題「男の子?女の子?男の子!」
「罰ゲィ〜ム!」
おほほほほ!と高笑いしているのは乱菊姐さん・・・。その手には花札と酒が握られていた・・・。
まだ昼過ぎなのに・・・。一護は剣八からきつく酒を止められているので素面だ。
「も〜、あんたたち弱すぎるわっ!酒は弱いは、賭けは弱いは、詰まんないじゃないのよ!」
そこには一護を含めた、十一番隊の面々が集っていた。一角、弓親も例に漏れず撃沈された。
「ハイ!そこの最下位三名!あんた達には罰として一日女装してもらうわよ〜」
悪魔の微笑みで宣言された。
「なぁ?!嫌っすよ!俺のこの頭見りゃ無理だって分かんでしょ!」
一角が言い募るが、
「そんなモン、カツラ被りゃ良いのよ。兎に角あんた達に拒否権はありません」
ちなみに最下位のメンバーは、一角、弓親、一護である。何故か大人しい二人に一角が、
「お前ら何で抵抗しねぇんだよ?」
「だって、ねえ?」
「なあ、あの人に逆らえる人いねえんじゃねぇの?」
諦めている二人に、楽しそうに衣装を決める乱菊。
「は〜い、一角はコレ、弓親はコレ、一護はこれね。一人づつ着替えさせてあ・げ・る!」
「うぎゃあああ」
先ず一角。
何故かロングのメイド服。色は黒。栗色のロングヘアーのカツラと化粧を施されていた。
「うう、何が悲しゅうてこんな格好・・・」
「あらぁ、似合ってるわよぉ。ねえ?弓親?」
「ああ、可愛いよ一角」
「あんま嬉しくねえけど、あんがとよ」
「次は弓親ね〜」
「お手柔らかに」
弓親は、タートルネックのセーターとやっぱりロングスカート。柔らかい風合いだ。
「は〜い、最後は一護ね〜」
嬉しそうだ。ちょっと怖い・・・。
「俺は何着るんですか?」
「んふふふ、あんたは特別にコ〜レ!」
色々出して来た。オレンジ色のガーターベルトに白のストッキング、女性下着にタイトな黒のミニスカート。ブラウスにサスペンダーが用意されていた。
「あの〜、これって女の人の下着ですよね?あいつらも穿いてるんですか?」
恐る恐る聞いてみる。
「まさか、穿いてないわよ。なんであたしがあいつらにそこまでしなきゃなんないのよ?」
「いや、じゃあ俺は?」
「あんたの場合は更木隊長に見せてみたいのよ。あたしが」
「いやぁ、流石にこれは俺もちょっと・・・」
「ダメよ!ここにあるの全部着てもらうわよ!あんたのために特注したんだから!」
「う〜・・・、これどうやって穿くんですか?」
覚悟を決めたようだ。それは両サイドがリボンになっているシルク100%のレースの白のパンティだ。
まじまじと眺める一護に、
「後で穿かせてあげるわよぉ、さっ脱いだ脱いだ」
「む〜・・・」
気のりしないが負けたものはしょうがない。潔く死覇装を脱いでいく。

 その頃、隊舎に剣八が帰って来ていた。
「何だお前ら、その格好は?」
「げえっ!隊長!」
「ちょっとした罰ゲームなんですよ、似合いますか?」
「知るか、アホ。さっさと着替えろ気持ちワリィ」
「一日これで居ろって乱菊さんに言われたんですよ。それにあともう一人いるんですよ」
「あ〜、そうかよ。好きにしやがれ」
そう言って隊首室に行った。
「見られたく無かったなぁ・・・」
どんよりと暗くなる一角。
「まっ、しょうがないじゃない?一護君まだかな?」

