題「クリスマスデート」〜現世deデート剣一編〜
 剣八と一護は食事を済ませると夜の街を散策した。

ジングルベール!ジングルベール!

と街中に溢れるクリスマスソングに寄り添う恋人達。そして街を彩るイルミネーション。
「綺麗だねぇ。皆幸せそう」
「ああ」
「子供達のプレゼントどうしようか?冬だし、コートとか良いよね!十六夜は赤いコート!」
「そうだな、幾望はぬいぐるみか?」
「いいね!どんなのにしようかな〜!」
ウキウキとショーウィンドーの中を覗きこむ一護。
あれも良い、コレも良いとはしゃいでいる。
「5人ともコート買って、後は幾望にぬいぐるみと、十六夜はこのネックレスはどうかなぁ。朔は本が良いかな!」
「グリとノイは?」
「う〜ん、悩むんだよね・・・。新しい木刀とかならアッチでも買えるし、あ!サッカーボールとかスケボーは?」
「ああ、体動かすのは好きみたいだからなぁ」
「じゃ!それにしよう!」
とどんどん買って行く一護。

「あ、これカッコイイ・・・」
「ん?なんだ」
男物の黒いロングコート。
「剣八に似合いそう・・・」
「俺の体に合うヤツあんのか?」
「やっぱり特注になるかなぁ?」
「聞いてみりゃいいじゃねえか」
「うん!」
店の中に入っていく。
「あの、この人に合うサイズで、表のコートが欲しいんですけど・・・」
「少々お待ち下さいませ。失礼致します」
と上品な所作の店員が剣八の体のサイズを測っていく。
「丁度良いサイズの物がまだ在庫にございます」
「ホントに!良かったぁ。それください!」
「ありがとうございます」
ホクホクと手に入れた剣八のコートを持って歩く一護。

「ん、あ、メガネ屋さんだ」
くる、と剣八を振り返った一護。
「なんだ?」
「うん、見てもいい?」
「構わねえよ。お前がかけるのか?」
「ん?剣八だよ。今日のサングラスもカッコいいけど眼鏡も良いと思うんだよね」
「ふうん・・・」
「ね!これは?」
とフレームなしの眼鏡や銀縁の眼鏡を差し出しては剣八にかけてみる。
「俺の目は普通だ。眼鏡かけたら逆に見え難いだろうが」
「そう?ねぇ、これどう?俺に似合う?」
と銀縁の眼鏡を掛けて見上げてくる一護。
いつもより蠱惑的に見えてしまう。
「これ剣八にも似合うと思うんだよね〜」
「じゃあ、度の入ってないヤツ買えば良いんじゃねえか?」
「あ、そうだね!買う!」
とただのガラスが入っただけの銀縁の眼鏡を買った一護。
「えへへ〜。嬉しいな」

二人とも両手にいっぱいの荷物を持ってホテルへと帰る。
「良いお買いもの出来て嬉しいな」
「そうかよ」
ドサドサ!と荷物を置くと、
「疲れたね〜!お風呂に入ろっか!」
「そうだな」
と風呂に向かう。
「うわぁ〜!おっき〜い!あ、もうお湯溜まってる!」
「すぐ入るか」
「うん!身体冷えちゃった」
バサバサといつもの様に服を脱いでいき一緒に入る。
「ほれ、髪洗ってやるからこっち来い」
「うん!」
剣八に髪を洗ってもらい、お互いの背中を流すと湯船に入り身体を温めた。
「ああ、そうだ。向こう出る前にコレ渡されたんだ」
「あん?」
「入浴剤だって。ストロベリー?だって」
「へぇ」
一回使い切りの袋を開け、中身を湯に溶かすとみるみるうちに湯がトロトロになっていった。
「なんでぇ、こりゃ」
「ローションみたいだね」
一護が手で掬っては零している。
「ローション・・・」
お湯で遊んでいる一護の身体を触ってみる。

ぬりゅ。

「ひゃん!」
「ぬるぬるだな・・・」
そのまま手を下へと滑らせていく。
「あ、あん、やぁ・・・」
ぴく、ぴく、と揺れる一護の身体。ゆるく頭を擡げている自身を撫で、更に奥の蕾に指を這わす。
「はん!」
ひくん!とヒクつくそこを撫でまわし、指を入れていく。
「あ、あ、あ、や、熱い・・・」
「出るか?」
「ん、ん」
湯船から出ると椅子に腰かけた。
「こっち向け一護」
膝の上に一護を抱え、足を広げさせる。
ヌルヌル滑る身体では踏ん張れず、全てを剣八に預けてしまう一護。
「あん、気持ちいい・・・」
くちゅくちゅ、と響く音や、胸にも施される愛撫にどんどん蕩けて行く一護。
「や!や!も、イク!」
中の指を締め付けながら白濁を吐き出す一護。

ぬちゅ、と指を抜くとお互いの体にシャワーを掛け、ローションを落として風呂から出た。
身体と髪を乾かしながら、
「お湯、大丈夫かな?」
「1時間で元の湯に戻るって書いてたぞ」
「よかった」

ベッドに入ると、ちゅ、ちゅ、と軽いキスから深い口付けを交わし、先程の愛撫で蕩けている一護の身体をくまなく触っていく。
「あ、あん・・・剣八も・・・」
と既に大きくなっている剣八自身を口に含んだ。
「ん・・!んふ、ふぁ、剣八、けん、ぱち・・・」
ちゅ、ちゅ、くちゅ、ちゅう!
と拙い愛撫を続ける一護。
「もういい、早くお前ん中に入れさせろ」
「あ、うん・・・」
ベッドに一護を押し倒し、熱い杭を蕾に押し当てる。
「ああ・・・」
「いくぞ」
ずぷずぷと蕩けたそこは貪欲に飲み込んでいく。
「あ、ああ!いい!剣八おっきい!熱いの・・・!」
「ああ、お前も熱いし、蕩けてるぜ・・・!」
「あっ!あん!善い!剣八!愛してる!んああ!」
グリッ!と前立腺を抉り、一護を絶頂へ導く。
「ふあっ!ああ!もう!もう!イクぅ!」
きゅうきゅうと締め付ける一護の中に剣八も惜しげもなく注いでいった。

「あ、はぁん!熱いの・・・」
「まだ行くぜ?」
「尻尾出るかな?」
「義骸だからな、出ねえだろうな」
「ふん、変な感じ・・・きゅうン!」
「出なくても気絶するまで可愛がってやるから安心しろ」
「もう、ばか・・・」

宣告通り気絶するまで愛された一護。
いつもの様に湯に入れて清めてやり、ベッドで眠る剣八と一護だった。

翌日、大量の荷物を抱えて瀞霊廷に帰っていった。
子供達のプレゼントは見つからない様に裏口で待っていた弓親と一角に渡して隠してもらった。


第3話へ続く




10/12/30作 エロが緩い気がするんだが・・・。まあ愛されてると言う事で・・・。




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