題「嫉妬する子猫」4
一護の身体を愛撫しながら一護の名前を繰り返し呼ぶ剣八。
「一護、一護・・・」
「あ、あう、うぅ・・・」
ちゅ、と胸の飾りを口に含んで熱くぬるつく舌で転がした。
「あっ、あっ!いにゃ、ああん」
「いや?嫌なのか一護?」
は、は、と息を乱して見上げてくる一護にどうしようもなく煽られる剣八。自分も衣服を脱ぐと隠していた潤滑剤を指に取ると一護の蕾へと指を這わせた。
「あっ!ああっ!やぁん!うああんッ!」
久し振りなのに潤滑剤のお陰で難なく3本の指を咥え込む。グチグチと音を立て一護の耳を犯す。
「は、はあぁ・・・、うやぁあん・・・」
「はっ!一護、堪んねえな!もう挿れちまうぜ」
ぴく、ぴく、と揺れる身体を抱き起こすと一護が、剣八の中心へと顔を近付けた。
「一護?」
「一護君?」
ぴくっと京楽の声に耳を反応させて、京楽の顔を見るとニヤッと笑った。あ、ヤバいと京楽は思ったが時既に遅し。
一護は剣八のモノを咥えると、思い切り歯を立てた。
「〜〜!!テ・・・ッメェ!!一護!何しやがる!」
股間を押さえながら一護を見ると、目に涙を溜めて、唇を噛みしめて震えていた。
「それだけ怒ってるってことじゃないの?剣八さん」
「ぐぅ・・・、使いもんにならなくなったらどうすんだよ」
等とぶつぶつ言っていると、
「う”う”〜・・・」
と低い声で唸ってくる一護。
「もう、お前以外にゃ使わねえよ」
「ふんっ!」
ぷいっと横を向く一護。
「てめえ・・・、ここらで勘弁してやろうかと思ったが・・・。やめだ!最後まで京楽の前でやってやるから覚悟しやがれ!」
「みっ!?みあぁ!やあぁ!」
逃げる一護の細腰を捕まえて、一気に奥まで刺し貫いた。
「にゃ!あぁあぁぁぁんっ!」
「ちっ!締め付け過ぎだ、弛めろ一護」
「はっ!ひっ!ひあっ!ああっ!」
がくがく震える一護は剣八の声は聞こえていないようだ。剣八がなだめるように髪を梳きながら、キスの雨を顔中に降らせた。
「ん、ん、あう、あん、ああっ!」
「一護、一護・・・」
「甘いねぇ・・・、剣八さん・・・」
「ふん・・・、こいつだけだ・・・」
「あ、あう、ううんっ!」
ずるり、とギリギリまで抜くと奥まで強く突いた。
「なああんっ!ああっ!あぁんっ!あっ!あっ!ああっ!んあっ!あーー!」
「くうっ」
どくどく、と惜しげもなく中に注ぎ込む剣八。
「いにゃぁ・・・、ああん・・・」
ぴくっ、ぴくっ、と震える腹に目を落とすと、また動き始めた剣八。
「んはぁぅ!あ、ああう!やぁあ!いにゃぁあ・・・」
「はっ・・・、嫌じゃねえよなぁ?お前の此処は俺を咥え込んで離さねえぜ・・・?」
脇腹をするっと撫で上げる剣八。
「あぁんっ!や、んなぁん!」
「なあ?奥まで引きずりこんで、吸い付いてんぞ?」
それだけで達してしまった一護。
「ふあぁんっ!あ、あ、あ・・・」
ビクッ、ビクッと震える一護を抱え上げ耳朶を食む剣八。
「一護、ほら、京楽がお前を見てんぞ?」
「ふ、ふにゃ・・・?」
「お前アイツに見られながら何回イッちまったんだろうな?」
「ゃ!やあぁ!」
「剣八さん、もうやめてあげなよ。剣八さんも悪いんだからさ、離れようとした一護君に怒ってんだろうけどさ」
「うっせぇ・・・」
「さ・て・と!お邪魔虫は消えるからね、ちゃんと仲直りしなよ〜」
そう言うと派手な羽織を翻して帰っていった。

二人きりになると一護は剣八の首に腕を絡めて抱き付いてきた。
しがみ付いて首に顔を擦り付けふわふわした髪がくすぐったかった。
「一護、悪かったよ、浮気じゃねえけど、お前以外の奴相手にして」
「みゅう・・・」
お互いに見つめ合うと、深い口付けを交わした。ゆっくりと時間を掛けて一護の口中を味わい尽くす剣八。
舌で歯列をなぞり、薄く開いた歯の間から滑る込ませると、上顎をゾロリと舐めあげた。
「ン、くふうん・・・、んあ、あん・・・」
ピチュ、と音を立て離れると、一護からちゅ、ちゅ、と可愛いキスを繰り返した。
「一護!煽るんじゃねえよ!足腰立たなくなんぞ!」
「なあん・・・」
誘うかの様に腰と尻尾を揺らめかせた。
「くっ・・・、気絶するまで解放してやんねえ・・・!」
「んあ!ああん!ああっ!ゃぁんっ!あんッ!あんッ!」
「一護!一護!くっそ!足りねえ!全然足りねえ!」
「あ、あう、にゃあう、にゃあう、んちゅ・・・」
一護が剣八の鎖骨に吸い付き、跡を残した。
「はっ!一護、どうせなら噛んじまえ!」
「あうん!」
ガリッと歯を立て歯型を付けた。血が滲んできたので舐めていると、
「一護、その舌美味そうだな、喰っちまいてぇ・・・」
「ふ・・・?んあ」
舌を差し出す一護。苦笑しながらその舌に吸い付き絡め取りながら奥を突き一護をイかせた。
「ん、ふ!んんーー!」
ビクッ!ビクッ!と痙攣しながら気絶した一護の中に注ぎ込む剣八。
「ぐ、くう!」
「んあっ!あんん!」
震える腹が膨らんで見えるのは目の錯覚じゃあない・・・。自身を抜き取ると後から後から、白濁が溢れてきた。
「ふうぅん・・・」
悩ましげに眉根を寄せて声を出す一護。
このまま襲う前にさっさと風呂に入れてしまおう。剣八は一護を風呂に入れて身を清めてやった。

翌朝、目が覚めた一護は隣りに剣八が寝ているのに少し驚いて、そ〜っと蒲団を抜け出して逃げようとした。
「どこ行くつもりだ・・・」
「ぴっ!」
恐る恐る振り向くと剣八が起きていた。鋭い目で見られて思わず泣きそうになった一護。
「泣くんじゃねえよ、お前はここに居りゃいいんだ」
「ふ、ふみゅ・・・?」
「取りあえず、ここに来い!」
蒲団の中に引きずり込まれた。
逞しい腕に抱き込まれ、身動き取れない一護に満足気な吐息をひとつ吐くと、
「寝るぞ、腰いてぇだろ」
「みぃ・・・」
「言っとく事があんだがよ・・・、一護」
「・・・・・」
「お前は俺の恋人だって分かってるか?伝わってねえみたいだから言っとく。一生離してやんねえよ、覚悟しろ一護」
「みい・・・」
その胸に擦り寄って、久し振りに深い眠りについた一護と剣八。







09/04/07作 この後京楽さんは、剣八をそそのかした。という事で一護から避けられます。御愁傷様。





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