
 「ああ・・・。」

 はカカシの腕を静かに解き、浴室へと向かった。


 浴室からシャワーの音が聞こえ始めると、カカシの脳裏にの姿が浮かぶ。
 甘い唇と、柔らかな肌。
 そして自分の愛撫に甘美な声で応える

 一度浴室で己の欲望を爆発させているのに、カカシのそれは若竹が伸びるように空を指す。
 腰に巻かれたタオルが与える刺激ですら、熱さを増し、新たな刺激を求める。
 はちきれそうに隆起したそれは、痛みにも似た感覚を与える程敏感で、
 カカシは熱い吐息を漏らした。




 「・・・カカシ。ごめんね。」

 がバスタオル一枚を体に巻き付け、戻って来た。

 「大丈夫?すごく辛そう・・・。」
 「大丈夫とは言いづらい状況だけどね。」

 はカカシの前に立ち、頬を両手で包み込み、口付ける。
 触れるだけの口付けから、すぐに濃厚な物へと変化する。
 唇を開き、カカシの舌がの口内を弄り、舌を捕らえると絡みつけた。
 カカシの口内はとても熱い。

 の腰に添えてあったカカシの手が、バスタオルを床に落とすと、は一糸纏わぬ姿となった。
 窓から薄っすらと差し込む月明かりだけが、の体を照らす。
 見事な曲線を描く体。
 
 左右から膨らみに手を沿え、中心へと移動するように手を動かすと、
 の胸はカカシの手の中で形を変える。

 「・・・ん・・。」

 塞がれた唇から、僅かに吐息が漏れた。
 両手で胸を覆い、人差し指と、中指の付け根に先端部分を挟み、撫で上げる。
 時折伝わる先端からの刺激が下腹部に伝わり、潤い始めた。
 二本の指で胸の先端を摘むと、甘い喘ぎ声と共には唇を離す。

 「あ・・・んっ・・あ・・・。」

 カカシの肩に手を置き、首を仰け反らせる。
 ピンと張った胸の先端がカカシの顔の前に差し出されると、の背に片腕を回し、
 引き寄せ、先端を口に含む。

 「ん・・・あ・・カカシ・・・。」

 片方の胸はカカシの指の腹で挟まれ、圧迫される。
 もう一方は肌質と色の違う部分に円を描きながら舌を這わせ、
 時折先端を舐め上げる。
 何時もより熱いカカシの手と口による愛撫は、の体温を上昇させる。

 「カカシ・・・熱い・・・。ん・・・あ・・。」

 左右同じように愛撫を繰り返すと、今度は軽く歯を立てる。

 「ん!あぁ・・・」

 軽い痛みの中に交じる快感に、腰が疼く。

 の胸を愛撫していた手が、腰をすべり落ちた。
 太ももの内側のなぞり、上下に動かしながら、含んでいた先端から口を離し、
 さらにを引き寄せ、胸の谷間に顔を埋める。
 そして、蜜の滴る場所へと手を差し入れた。

 「はあ・・あ・・・んっ、あ・・」

 壁にせき止められていた蜜は、カカシの指が侵入した事で溢れる。
 内側の壁に沿って中指を動かし、親指に蜜を絡ませ、突起を軽く押す。

 「や・・・ん・・あ・・あ・・だめ・・・カカシ。」
 「ん〜何で?」
 「・・・最初にカカシを・・・気持ち・・良く・・させてあげるの。」

 はカカシの足の間に座り込み、隆起した物を口に含んだ。

 「ぅ・・」

 唇を窄め上下に動かすと、カカシが僅かに腰を引いた。
 唇を離し、舌先で舐め上げる。
 その仕草が艶かしく視覚を刺激する。

 「・・・待って。」

 の脇に手を入れると抱き寄せた。

 「ん?どうしたの?気持ち良くなかった?」
 「その逆。気持ち良くて、このままじゃ、いっちゃうでしょ。」
 「良いよ。」
 「嬉しいけどね。」

 既に何度も達しそうになった。
 このまま達してしまえば、の体を汚してしまうという、カカシの気使いだったのかも知れない。

 「の中に入りたい。」

 カカシはそう言うと、をベットに横たわらせ跨る。
 甘い唇を味わい、の足の間に膝を割り入れ、左右に開いた。
 既に十分潤っているの秘部の中に、ゆっくり指を入れると、
 の秘部は柔らかくカカシの指を飲み込む。

