題「The wolf that you eat me(貴方は私を食べる狼)」後編
 一護の場合。
剣八に深く口付けられ、翻弄されていく一護。
「ん、んふ・・・あ、んふ、ぅ・・・」
口付けながら一護の燕尾ジャケットを脱がせていく剣八。
「ん!んん・・・っ!」
片方残ったハイヒールを脱がせ、部屋の隅に投げるとそのまま背中を撫であげた。
「ふぅっん!」
背中のジッパーを下げていき、上半身を露わにさせていく。口付けは首筋に移り、跡を付けては下がって行く。
「ん、あ、あ!」
柔らかい乳房を揉みしだき、その頂きにある小粒を口に含む。熱い舌で転がし、吸い上げ、軽く歯を立てた。
「あっ!ああっ、剣八ぃ・・・!」
目の前にある剣八の着物に縋りついて甘い声を出す一護。剣八の手が下肢へと伸びて行く。
バニースーツの上から撫でられ、もどかしい快感に身を捩る一護の身体を反転させ、その項にかぷりと噛み付き、チュッチュッとリップノイズをさせながら背中を愛撫していく。
「あ!ああ・・・あうっ!」
背を反らし、浮き出た肩甲骨を強く噛むとビクッと慄き、ふるふると震えるその姿に喉を震わせ笑う剣八。
歯形が赤く浮かび上がるとそこに丁寧に舌を這わせ、ちゅうっと吸った。
「あ、あうう・・・」
ゆらゆらと揺れる腰に気付くと、
「どうした一護?腰が揺れてるぞ?」
ククク、と意地悪く笑いながら太股に指を這わせた。
「は・・・!あああ!わ、分かってる癖に・・・!」
涙目で振り向く一護に、
「さぁて、なぁ?」
と嘯き、円みを帯びた尻を撫で、その肉に噛み付いた。
「あん!」
スーツの脇から指を入れると其処は既に熱くぬかるんでいた。
「お・・・、濡れてるな」
くちゅ・・・、と音を響かせ指を動かす剣八。
「あ!あ!んん!や、やあぁ!」
「厭だつってもなぁ?もうヌルヌルじゃねえか」
スーツをずらすと網タイツの上から舐め上げた。
「ひぃいん!あ!あ!」
じゅっ!くちゅ、ぐちゅ、じゅるる!と愛液を溢れさせるそこを愛撫しながらタイツを破いていく剣八。
ビッ!ビィッ!ビリリ!と音を響かせ破かれていく黒いタイツからは白い太股の肉が覗いている。ムッチリとはみ出ている肉に興奮し、目を細め、舌舐めずりをすると一護を追い詰めていく。
指で肉唇を広げ、舌を押し入れようとするがタイツが邪魔で入らない。それを楽しみながら、空いた片手で胸を揉んでやる。
「きゃう!あ、ああん!イク・・・!もう!イッちゃう・・・!んんあああーっ」
ブルッブルッと身を慄かせ、達した一護。その瞬間、ポンッ!という音と共に白いウサギの尻尾が弾け飛んだと思ったら目の前に見慣れた金色の狐の尻尾が現れた。良く見るとあらかじめ衣装に切れ目が入れてあり、尻尾が出て来れる様に細工してあったようだ。
「は!用意の良いこった」
「どうしたの・・・?剣八ぃ」
気だるそうに振り向く一護の頭には耳も出現していた。
「何でもねえさ」
と口付けてやりながらウサギ耳のカチューシャを取って投げ捨てる。
「ん・・・、あ、耳・・・」
「邪魔だろ?」
と言いながら局部の布を破いた。
「あ・・・!」
「クク・・・」
着物の前を肌蹴け、下帯を取り去ると痛いほどに滾っている自身を取り出し、スーツをずらし擦り付ける。
ぬるぬる、くちゅくちゅといやらしい音を響かせる其処はぬかるみ、ヒク付いては飲み込もうと蠢いている。
「ん、ん、けん、ぱちぃ・・・!早、く!」
期待に待ち侘びる其処からは新たな蜜が滴り落ち、奥まで突いてと淫らに強請るように腰を揺らめかせた。
その期待に応えるべく、熱杭を捻じ込んでいった。
「んああぁあ!あ!あーっ!」
背を撓らせ、待ち望んだ快感を甘受する一護。ずぷぷぷぷ、と奥まで納めると腰を掴み直し、引き抜いては最奥まで貫いた。
「あ!ああ!んあん!あっ!あっ!あっ!」
「一護・・・っ!」
「ンンッ!剣八・・・ぃっ!ああんっ!あう!ああう!イク!ああ!イく!イッちゃ!んああぁー・・・!」
「くうっ!」
どくりと熱い精を吐き出した剣八。
「あ、あ、う・・・う!」
腕に力が入らなくなり顔から蒲団に突っ伏した一護の中から抜き取り、仰向けにさせた。
「一護・・・」
名を呼びながら覆い被さって来た剣八が一護に口付けた。
「まだまだイけんだろ?」
そう言って笑う剣八が着物を未だに羽織っているのが気に入らない一護が震える手で着物を脱がせていく。
「俺、もう脱ぎたい・・・。ね、もうこれ脱がせて?じゃなきゃ・・・」
「もう終いってか?」
こくん、と頷く一護に、
「もうちっと楽しみたかったんだがなぁ?んん?」
ビリィッ!とタイツを豪快に破いていく。
「あん!早く脱がせて?こんな布で邪魔されたくないの・・・!剣八の膚に触れたいのに!」
「お前はよぉ・・・!」
「お願い・・・」
甘える一護の願いを叶えるためにバニースーツとタイツを性急に脱がせていく剣八。

