NOVEL / COMMENT

疑似現実(ヴァーチャルリアリティ)について

2006/05/09 (TUE)

 この物語のプロットを作成したのは約十年前でした。その当時はまだBLではなく、黒木はマッドサイエンティストかつ超人迷惑な男で、所構わず相手を口説いたり卑猥な発言しまくるセクハラ男(でも美形)でしたが、ものすごくヘタレでした。BLになったのがいつ頃か、ヘタレがいつの間に鬼畜になってしまったのか、全く記憶にありません。カナは性別が女の時も男になってからも、性格はほぼあのまま(素直で強気)です。とは言え、初期プロットでは黒木がヘタレだったので、毎回のようにカナが黒木を殴り飛ばすシーンが挿入されていました。現在ではとても有り得ない光景ですが。
  カナの設定も、 黒木の設定も、初期プロットから基本的なところはおおむね変化していません。しかし、BLにプロットを変更した際に、「ヴァーチャル空間で変態的なプレイだけをする」という縛りを入れたために、黒木がヘタレ攻めから鬼畜攻めになったのだと思われます。何故ならヘタレ攻めと強気受けでは、受けに変態的なプレイを強要する事は半ば不可能、あり得たとしても、ヘタレ攻めの「泣き落とし」「おねだり」以外では難しいからです。つうかなんで「変態的なプレイ」限定なんだよ、とか思ったりしますが。何故こんなコンセプトを付け加えたのか、当時の記憶がほとんど無いので、不明です。素面で酔っぱらいでもしたのだろうか、とか。
  カナの名前は[かなう]です。孤児なので、名字は無し。黒木[くろき]の名前はその内本編に出す予定ですが、幸宏[ゆきひろ]です。割と普通。
 第一話は「女装」「閉鎖空間」「屋外」「学校の屋上」「着衣のまま」です。第二話は「宇宙空間」「宇宙船内」「無重力」「異星人(黒木扮する)」「触手」「拘束」です。つうかなんでもアリだな、とか思いつつ。コレで行くと初回が一番まともな気がしますが。ネタが尽きる前に皆様のリクエスト(プレイに関する)のアンケート取るかもです。

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