題「雨」6
 剣八に抱えられたまま部屋まで連れて来られた一護。蒲団の上に下ろされると暴れ出した。
「やだやだやだ!離せよ!馬鹿っ八!」
「うるせえ・・・、離したらお前京楽んトコ行くだろうが・・・!」
「そ、んなの俺の勝手だろ!お前だって勝手にやってんだから!」
「一護・・・。前に奴も言ってただろ、お前から俺を奪うつもりはねぇってよ・・・」
「・・・・・・・・・・」
「あいつは溜まったらコッチに来て俺に相手をさせんだよ。そんだけだ・・・」
まだ信じられないのか、一護の目は剣八を訝しがっている。
「でも抱いてる・・・」
「体だけだ・・・。お前とは違うんだよ!」
「どう違うの・・・?」
「お前とは、その、身体だけじゃなくてよ、もっと深いとこで繋がってると俺は思ってる」
「深いとこ?」
「ああ・・・、だから俺から離れるな」
「離れたのは、お前じゃないか!」
「一護?」
「なんで?なんで俺じゃない奴を抱いてたの?口付けてたの?!」
「一護・・・」
「そんで、そんで、可愛いって言ってたじゃないか!・・・どうして・・・?俺じゃない奴を見るの・・・、俺を見てよ!俺だけを見てよ!俺はどうしたらいいんだよ!俺が強かったら、もっと力があったらアイツを殺してやるのに・・・、アイツを消してやるのに!」
泣きながら自分に縋りつく一護を抱き返す剣八。
「どうしたらいい・・・?どうしたらお前は他の奴を見なくなる?」
「さあて、どうしたら良いんだろうなぁ・・・。一護・・・抱いても良いか?」
「は?何言って・・・、嫌だよ!なんで?なんでそんなこと言えんだよ!違う奴抱いてたくせに!」
剣八の腕の中で暴れる一護。
「離せ!この馬鹿!」
剣八の腕から逃げ、障子を開け廊下に飛び出した途端誰かにぶつかった。
「イッテぇな、おい」
「え、あ、ノ、ノイトラ・・・!」
一護は逃げようとその脇をすり抜けようとしたが、ノイトラに腕を掴まれて動けなくなってしまった。
「どこ行くんだよ?お姫様?」
「な!誰がお姫様だ!離せよ!くそ!」
一護はノイトラの腕をはがそうと躍起になっている。その背後から剣八が一護を羽交い締めにした。
「なっ!離せよ!」
「離さねえよ・・・、お前ここ出て何処行こうとした?京楽のトコか・・・?」
「か、関係な・・・」
ぎりっと力が込められた。
「離せよ・・・」
「お前、本当に痛くないのか?」
「痛くない・・・、離せよ」
「何の話だよ?」
ノイトラが聞いてきた。
「こいつが何でか痛み感じなくなってな・・・」
「ふうん・・・、これでもか?」
と、包帯を巻かれた左手を力いっぱい握ったノイトラ。白い包帯に紅い血が滲んだ。
それでも一護の顔は平然としていた。
「一護・・・」
包帯の上から血を舐める剣八。
「ん・・・!」
ピクッと反応した一護。
「へえ?これには反応すんのかよ?大したガキだぜ」
くく、と笑ったノイトラ。
「・・・!」
淫乱だと言われた気がして俯いてしまった一護。
「は、離して!お願いだから・・!」
「駄目だ・・・、どこにも行かせねえ」
「剣八!やだ!」