 一護を素っ裸にし、自分も裸になった剣八。お互いの肌を密着させ、抱き合いながら深く口付けていく。
「ん、んあ・・・ん」
剣八の逞しい胸板に押し潰される一護の柔らかい乳房。もじもじと膝頭を擦り寄せる一護の足を開き、再び自身を沈めて行く。
「あ、ああ・・・んん」
「一護・・・」
「ん、剣八、好き、ん、ん、愛してる・・・」
ちゅ、ちゅ、と啄ばむ様なキスを繰り返す一護を抱き起こすと胡坐の中に納めた。
「あ!ああっ!ふ!深ぁい・・・っ!」
「コレも好きだろうがよ?」
「うん!うん!気持ち良いよぉ!剣八、らいすきィ!」
「ああ・・・俺もだよ・・・」
剣八の首に腕を絡ませ、抱き付く一護
「う!あ!あ!奥!すご!当たってるよぉ!あっ!あっ!おっ、おかしくなる!なっちゃう!」
容赦なく子宮口を穿たれる快感に涙を流して啼く一護。
「なれば良いっていつも言ってんじゃねえか・・・!俺が居るんだからよ!」
「きゃあううん!んん!んん!くふう!んんっ!んっ!んーーっ!」
剣八の肩に噛み付いて達した一護。一拍遅れて剣八も達し、子宮へと精を注ぎ込んだ。
「あ、あ・・・、熱いの、来た・・・」
「くく・・・!孕むまでヤるか?」
ねろぉ・・・、と耳を舐める剣八。その熱い吐息に耳を震わせ、
「ふきゅぅ〜ん・・・」
と啼いて見上げる一護。
「・・・」
「あ!お、おっきくなったぁ・・・!」
その表情に煽られた剣八が一護の胎内で復活し、結局朝まで許してもらえなかった一護。
 翌朝、蒲団から起き上がる事が出来ない一護が、
「もううさぎにはなりません」
と呟いたのを聞き逃さなかった剣八が、
「は!うざぎだろうが狐だろうが残さず喰ってやるから安心しやがれ」
と言いながら一護の髪を撫でてやった。

