題「加虐」 | |
薄暗い部屋。はあ、はあ、と熱く荒い息遣いとぴちゃぴちゃと響く濡れた音。 「一護、そこ太腿だよ?もっと上・・・」 「う・・・、ん・・・、んん・・・コン・・・!」 「なぁに?」 コンは立ったまま、俺は座り込んでコイツの足に縋りついて舐めている。ズボンの前を開けただけのコンとボクサーパンツ一枚だけの姿にさせられた俺・・・。 「俺の舐めて感じてるの?やーらしい」 「感じて・・な・・!」 「じゃ、これナニ?」 と足の裏でぐりぐりと踏まれた。 「ひあっ!アッ!」 「イッチャった?やっぱやらしいじゃん、一護ってば」 唇を噛みしめて俯く一護。 「このままじゃ気持ち悪いよね?一護はどうしたい?脱ぎたい?」 「脱ぎ・・・たい・・!」 「んふふ・・・さぁーて・・・、どうしよっかなぁー」 まだ足で踏んでくるから俺はもっとコイツの足に縋りついてしまう・・・。なんで?いつからこんな事に、関係になったんだ・・・。 数週間前・・・。 「なーなー、一護ぉー」 「んだよ、うっせえな」 「ひでぇな、あのさ!あのさ!俺さお前が死神やってる時、おとなしいし良い子にしてるよな?」 「あ?あー、最近はな」 「お前が文句言うからエロ本も持ち込んでないしさ・・・」 「ああ、つかよ、疲れてんだけど。話しなら聞いてやるから身体返せよ」 「やーだよ、ここからが本題なの」 とじりじりとにじり寄ってきた。 「・・・んだよ・・・」 「うん、あのね、もう正直限界なんだよねー」 「なにが?」 「ココが・・・」 と腰を押し当ててきた。 「ううっわっ!離せ!!」 「やだ。ね、慰めて?」 「嫌に決まってんだろ!自分の身体だぞ!」 「自分の身体なんだから気持ち良いとこ知ってんでしょ?それともナニ?誰かにイカサレまくって分かんない?」 ツツッと首筋に残る紅い跡に指を這わせる。 「っ!!」 「自慢のオニイチャンが他の男のおっきなちんこぶち込まれてアンアン泣かされてるなんて」 ふうっと耳の息を吹きかけて、 「可愛い妹達に知られたくないよね?」 「テメェ・・・!」 「そんなに怖い顔で睨まないでよ?俺もそいつと変わんないでしょ?あ、それとも恋人とか?本気にしてんの?」 「悪いかよ・・・、あいつから聞くまでは信じてるよ・・・」 「俺ね、一護のそういうとこ大好きなんだ。でもね、行きたくもない学校に行くのも、周りに合わせんのも結構キツイんだ・・・」 「だからってなんで!」 「分かんないんだね・・・」 と悲しそうに呟くと、 「もういいから、やらせてよ。そっちはすっきりしてるだろうけど俺は溜まってんだ」 まだ死神の姿のままの一護をベッドに組み伏せ死覇装を剥ぎ取っていった。 「やめろ!コン!後悔すんぞ!」 「うるさいなぁ・・・、黙ってないと隣の妹チャン達起きちゃうよん」 「くっ!」 コンは一護の口に猿轡を噛ませ、薄く笑いながら胸板を撫でまわしていった。 「ふふ・・・、綺麗・・・、・・・跡がたくさんだ、あの男だね」 ぎち、と爪を立てた。 「んん!」 「感じた?ああ、さっきだからまだ疼いてるんだね」 れろり、と一護の身体を舐めて行くとその度にびくびくと反応返す身体が愛しくて憎かった・・・。 こんなになるまで慣らされたんだ・・・、一護・・・! するり、と後孔に指を伸ばすと、すぐに収縮を繰り返す。 「うあ、やっらし!誘ってんの?誰でも良いんだ?」 「んんー!んっ!ンッ!」 と暴れ出した一護の中に指を捻じ込んだ。 「ひうっ!うう、う・・・」 「おとなしくなったね・・・。ああ・・・、ヒクヒクしてる、中熱いよ一護・・・」 うっとりと呟いて、顔中にキスを降らせてきた。 それからずっとこの関係は続いている。 