NOVEL / COMMENT

週末は命懸け第四話「慟哭」について

2001/07/19 (THU)

 「慟哭」。誰の、って言えばたぶん主役二人の。
 久本郁也は双子座。自由を愛する星座で、追い掛けられれば逃げるタイプ。しかし逆に逃げられると追ってしまう又は気になってしまいます。中原龍也は基本的には押しのタイプ。相手の全てをがんじがらめに束縛したい質で、この点が自由を愛する双子座に疎まれますが、同時に彼は自分の内面をとても押し隠したい質。キャラ設定時点で誕生日や血液型を設定したので、展開は比較的楽に展開するような気がします。厳密に設定したので。キャラの行動で迷う事は無いです。……まあ一番恐いのは誤字。一度UPしてから慌てて直してたり。二名様程訂正前の物を見てる可能性アリです。…いや、これだけに限らず誤字脱字は幾らでもありそうだけど。……見つけ次第訂正します……。
 中原静養と称して肉体労働。鉈がこの世でもっとも似合う男(それは言い過ぎ)。貴明様の『ご意向』ですが。ちなみに『別荘』は自家発電機能を持っていますが、それはヘリポートの運営の方に殆ど回されていて、最小限の電力しか無かったりします。貴明様は文明的な電化製品が実は苦手(…はは…)だったりするので、そういう物が一切無い空間が欲しかったと思います。あと、意識的に作られた「無人島的別荘」が欲しかったと。まさに貴明様好みの空間と思われます。そして人を使って食事の支度させるんだね。自分は椅子に座ったまま。豪奢な物を好むと同時に、シンプルな物を好む支配者。
 「鷹森」の影。実は六話「報復」で終わらせようと思ってますが(第一部)何となく終わるか心配に。と言うか終わっても六話が異常に長くなるのではという不安が。まあ「光の当たる場所」よりは短いと思われますが。
 この話は更に郁也の特異な倫理観が披露されます。郁也の視点では、郁也以外の周りの方が『異質』なように描かれてますが、実はその筆頭は自分自身だという事に気付いてないのです…。更にこの傾向は回を追う毎に強化されて行く訳ですが……。
 しかし一番可哀相なのは昭彦(心の中の愛称あっきー)です。どんどん可哀相な立場に追い落とされて行くのですが。あまりに不憫なので第二話では大活躍ですが。ところで、「コレ本当に「Boys Love」なの?」と言われそうなオチな気が。でも筆者本人はあくまで定義はソレです。

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