題「異種」
ノイトラ様、ノイトラ様、またお出かけですか?いつもの、あの男の所ですね・・・。
何故、死神などに心奪われたのですか?御自分を完膚無きまでに叩きのめした相手だからですか―?

「くく、飽きもせずよく来るな、テメエ」
「それに付き合ってるのは誰だよ?え?」
「それもそうだ・・・、おら、来いよ・・・、ノイトラ」
ベロリと耳を舐めあげる熱い舌。
「んっ・・・」
「意外と感じやすいよな・・・」
「う、るせえ、んぐっ?!」
「くくっ、ここも感じるよな?」
舌の上の5の数字。
「ふっ、ん、んんっ!くぅ」
グチュグチュと音を立てる指の動きに合わせるかの様に揺れる腰。
「なんだ?もうお強請りかよ?」
朱に染めた目元で睨んできた。
「だ、誰が、てめえなんかに・・・!」
「へえ?違うのかよ・・・」
剣八は口付けながら、舌を絡めては吸い上げた。
「ふぅん、ん、あっ、ああっ!」
「くくくっ、お前これ好きだよなぁ」
ノイトラの舌を犬歯で噛みながら笑った。
「聞こえるか?コリコリいってるぜ?」
「ひ、はっ、ゃ」
濡れた指で胸に悪戯を仕掛けてやった。
ヌルッと乳首を摘まんでは、捏ねて反応を見た。
「ひぃっぁ、ああ、ひっ!」
舌先に歯を立てられて声が上がった。
「あ、はぁぁ・・・」
「なんだ?今のでイッタのか?」
ノイトラの中心を掴む剣八。
「あ、も、来いよ・・・!」
「くく、一護のやつもお前ぐらい素直なら良いんだけどよ・・・」
「一護?ああ、あのガキか・・・、あんなガキにも手ぇ出してるとはね」
「意外か?見た目じゃ分かんねえぞ、極上だアイツは・・・」
くくくと笑う剣八。
「手前で仕込んでよく言うぜ!それに今ここに居んのは俺だ、他の奴の話してんじゃねえよ・・・」
「くっ、おもしれえ、お前が妬くとはな」
「違っ、あっ!あぁっ!」
「ふうん、まあいい、楽しもうぜ?ノイトラ・・・」
白い袴の中に入れた手で遊び始める剣八。
「はっ!やっぱあん時イッてたんじゃねえか」
ぐちゅぐちゅと音をさせて上下する手・・・。
「ん・・・、は、うるせ!あぅ!」
ギュッと握ってきた。
「もう欲しいか・・・?」
耳元で低く聞いてくる剣八。
「あ・・・、あぁ・・・」
それだけで身体が震える・・・。
「なあ?ノイトラ?ココに、挿れて、欲しい、か?」
ソコに残っていた名残で指を2本予告も無しに入れてきた。
「ひあ、ああ!あ!」
「おいおい、そんなに腹減ってんのかよ?美味そうに食んでんなぁ?」
「くっ、うるせえ、早く挿れろよ・・・、剣八」
コリッと前立腺を引っ掻いてやった。
「んああっ!あっあっ、けっ、剣八ぃ・・・」
「フン、充分解れたか・・・」
指を抜くと、袴を脱がせ後ろから覆い被さった。
「相変わらず細えな、何食ってんだ?」
脇腹を撫でながら訊いた。
「んあ、べ、別に今関係ねぇだろ・・・!早く挿れろよ」
「ふん・・・」
剣八は滾った自身を宛がうと一気に奥まで貫いた。
「っあー!ひっ!いっ!ああっ!あっ!」
「くくっ、良さそうだな?ノイトラ?」
「うん、うん、いい、いいっ!あぐっ!ああっ!」
自分の握った拳の指に歯を立てながら、喘ぐノイトラ。
「ノイトラ・・・」
「・・・?」
剣八はその手を取ると口付けた。
「なっ!何!あぅ!」
「血が、出てんだろうが・・・、こっち向け・・・」
「あ・・・、あぅっ!」
繋がったまま身体の向きを変えられた。中で肉同士が擦れる感触に声をあげるノイトラ。
「おら・・・、好きなトコ噛めよ・・・」
「あ・・・?」
「てめえの指噛むぐらい感じんだろ?だったら俺の身体でも噛んでろ・・・」
「ばっ!馬っ鹿じゃねーの!誰がそんな、うあっ!」
いきなり腰を突きあげられた。
「てっ、てめ、んああ」
ずるるとギリギリまで抜いた。
「ノイトラ?」
「あ、あ、け・・・」
いきなり手を離してノイトラをその体重のみで貫いた。
「んああ!あっ、てめえ・・・」
「まだ余裕あんな・・・」
胸の飾りに舌を這わせ、吸い付いた。
「やっ!やめっ!あぐっ!」
「もう蕩けてるクセに・・・、俺に噛みつくのが怖いのか?」
「そんなんじゃねえ」
「じゃあなんだ?キズをつけたくねえなんて言うんじゃねえだろうな?」
「うるせ・・・」
ふいっと横を向くノイトラ。
「可愛いとこあんじゃねえか・・・」
「馬鹿にすんな!誰が可愛いだ」
「お前だ、ノイトラ・・・」
その言葉と共に奥を穿つ。
「ひぃっ!ああっ!もっと奥に来いよ・・・!」
「上等だ・・・」
ガツガツと容赦なく奥を突く剣八。
「ああっ!あぐっ!ひああっ!あっ!あっ!剣八・・・、もう・・・っ!」
「イケよ。ノイトラ・・・」
「・・・!んあぁっ!」
イクと同時に剣八の肩に噛みついたノイトラ。
「くっ!」
どくどくと最奥に熱を注ぎ込む剣八。
「ふん・・・、やっとかよ・・・」
自分の肩につけられた歯型に満足気に呟く剣八。
「・・・あ?」
「何でもねえよ、おらまだ終わんねえぞ」
「まじでか?何発やンだよ・・・」
「さあて、一護とは最低でも3発はやってるぜ?」
「・・・嘘じゃないだろうな?」
「なんでこんなウソ付かなきゃなんねんだよ?」
「じゃあ俺は、5回は付き合ってやる!」
「何に対抗してんだ?まあ良いけどよ・・・」
ノイトラを引きよせ口付ける剣八。
「ん・・・、ふ・・・、ぁ」
「お前が言いだしたんだ。最後まで付き合ってもらうぜ・・・?」

その声を聞きながら、自分はまるで蟻地獄に落ちた獲物の様だと思った・・・。







09/01/22作
第62作目です。初めての剣ノイです。習作です・・・。精進、精進・・・。

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