 「ところで乱菊さん、特注ってどこがどう違うんですか?」
「ああ、女の場合は股ぐりの所が少し細いのよ、あんたには大事なモノ付いてるでしょ?」
と説明された。見比べた事などない一護は頷くしかない。
着々と着替えさせられていく一護。
「はい、先にガーターね、こうやって着けてと、次はパンティね」
「う、露骨の言わないで下さい。これってガーターの後なんですね」
「そうよ、トイレの時大変じゃないの。早く褌取ってコレ、穿きなさい」
「・・・どうやって?」
「リボン外して穿けば良いのよ。何よ?」
「あの後ろ向いてくれます?」
「ハイハイ」
一護は意を決して下着を替える。いつ測られたのかサイズもぴったりだ。両脇のリボンを結んで、
「終わりましたよ、これで良いんですか?」
「そうそう、次ストッキングね、これは長い靴下とでも思ってちょうだい」
「はあ・・・」
シュルシュルと太腿まで上げて行き、留め金でパチンと留める。
「はい、後はスカートとブラウスとサスペンダーね」
ブラウスはフリルが付いてるわけじゃなく柔らかいカッターみたいな感じでスカートは、少しタイトで脇にスリットが入っていた。
それにサスペンダーを付けて終わると思いきや、
「一護、化粧がまだよ」
「まだやるんすか?これでいいじゃないですか」
「だ〜め。少しくらい髪型もいじりましょ」
と片方の耳の上の髪をヘアピンで止めた。
「良し!完成!ほらお披露目お披露目」
と隊首室まで連れて行かれた。そこには一角と弓親、そして剣八が居た。
「け、剣八、いつ帰ってたんだ?」
「・・・それよりお前のその格好はなんだ・・・」
「罰ゲーム・・・」
「何で負けた・・・」
「一角や弓親は酒と掛け、俺は花札」
「・・・酒は飲んでねえんだな?」
「うん、約束したし」
もじもじとスカートの裾を引っ張って言う一護。
「ふうん・・・」
ガタンと音をさせ椅子から立ち上がると一護の姿を舐めるように眺めた。
黒のスカートに白いシームレスのストッキング。後ろの線がより一層一護の足の形を色っぽく見せ、サスペンダーがブラウスを強調していた。ツッとスカートをめくると、
「ひゃあ!何すんだよ、馬鹿!」
真っ赤になってスカートを押さえる。
「・・・」
それでも、後ろから尻を撫で上げたりしていると、一護の目に羞恥だけじゃない光が光っているのを見逃さなかった剣八。
そのまま隊首席に一護と一緒に座り、一護を膝に乗せた。
「なんで俺ここに座ってんの?」
「良いじゃねえか、別に」
机で見えない下の方でスカートの中に手を入れる剣八。するりと太腿を撫で、奥に進む。
「ちょ、やめろよ」
小声で言うも、手は休まず、
「大人しくしてねえと奴らに気付かれるぞ?」
「う・・・」
とうとう下着まで到達した手にびくっとする一護。すべすべした感触で触られる。
「は・・・」
吐息が漏れてしまい耳が赤くなってきた。
「・・・人払いはまかせたぞ」
そう言って、一護を担いで自室へと向かった。
「蒲団敷いといて正解だったね」
「風呂も用意すっか」

