題「一護の誕生日」 |
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今日は俺の誕生日。だからきっと剣八も俺の言うこと聞いてくれるハズ・・・。 その日の夜、いきなり隊舎に訪れた一護に剣八は開口一番こう言った。 「なんだぁ?なにしに来た、一護?」 「今日は俺の誕生日なんだよ」 「ふうん、それで?」 「プレゼントとかないの?」 「ねぇな、今初めて聞いたしよ」 「ふーん、じゃあさ、今から俺の言う事全部聞いてよ?」 「はあん?」 「難しいこと言ってねえぜ?」 「チッ!しゃあねえな。何させてえんだ」 「部屋、行こうぜ」 「・・・ああ」 剣八の部屋に着くと既に蒲団が敷かれてあって、もう寝るとこだったんだなと思うと気が引けた。 「で、俺に何させてぇ?」 「あんたは何も、ただ座って俺の言うこと聞いて?」 「へいへい」 どかっと蒲団の上に座った。 それを見て一護が死覇装の上を全部脱いだ。 「剣八・・・」 クイッと剣八の顎を持ち上げると、そっぽを向いた剣八。それにくすっと笑うと、 「ね・・・剣八、俺の指舐めて・・・」 と人差し指と中指を唇に這わせた。目だけで睨んでくる剣八にもう一度、 「ね・・?」 と妖艶に微笑ってみせた。 あ、と口を開け、ぬるりと一護の指を舐める剣八。 「あ!んん・・・、剣八・・・」 もう片方の手で髪を梳いた。 剣八の舌は熱く、柔らかい生き物のようの動き、一護の指を味わった。 爪の硬さから、指の腹、そして指の股にまで音を立て舌を這わせた。ぴちゃぴちゅ・・・と聞こえる音にも感じる一護。 指の股に舌を這わされるとゾクリと背が粟立った。 「ああん、そ、そこ、や、だぁ・・・」 ぴたりと動きを止めてしまう剣八。 「剣八・・・」 ずるり、と指を抜いて剣八に口付ける一護。 「ん、んふ、あ、ん、剣八・・・」 自分から剣八の着物の袷に手を忍ばせて行った一護は一瞬身体が軽くなったと思ったら既に組み敷かれていた。 「な、何して、今日は俺の言うこと聞いて・・・」 「残念だったな一護。時間切れだ・・・」 「え・・・?」 と示された時計を見ると0時を過ぎていた。 「あ・・・」 さーっと血の気が引く音が聞こえた一護。 「さぁ、こんだけ俺を煽ったんだ・・・。覚悟は・・・、出来てんだろ?」 一護・・・。 と耳に熱い呼気と共に声を流しこまれた。 「ひあん!」 「くく!指だけで随分感じてたみたいだな?」 「そ、そんなこと・・・」 「んん?じゃあこりゃなんだ?」 と既に熱を持ち固くなりつつある一護の中心に手を這わせた。 「あん!」 「ほれ見ろ、一護、俺にどうして欲しい?誕生日最後のお願い、聞いてやるぞ」 と言ってる間も刺激を加え続けている剣八に一護が、 「は、あん!抱いて、いっぱい好きって言って、いっぱい抱いて!」 とそこまで言うと真っ赤なった顔を隠す様に首筋に抱き付いた。 「くく!お安い御用だ・・・。一護」 朝まで離してはくれなかった剣八。 隣りで眠る一護の髪を梳きながら、 「誕生日プレゼントは気に入ったかよ・・・?」 と囁いた剣八。 終 09/07/22作 みすずさんの絵に触発されました。指先があんまり色っぽかったもので・・・。 中途半端・・・かな? 剣一同盟にアップしました。 |
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