 「一回いかせてあげたいんだけど・・・俺ちょっと余裕ないみたい。」
 「大丈夫だよ・・・。」

 が微笑むと、カカシはの膝を立て己を宛がう。
 己に手を添え、の膝に片手を置き、円を描きながら、奥の入り口まで、進める。

 「はぁ・・・ん。」

 そしてゆっくり腰を突き出す。
 先端部分を挿入すると、カカシの動きが止まる。
 上体を倒し、の両脇に手を置き、口付けた。
 迫り来る射精感。

 「・・・良すぎ。ごめんね。かなり早いと思うけど、多分これだけじゃ済まないと思うから。」
 「もう・・・そんな事、言わなくても・・・んあ!! 」

 カカシは一気に腰を沈める。
 内部の暖かい粘膜と、ねっとりとした蜜がカカシ自身を包み込み、奥へと導く。
 その動きは、まるで子宮がカカシを呼んでいる様に。

 も普段より熱いカカシのそれに、溶けそうになる。
 熱い杭がの内部と融合するのではないかと思う程。

 上下に腰を動かすと、カカシのそれは一段と大きさと、硬さを増す。

 「あっ、あっ・・あん。」
 「ぅっく・・・。」

 カカシが僅かに声を漏らすと、それはビクビクと脈打ち、放出した。




 最高の快楽を味わっても、それは冷める事なく、内部に留まる。

 「今度は一緒にいこうね。」

 そう言うと自分の上体を起こし、の足を胸の位置まで上げると、抜き挿しを繰り返す。
 中に留まらなければ、天を指す程隆起したそれは、内部上を刺激する。
 にとって深い快感を齎すその場所は、ざらつきカカシにも強い刺激を与える。

 「はぁっ・・・んっ、んっ、んっ・・・あっ、あっ・・・んっあ・・。」

 カカシが腰を動かす度に、の体は上下に動く。
 薄っすらと汗をかき、頬が上気する。
 足を肩に掛け、の体を二つ折にし、激しく腰を打ち付ける。
 しんと静まりかえった部屋にの喘ぎ声と、カカシの息使いに交じって、
 官能的な水音が響く。

 「カカシ・・・もう・・・んっ、あ・・い・・く・・・。」

 大きく息を吸い込み、迫り来る快感に身を預けると、の内部はカカシを締め付ける。
 持続する強い締め付けに、摩擦力が増し、カカシのそれも熱く、硬くなっていく。
 の体がビクン、ビクンと震え、内部が収縮を繰り返すと、
 カカシのそれも応える様に、脈打った。




 繋がったまま、足を降ろし、髪をかき上げながら、余韻に浸るに口付ける。
 今だ収縮を繰り返すそこから、内部に溢れた蜜達が流れ出した。

 二度、三度の放出でも冷めやらぬそれは、熱さと大きさを保ったまま。
 腰を僅かに動かすと、一度頂点に達した秘部は、敏感に反応する。

 「ん・・・あっ・・・カ・・カシ・・・。」
 「ごめんね。が綺麗だから、ついね。」


 もう、薬のせいだけじゃない。
 自分だけに差し出される体。
 自分だけに見せる表情。
 自分に応えるが愛しくて、何度も、何度も求めた。


 を横に向かせ、挿入を繰り替えす。
 角度を変え何度も貫く。
 
 「あっん、あ、あ、あ・・ん・・ああ。」

 の腰に添えてあった手が秘部の壁を摩った。
 
 「んああ!!カカシ・・・だめ・・・」
 「何がだめなの?」
 「刺激が・・・強・・すぎ・・・ああ!!」

 そして突起を捕らえ軽く円を描くように滑らせる。

 「カカ・・シ・・・私、もう・・だめ・・おかしく・・な・・ちゃう・・。」
 「おかしくなってよ。俺に見せて。」
 
 深い挿入と、突起による刺激の両方受け、は高みに登ろうとしていた。

 「ん・・・あっ・・ああぁ・・・いい・・。」
 「気持ち良い?」
 「はあ、あっああ・・・ん・・」
 「もっと聞かせて、の声。」
 「カカシ・・・あん・・・気持・・ち良・・い。・・もう・・」
 「いきそ?」

 の内部が締め付けると、カカシは突起を強く圧迫する。

 「ああ!!・・・・い・・く・・。」
 「おいで・・・。」
 「は・・・はぁん・・・くっ・・ん、ん・・・」

 が絶頂を迎えると共に、カカシも至福の瞬間を味わった。




 一つだった体を二つに戻し、を腕に抱いた。
 
 「・・・、愛してる。」

 額に口付けを落とすと、余韻から覚めたが「私も・・・。」
 と小さく囁き、眠りに落ちる。


 ありがとう、という言葉は少し違うかもしれない。
 だから、代わりに愛の言葉を伝えた。


 ・・・心から愛してる。


 そしてカカシも心地よい睡魔に身を任せた。


 



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BGM  神の言葉