どさっと蒲団に下ろされた一護はずりずり後ずさりながら、
「な、何だよ?いきなり」
「折角面白い格好してんだ。楽しませろよ」
ツツッとストッキングの上から足を指で撫で上げた。
「ひっ!」
肩をすくませる一護。
「なあ・・・?」
ピンで髪を止めた方の頬に触れ唇を優しくなぞる。
「一護・・・」
「あ・・・」
ひくひく揺れる身体。
「中はどうなってんだ?足広げろよ・・・」
「ん・・・」
言われるがまま動く一護。
「へえ、下着も女物かよ?凝ってんなあ」
ツイッと撫で上げる。
「ひあん!」
「おっ、絹か、どおりで滑りが良いな」
言いながら胸に手を這わせる。ブラウスの上から胸の飾りを玩ぶ。くりくりと捏ねたかと思うと軽く弾かれた。
「やぁあ、はあぁん!剣八ぃ・・・」
その手を上から掴んで止めさせようとする一護。
「ヤじゃねえよなぁ?ココこんなにしといてよ?」
スカートの上から中心を弄り、胸の飾りに歯を立てた。
「ひゃあん!ばかぁ・・・」
カリカリと歯で噛んで、吸い付き、舐めあげる。布越しのざらついた感触に身を捩る一護。
「あっ、あっ、あうんっ!け、剣八ぃ・・・」
情欲に濡れた目で見上げれば、剣八が内腿を撫でる。何度も何度も繰り返し撫でる。肝心な所は触らない。
誘うように腰が揺れる。
「んっ、んっ、何でぇ?や、あん」
「触ってほしいか?一護」
「う・・・、わ、分かってるくせにぃ・・・!」
「ふふ、さあな・・・」
不意に、指を双球に掠める剣八。
「ふああっ!」
ビクンッと跳ねる身体。
「あ、あ、お願い・・・、も、やぁ・・・」
強請る一護に舌舐めずりして、
「じゃあ・・・、その着物早く脱げよ・・・」
そう言い口付けた。チュッチュッと軽く舌先を吸い焦らしていく。
「は、あ、はふ」
上着から脱いでいく一護。スカートを脱いだところで止められた。
「そこまでで良い」
「え?なんで・・・?」
「いいからよ、お前は楽しんでろよ。俺も楽しむからよ」
くくっと低く笑うと、
「一護、お前感じすぎだ。グチャグチャじゃねえか透けてんぞ」
下着をツツッと触りながら言う。
「あっ!やだ!ああっ!」
先走りで濡れた下着からオレンジの毛が透けて見えていた。
「やだぁ・・・、ひっ!ああぁ!」
爪先から内腿まで指で辿って、するすると手触りの良い下着の中にある双球を撫で始める。
「やっ!あっ!んんっ!剣八の変態・・・」
「言うじゃねえか・・・」
サイドのリボンを片方、口で解いた。身体を反転させるともう片方も解く。ふわりと一護の形の良いお尻が剥き出しになる。
「あっ!ああ・・・」
シュル、シュル、とゆっくり抜き取っていく。
「あ、ああ、ん・・・」
滑りの良い絹の感触に酔っていると、
「感じてんのか?一護・・・」
耳元で囁かれた。
「だ、だって・・・」
「ふうん・・・、じゃあ俺も頑張らねえとなぁ?」
「ふぇ?あっ、ああっ!」
いきなり一護自身を口に含んだ。優しく舐めては、きつく吸い上げた。括れを甘く噛みながら、裏筋を舐めて追い詰めた。
「やああ、剣八ぃ・・・、もうイか、せてぇ・・・」
ギリギリまで追い詰めてまだ解放してやらない。後ろを向かせて腰を掴んで持ち上げる。そこにはひくひくと蕾が息づいていた。
そこに舌を這わせてまだ啼かせる。
「ひぃ!やだ!やあぁん!あっ!ああっ!」
シーツを握り締め啼く一護の蕾から双球までを舐め回した。
「うあぁあ!あっ!あっ!おっ、おかしくなっちゃうよぅ・・・、イかせてぇ・・・」
涙ながらに懇願する一護に剣八は、
「一護・・・、お前の今日の格好すげぇな・・・」
やぁらしい・・・。
ガーターベルトとストッキングを穿いたままだった。
「あ、うう、剣八ぃ・・・、意地悪しないでぇ・・・」
「いい眺めだな・・・」
自分の目の前にある一護の姿態は白い肌にオレンジ色のガーターが映えて、いつになく艶めかしかった。
一護の口に指を2本入れると舌を絡ませてきた。
「ん、む、ふう・・・」
唾液が滴ってきた頃抜き取って蕾に宛がう。
「あ・・・、ああ、剣八、剣八」
クプ、クプと抜き差しを繰り返し、ある一点に指が触れた途端、
「ひぁあ!ダメ!ダメ!イク、イク!イッちゃうっ!」
「イケよ・・・、イってもいいぜ・・・?」
ぐりっと押すと、
「んあ!いぁああぁあーっ!」
ガクガク震えながら吐精した一護。
「あ・・・、はあ、はあ、ん、ああ」
「次は俺だな、楽しませてくれよ?一護」
剣八は、熱く滾った自身を一護に宛がい、一気に中に挿れた。
「あ!ああっー!」
びくびくと剣八を締め付ける一護。
「ああ、熱い、剣八熱いよ・・・気持ちいい・・・」
「そうかよ、少し弛めろ動けねえ」
「う・・・ん、はあん、大きいよぅ・・・」
自分の中でびくびく息づく剣八に嬉しそうに囁いた。
「・・・動くぞ」
腰を掴んで告げた。
「うん、きて・・・」
ズルッと抜くとズンッと奥まで貫いた。
「ああんっ!け、剣八ぃ・・・」
「一護・・・、もっと呼べよ、俺も突いてやるから・・・!」
「ああ・・・、剣八・・・、剣八」
「一護、一護・・・」
強く腰を打ちつけながらお互いの名を呼んだ。
「あ、ああ、剣八、もうイッちゃうよぅ、イ、イク!」
「ああ、イケよ」
ズチュッと奥を抉った。
「んああっ!ああっあっーー!」
「くっ・・・」
剣八もほぼ同時に一護の中に放った。
「ん・・・、お腹の奥、熱い・・・」
「一護、コレ全部脱がすぞ・・・」
「いいよ、好きにして?」
パチン、パチンと留め金を外し、ストッキングを脱がしていった。ガーターも外して、
「やっぱお前は何も付けねえ方がいいな・・・」
チュッと額に口付けして囁いた。
「じゃ、前から抱いて・・・?剣八の顔が見たいの・・・」
「物好きだな」
「なんとでも・・・、剣八、だいすき・・・」
「気ぃ失うまでやってやるよ」
「うれしい、あんッ!」
グチュグチュ音を響かせて腰を動かす剣八。達した直後の敏感な身体はすぐに絶頂を迎える。
「ああ!ああ!剣八!剣八!またイクッ!うあんっ!ああっ!あっあっーー!」
達した直後に薄れる意識の中で奥に熱い塊が弾けたのを感じて微かに笑う一護。

湯船の中で目が覚めた一護。
「よお起きたか」
「あ・・・、剣八・・・」
くたくたしている様子に、
「大丈夫か?そんなに激しくなかっただろ」
「ん、でもあんなに・・・、じ、焦らされた事ない・・・」
「あ〜・・・、ワリィ調子に乗っちまった。お前色っぽかったしよ・・・」
「ん・・・、でもいつもと一緒がいい・・・」
「分かった・・・、もう寝るか」
「うん、そんな時間?」
「もう夜だ、寝ちまえ、疲れてんだろ?」
「剣八も一緒?」
「ああ、一緒に寝てやるから」
「分かった、寝る」
風呂から上がって着替えて部屋に帰り、一緒の蒲団で眠った二人。

お互いの寝息が子守唄。






08/12/15作 第45作目です。いかがでやんしょ?リクエストにあってたら良いんですけど。
柚木さんに捧げます。


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