「・・・一護?何考えてんの?集中してよ」 グリッと喉奥深くまで咥えさせられた。 「うぐうっ!」 「あぁ・・・、もうすぐイクからね、全部零さず飲んでね?」 「う、うぐううぅ・・・」 ぐっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ。 「ンッ!ああ・・・」 ドクッ!ドクッ!と口内に出されたそれを無理矢理飲み下していく。 「上手くなったね、あいつにもしてやってんの?」 「・・・・・・」 答えないでいると、 「出来ないよねぇ?舐めただけで感じて?ココこんなにしちゃってさ」 コンが足を動かす度に湿った音が響いた。 「うあ!」 「い〜ちご!こっち来て」 とベッドに引き寄せられ後ろから抱き込まれた。 「うふふ・・・、ぐちょぐちょだ・・・、やぁーらしい・・・」 「やだ・・・、もう、ぬぐ・・・!」 「脱ぎたいの?じゃあさ・・・」 パンツの裾から手を入れ、ぐちゃぐちゃと弄ってくるコン。とろとろと吐き出した精液が垂れてきた。 「ここをさ、自分でやって?指入れて、グチャグチャに掻きまわしてイッて?一護のオナニー見せて?」 後ろでヒクついて待っている蕾に指を這わせた。 「や・・・いや・・・」 「出来るでしょ?あの男には見せてんじゃないの?」 「してない!そんなこと言わねえ!」 「・・・ふうん、まあいいや。やってよ。俺ここで見てるからさ」 「え?」 コンは勉強机の椅子に座って一護を見ている。 「何してんの?早くしないと誰か来ちゃうよー?ほらパンツは脱がしてあげるからさ」 精液でぐちゃぐちゃになった一護の下着を脱がすと一護をベッドに転がした。 「さ!やって!」 ひく!と泣きそうになったがコンは譲る気はないようだ。 そろそろと手を伸ばし、ヒクつく蕾に指が触れると、 「ああ!あっ!あっ!」 我慢できなくなった一護は指を3本入れて中を掻きまわした。 「わぁお、いやらしい眺め・・・」 もうそんなコンの言葉など一護の耳には届かなかった。 (これは、剣八の指だ、俺のじゃない!) 「ぁ!あ!いい!んん!そこ、あん!もっと奥ぅ!」 「一護、こっちに向けてよ・・・」 「んああ・・・、んん、んちゅ、ちゅ、くちゅ・・・」 空いた手の指を口に入れ、舐めまわし限界まで舌を伸ばした。 「んんん!も!もうイク!ンッ!ンッ!」 手筒で扱き上げ、先端に爪を食いこませイッた一護。 「んん!あーーーっ!剣八ぃ・・・」 ビクッ!ビクッ!と最後まで吐き出し余韻に浸っている一護の耳元で、 「ここに居るのは俺だよ」 と囁くコン。 「あ・・・」 青くなる一護。 「ふーん、あいつの事考えてイッたんだ?」 覗きこんでくる。 「お仕置き、する?」 「や!嫌だ!いやだ!約束が違う!」 「約束って?」 「最後までしないって言った!だから・・・!」 「でも、もうあいつのこと裏切ってるようなもんじゃん?こんなことまでしちゃってさあ」 ずるっと指を抜いて舐めるコン。 「やめろ!」 「強情・・・!」 といきなり自分の指を突きいれた。 「ひいあ!」 「ほら!やっぱり!感じてる!」 「ああっ!ああっ!いやっ!あああん!」 「もっと奥が良い?それとも前立腺?ねえ!ねえ!」 「ああっ!ああっ!ああっ!あっーーーっ!!!」 達すると同時に気絶してしまった一護の涙を舐め取りながら、 「ゴメンね・・・」 と懺悔するコン。 その呟きは誰の耳にも届く事はなかった・・・。 終 09/09/22作 第118作目。これもエチャで出来あがりましたん。 |
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