蒲団に押し倒されて口付けられる一護。
「んー!んー!んん!やっ!んむ!」
無理矢理舌を捻じ込まれた。
「んっ、は!やめ!んん!」
懸命に藻掻いて剣八を引き剥がそうと髪の毛を掴んで引っ張った。
「おいおい、えらくガッついてんな、更木。髪が血まみれだぜ?」
「はっ、うるせえよ。ったく」
はあ、はあ、と息の荒い一護の頬を撫でた。その手を叩き落とした一護の目から溜まっていた涙がこぼれた。
「どけよ、お前はノイトラが良いんだろ!俺みたいな子供相手にしなくていいじゃねえか!」
ぎりぎりと睨みつける眼には嫉妬の炎が燃えていたが、無自覚の一護には分からなかった。
「お前な、そんなあからさまに嫉妬されたら逆効果だろーが」
「なっ!してねえよ!馬鹿!」
「してるだろうがよ、だからこんな身体になっちまったんだろ?」
べろ、と血を舐めた。それを見てひくり、と身体を震わす一護。
「あ・・、剣八・・・、やめ、汚いから・・・」
赤く染まった舌を出したまま一護を見る剣八。
「汚い・・・?お前の血がか?」
じゅっ、と血を啜った。
「やめ、て・・・」
「嫌だね、何日お前を抱いてねえと思ってんだ?覚悟しやがれ」
言うと、一護の死覇装を脱がしていった。
「いやだ!見るな!」
上着を脱がされると、そこには生々しい傷跡が残っていた。
「なんだ、こりゃ・・・」
「虚にやられたんだろ。派手にやられたもんだな」
横からノイトラが指でなぞってきた。
「ひ・・!」
「お?皮膚が薄いからか?感じるみてえだな?」
何度もなぞってきた。
「やだ、やめろ!」
身を捩って逃げようとする一護だったが剣八が肩の傷跡に舌を這わすと、
「あう!熱い!」
「一護!」
剣八はそこを執拗に愛撫しては、キスマークを残していった。