 白の場合。
京楽に押し倒された白。
「ん!春水・・・」
「ふふふ、可愛いね。白」
柔らかい乳房に吸い付き、赤い跡を点々と付けていく京楽が落ち着きなく腰を動かしている白に気付いた。
「ああ、尻尾が痛いのかな?」
と抱き起こし、背中から抱きしめ胡坐の中に納めてしまった。
「あっ!」
後ろから胸を揉みしだく。
「んふふ、や〜わらかい」
「ん!ふぅ!」
揉まれていくうちに頂きにある小粒が自己主張を始めたのに気付いた京楽。
「あ、勃ってきたねぇ」
するりとスーツの中に手を忍ばせ直に揉んでは摘まんでやる。
「あ!やぁっん!」
「嫌?嫌じゃないよね、白・・・」
ちゅ、ちゅ、と白の耳にキスをし、甘噛みしていく。
「あぁっ!」
背中のジッパーを下ろしていくと白の胸を全開にした京楽。
「あ!春水・・・!」
「良い眺め・・・」
両方の乳首を指で挟んで捏ねてやるとビクン!と跳ねる白の身体。
「あ!あ!んんん・・・!」
網タイツを穿いている足は滑りが良く、蒲団の上で踏ん張る事が出来ない。
「やぁ・・・!しゅん、すい!」
「ん〜?なあに?」
首筋に舌を這わせ、ドクドクと脈打つ血管の上に吸い付き、赤い跡を付ける。
「あう!」
モジモジと膝を合わせる白に気付くと、
「コッチが寂しい?」
とバニースーツの上から秘部を撫でていく。
「あ・・・」
すりすりと繰り返し撫でていくと指先の布が湿っていくのが分かった。
「あれぇ?濡れてるの?白うさぎさん」
「う、う・・・」
「ねえ?」
指を押しこむと、ぬかるんだそこはたやすく指先が沈んだ。
「あう!」
「服着たままで濡らしちゃったの?や〜らしい・・・」
ちゅ、と濡れた指を口に含む京楽。
「うう〜!春水のあほ」
うっすらと涙を滲ませた目で睨むも効き目は無かった。
「ふふふ・・・ひどいなぁ・・・」
白の身体を正面に向けると足首を掴んで足指を口に含んだ。
「ああ!それやだ・・ぁ!」
「そう?でも気持ち良いでしょ?」
れろぉ、と足裏に舌を這わせ、親指を軽く噛み、足の甲に口付けた。
「や、や、だめだ・・・春水・・・!」
「んん〜?なにが?」
「だって!」
「そんなに嫌なの?」
うんうん!と頷く白に、
「じゃ、止めてあげる。その代わり・・・」
足を解放するとそのまま白の秘部に顔を埋めた。
「ああ!あっ!」
布の上から舐め上げ、唾液と愛液でぐしょぐしょにしていく。
「ひ、ひ!だめ、だめ、しゅんすいぃ・・・!」
京楽の頭を押さえ、離れようとするも足が滑って上手く行かない。京楽は布の上からでも分かるくらい固くなった肉芽を舌で転がし、じゅうう!と吸い上げた。
「ひぁあ!ああぁあん!」
その刺激で達したのか、くたりと白の身体が弛緩した。
「イっちゃった?」
「ひっく!うう〜!」
「泣かないでよ。まだこれからなんだから・・・、ね?」
言うや否や、網タイツをビリビリに破いてしまった。
「ひっ!しゅ、春水・・・?」
「んふふ、色っぽいね」
破れた黒いタイツからはみ出る白の肌。透き通る様に白い肌と黒いタイツのコントラストに否応なく興奮する京楽。
「ムチムチしてて美味しそう・・・」
「え?あ!あう!」
白の太股の肉に噛み付く京楽。ギチギチと歯が食いこんで薄らと血が滲んでいる。
「美味しい・・・」
「しゅ、しゅんすい・・・!」
怯える白に構う事無く、タイツの局部を破くと指を入れていった。
「あ、あ!」
「わあ、ぬるぬるで奥まで入っちゃうね」
中で指を曲げると指先に触れるしこりをぐりぐりと刺激していく。
「ひぃん!んあ!あっ!あっ!そこ!あ!あ!あーーっ!」
ぷしゃあ!と潮を噴いて達した白。ぽん!と白銀の尻尾が飛び出し、頭にも耳が出ていた。
「やっといつもの白に戻った・・・」
ちゅ、ちゅ、とキスを繰り返すとカチューシャを外し、バニースーツも脱がせていった。
「白、白・・・」
「ひっく、しゅ、しゅんすいぃ・・・」
「ああ・・・愛してるよ、白。君はいつもの姿のままで居ておくれ・・・。あんな姿、他の奴になんて見せないで、僕の白・・・」
「うう、春水、春水・・・。もういつもみたいに抱いてくれ・・・俺を愛して・・・」
「ああ・・・!ごめんよ、泣かないで。意地悪が過ぎたね・・・。不安にさせてごめんね」
宥める様にキスの雨を降らせると、最後に残った網タイツも脱がせて白を一糸纏わぬ姿にした。
「春水も脱いで・・・」
「うん・・・」
白に深く口付けながら器用に全裸になる京楽。
「ん、ん、ね、もうきて・・・?我慢出来ない・・・!」
京楽に向かって片足を持ち上げる白。
「白!ああ!朝まで寝かせてあげないからね!」
熱く滾った自身を待ちわびる白の胎内奥深くまで納めていった。
「んああぁああ・・・!あ、熱い、おっきい・・・!」
「くうぅ!そんなに締め付けないで・・・!出ちゃうよ」
「出して、いっぱい出して?いつもみたいに・・・ね?」
「白・・・!」
白の腰を抱き締めると京楽は本能の赴くままに腰を打ち付けた。
「あ!ああん!あっ!あっ!すご、い!奥、ゴツゴツ来てるよぉ!」
「白、白、気持ち良いよ!大好きだよ、白!愛してる!」
「あ!ふぁあ!もっとぉ・・・!もっと、言って・・・!春水、好き、好きぃ・・・愛してるよぉ!」
ドクドクと熱い精を白の子宮へと注いでいく。
「んあ、熱い・・・気持ちいい・・・」
「もっとしよ・・・?」
「ん・・・来て・・・」
空が白むまで愛し合い、お互い満足したのだった。

 翌朝、やはり白も起き上がる事が出来ず、嫉妬に狂った夫の怖さを改めて思い知ったのだった。
「やっぱ止めときゃ良かった・・・」
「うん?何が?」
「別に。ウサギだろうが狐だろうが結局食われるんだよな」
「ふふふ!勿論!だって君は僕の、僕だけの極上の御馳走なんだもの!」
「ふんだ!」

 その日一日、旦那に甲斐甲斐しく世話を焼かれる一護と白だった。






13/09/23作 エロのターンでした!一護と白はもう男の身体に戻ってます。旦那’Sの嫉妬ハンパねぇ。
後、バニースーツは細工しなくても尻尾の所までジッパーがありました。ちゃんと見なきゃ駄目ねー。




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