題「印」

いつもの情事の最中に、俺は貴方の肩に噛み付いた。

歯型を付け、皮膚が裂け、血の味が口の中に広がった。

 「何しやがる、一護」

静かな貴方の声が降って来た。

俺は肩のキズに口付けた。

歯型一つ一つに口付けて、血を舐めとった。

「あんたが、俺のモノだって印を付けたんだよ。剣八」

このアトが永遠に消えなければ良いのに・・・。

その間、

貴方は、

俺一人のモノなのに・・・。





08/03/27に出来た3作目です。08/04/11に剣一同盟にup していただきました。涼市さん、代理投稿ありがとうございます。
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