NOVEL / COMMENT

週末は命懸け第三話「観察者」について

2001/07/19 (THU)

 観察者。これまでの中では一番楽しんで書いた話。五日間くらいで書いて翌日プリントアウト。特に楽しかったのは第三話と五話。この回は郁也の基本概念が更に描かれ、あと中原との関係にも変化を起こすきっかけになります。郁也の心が変化するきっかけにも。 それから皆に嫌われるかも知れないお気に入りキャラ、金山律(心の中の愛称りっちー)が登場する話でもあります。と言うか、たぶんそう言ったら「これがお気に入りキャラなの?!」と言われそうです。それよりも「お気に入りキャラの扱いがコレ?!」かも知れないですが。人様が律をどう思うか、については凄く気になっていたりします。ちなみに律のキャラのコンセプトは「肝心な所で詰めの甘い男」「画竜点睛を欠く」です。器用貧乏。バカなくらいひたむき。自分としてはそういうバカなところがお気に入りだったりしますが。そのうち外伝を書きたいな、と思いつつ。律の内面を描いてみたいな、と。たぶん律の方がBL向きなキャラな気が。男性遍歴結構凄いし。
 ネタバレになりますが、律がもし女の子だったら死なずに済んだか?と言えばたぶんそうですが、その場合中原には出会わず、郁也に接触する事も無かったと思われます。しかしこの回でバレるのは郁也がとんでもないナルシシストという事ではないだろうか、と思ったり。……本人は否定するだろうけど。

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