「ここは、京楽と一緒に討伐に行った時のだな・・・」
と腹に残った傷跡にも舌を這わせていった。
「いやぁ・・・、あ、あ、だめ・・・」
ぴく、ぴく、と痙攣する一護の腹筋をチロチロ舐め続ける剣八。
「一護、俺以外の前で怪我なんかすんじゃねえよ・・・、お前が弱ってる姿を見んのは俺だけでいいんだよ」
「な、んだよ、それ」
「お前独占欲強ぇえな」
呆れたように言うノイトラ。その声を無視して腰紐を解いていく剣八。
「あ!やだ!」
「勃ってんな、それでいい」
「良くねえ!離せよ!」
「ここまで来て無理な話だな、俺は引き返せねえよ・・・」
ぐいっと自分の下半身を押し付ける剣八。
「あ!や・・・」
ソコは布ごしでも分かるぐらいに形を変えていた。
「やだ、剣八。アイツいる・・・」
「他の奴のトコに行こうとした罰だ。お仕置きで見てて貰え」
「や!やだぁ!」
暴れる一護の袴と下着を一気に脱がせ、丸裸にした。
「ひゃ!あっ!」
二の腕を掴まれ起こされると、剣八に背後から抱き竦められた。まだ死覇装を着ている剣八の胡坐の中に納められ、目の前のノイトラにビクッとした。
「あ!やだ!見んな!」
足を閉じようとしたが剣八が許さなかった。
「閉じるな・・・」
唇を耳に押し当て低く囁かれた。
「ひん!」
「そんなとこでも感じんのか?慣れたもんだな」
感心したようにノイトラが呟いて、一護の乳首に指で悪戯を仕掛けた。
「や、やだ!やめろ!」
「感じてるクセに強がんなよ。良いじゃねえか楽しめよ、お前も」
5と書かれた舌で一護の乳首を舐めあげた。
「ん、んん・・・や・・・」
ふるふる震える一護の中心を剣八が緩く握った。
「あっ!ぁっ、だめ、だ・・、剣八・・・」
「駄目じゃねぇ、お前のココは濡れてきてんじゃねえか」
くちゅくちゅ、と音を立てて扱く剣八の袖を握り締める一護。
「う・・んん・・」
「我慢すんじゃねえよ」
「んあ・・・」
指を一護の口に入れてきた剣八。その指に舌を這わせる一護。
「ん、んふぅ・・・」
「いい子だ、一護・・・」
「くくっ、どんどん溢れて来てんな、下までぐっしょりだぜ?」
ノイトラが細く長い指で一護の蕾の周りを撫でている。
「んっ!んん!やっ!」
「ヒクヒク誘ってんじゃねえか、っと入っちまったぜ?」
ぷつっと指が入ってきた。
「やああッ!やだぁ!」
剣八が一護の口に入れていた指をノイトラの指と一緒に一護の中に入れてきた。
「ああ!けっ!剣八ぃ!いやだ!抜いて!」
「慣らさなきゃ、入れらんねぇだろ」
中で指をクイっと曲げ、しこりを擦りあげた。バラバラに動く指に締め付ける一護。
「ひゃあっ!あ、あ!」
「っとぉ、締まりの良い穴だな」
「てめえよりな」
「くく!言ってくれるぜ」
カリッと一護の乳首に歯を立てるノイトラ。
「あうんっ!」
「感度も良いな」
クニクニともう片方を押し潰していると、一護がもじもじと腰を揺らしていた。
「なんだよ?もう我慢出来ねえの?」
「ち、違!汚れるから・・・、剣八の・・・」
「ああ、すぐ脱ぐ」
片手で器用に裸になった剣八。
「舐めるか?一護」
「は、あ・・。う、うん・・・」
欲情してとろり、とした眼差しで見上げる一護に優しく口づける剣八。
「ハッ!俺とは随分扱いが違うなぁ?」
「当たり前だろうが」
一護の髪を撫でながら、腕の中から体勢を変える一護を見つめる剣八。
「あ、ん、指、ぬいて?」
一旦指を抜く二人。ぷちゅ、と糸を引いて名残り惜しそうにヒクついた。
「んっ!・・・ん、剣八・・・」
剣八の中心に手を伸ばし口へと招き入れた。
「ん、む、んく・・・」
一護は懸命に奉仕を続けた。喉奥深くまで咥え込んだり、括れを軽く噛んで吸ったり、双球を優しく揉んだりと必死だった。
「一護・・・!くっ!上手くなったな・・・」
「ほんと・・・?」
「ああ」
「・・・ノイトラと・・・、どっちが上手?」
「は?知らねえよ。こいつが咥えるかよ」
「じゃあ、俺だけだな?」
「ああ、お前だけだよ。大体、他の奴にやらせるかよ・・・」
「よかった・・・」
ちゅっちゅっと吸い付いては剣八の先走りを飲み下した。
「ん、ふ、あ、んん・・・」
「美味そうにしゃぶってんなぁ、おい」
「んあ!」
突然指を入れられ口から出してしまった。
「あ、あ、や、やめろ」
「嫌〜だね、いいから続けろよ、ほれ!」
ズグッと奥まで指を入れられた一護。
「やあぁん!ん!ん!」
「こら一護、口がお留守だぞ」
「あん、ご、ごめん」
「すげ・・・、とろとろだぞ、この胎内(ナカ)・・・」
「ふうん!うむぅ!」
クチュクチュと音を立てて掻きまわすノイトラ。
「感じてんのか?一護。俺の手じゃなくても善いのか?」
「んん!んや!やら!」
「随分気持ち良さそうだぜ?一護」
「い、意地悪言うなぁ・・・!」
「くっく!可愛いな、お前はよ・・・。ほら、どうする?口に出すか?もう入れるか?」
「ん、あ、の、飲む・・・」
ぱくり、と咥えて口淫を続ける一護。
「一護」
そんな一護に髪を繰り返し撫でる剣八。
「う、く、出す、ぞ一護・・・!」
「ん・・・、んぐ!んふう!んクッ!んく!んくんン!」
飲み切れなかったモノは溢れてしまったが、剣八が指で掬い集めて蕾へと塗り付けた。
「あっ!んん!んふぅ・・・」
剣八は一護に口付けてその口に残った残滓を全て舐めとり、舌を絡め合わせた。
「ああ・・・、ん、ちゅ、剣八ぃ・・・」
「一護、もう入れるからな・・・!」
もう回復している自身を宛がうと一気に奥まで貫いた。
「ん・・あー!あ、あ、やっ!剣、八が、んん!奥までいるよぅ!」
背面座位で交わっている二人を眺めているノイトラが一護の下腹部に手を這わした。
「おい、お前のここ・・・、膨らんでんぞ?中は更木でいっぱいか?」
「やあっ!ああん!触らないでぇ!」
ぐちゅぐちゅと抜き差しされている一護に囁きかけるように耳元で、
「すげぇな、出し入れされてんのが、良〜く分かんぜぇ?」
「やだぁ・・・!あ!あ!見るなあ」
「嫌だね、こんな面白えもん、もっと間近で見ててやるから楽しめよ・・・」
そう言うと一護の身体中を撫で始めたノイトラ。


第7話へ続く





09/07/07作 これもサンドイッチですかね?3Pになってますか?
難しいな〜。



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