題「蛸とまたたび」 | |
最近、なんだか一護の調子が良くないようで、一人ぼんやりしている事が多かった。色んな死神が心配していた。 その内の一人であるやちるがどこからか、またたびを調達してきた。 「どうしたんです?それ」 と隊首室の自分の机の上で何かをこねくり回しているやちるに弓親が話しかけた。 「ん〜?あのねぇ、いっちーが最近元気ないでしょう?」 と甘い香りのするそれを混ぜながら答える。 「ああ、そうですねぇ」 「でね!猫のお薬はまたたびだって教えて貰ったの!いっちー甘い物好きだから蜂蜜に混ぜたら喜ぶかなって!」 「それで・・・。その量なんですか?」 弓親が指さすそこには10kgはあろうかと言う蜂蜜、その中には粉末のまたたびが・・・。 「う、わぁ〜、何だこりゃ!」 と横から一角が覗いてきた。 「一護君にあげるお薬だって」 「薬ぃ?これがか?」 「うるさいなぁー!いっちーが元気になればそれでいいの!」 と怒るやちる。 と、そこへ匂いに釣られたのか一護が通りかかった。 「あ!いっちー!あのね、これ・・・!」 と持ちあげて、運ぼうとした時、やちるが机の上にあった書類を踏んで足を滑らせた。 ガッシャーン!と派手な音をさせ、蜂蜜の瓶が一角の頭の上へ・・・。 「な・・にしてくれてんだーー!」 「わざじゃないもん!」 ギャンギャン騒いでいる二人に近づく一護。 「ん?何だ、一護・・・」 ぺろり。 自分の頭に柔らかく、熱い物が触れたのを感じた一角。 ま、さ、か・・・。 ぺろぺろと一護が自分の頭を舐めていた・・・。 やばい・・・!やばい!やばい!やばい!俺がやばい!殺される! 一角はだらだらと汗を流しながらどうやってこの場を切り抜けるか考えた。 周りも考える事は同じで、一角から一護を離そうとしていたが一護はがっちりと一角の頭を掴んで離さなかった。 「ん、ん、にゃ、にゃあう、ちゅ、ちゅく、ん、んふ・・・」 「ちょ!やめ!一護止めてくれ!隊長が来たら俺が殺されるから!」 「や!ん、ちゅ、ちゅ」 「止めようねー、一護君、お腹壊しちゃうからねー」 と弓親もやんわりと宥めるが離す気配がない。 「やーぁー、んにゃー」 そんな3人の後ろから、 「何してんだ・・・」 と地を這う様な声がした。 これから少し時間を遡る事1時間前。 「お〜い!剣八!ちょっと待ってくれ!」 「あん?」 と振り返ると雨乾堂から浮竹が手招きしていた。 「なんだ?なんか用かよ?」 と聞くと、 「用があるから呼んだんだ、良いからここへ来てくれ」 と更に呼ばれた。 チッ、と舌打ちしながら雨乾堂に行くと中から盥を持った小椿が出てきた。 「これをな、一護君と食べてもらおうと思ってな」 「なんでぇ、そりゃ」 「大きなのを貰ったんだが、俺じゃ食べきれんし、最近一護君の元気がないだろう?」 「ああ・・・」 「だから、これを二人で食えば少しは元気が出るんじゃないかと思ってな」 剣八が盥を覗きこむと、そこには大きな蛸がウネウネと動いていた。 「でけ・・・、良いのかよ?遠慮しねえぞ」 「ああ、あの子の元気がないとこっちも寂しくなるからな」 「そんなもんかね・・・」 「小椿、隊舎まで持って行ってやってくれ」 「はい!!」 やたらとでかい声で返事する男だな、と思いながらも一緒に隊舎まで帰る。 これで一護も少しは元気になるか、と思った。そんな矢先に見たものが一角の頭を舐める一護の姿だった。 「何してんだ・・・」 「「ひいっ!!」」 まだぺろぺろ舐める一護。 「どういう事だ・・・、説明しろ・・・」 「じ、実はですね!副隊長が一護君が元気ないからって!またたびの粉を蜂蜜に混ぜてあげようって言い出しまして!」 「それがなんで、こうなってる・・・?」 一護は一角の項から頭頂部までをれろーっと舐め上げた。 「それは、副隊長が書類を踏んで転びまして・・・」 「ふうん・・・」 剣八は瓶に残っていた蜂蜜を指で掬って口に含むと、そのまま一護の口を塞いだ。 「ん、む、は、あん、ちゅう!ちゅ、にゃ、にゃ、ん、ん」 「コイツ連れてくぞ。後の人払いやらはやっとけ」 「「はい!!」」 「にゃうん・・・、あぁう、にゃうぅ」 肩に担がれて一護は隊首室から連れて行かれた。 「・・・大丈夫、かな?一護君・・・」 「さあな、俺は風呂に入りてぇよ、今のうちに・・・」 「そうだね・・・」 一護を自室に連れていくと剣八は敷いてあった蒲団に一護を置くとすぐに出ていった。 「にゃあう?にゃああう、やあぁあう!」 と一護の鳴き声が聞こえたが、十二番隊へ向かう剣八だった。 「おう!邪魔すんぜ」 「更木隊長、なんすか?」 阿近が訊ねた。 「おう、今すぐローション作りやがれ」 「・・またいきなりですね。どんなのが良いんで?」 「海藻エキスでも入ってりゃいいか・・・?蛸が好きそうなのだ」 「蛸ぉ?使うんですか・・・?なんでまた・・・」 それまで無表情だった剣八がにぃっと笑うと一言。 「仕置きだ・・・」 と言った。 「そうですか、じゃあ、こんなもんですかね?」 と基材に色々混ぜて差し出した。 「早えな、おい」 「材料はありますから、ああそれと仕置きだって言ってたんでおまけも付けときました」 「なんだ?」 「ちょっとね、粘膜に着くと痒みを起こす程度のもんですよ。慣れてなきゃつらいでしょうけど」 「ふうん、丁度いいじゃねえか、代金は?」 「いつも通りで」 「ふうん、じゃあな」 と帰っていった剣八。 「いいんすか?阿近さん」 「あん?何が」 「一護君、無事で済みませんよ?」 「悶えまくってか?良いじゃねえか、相手は決まってるんだしよ。それに効き目は一晩だけだ」 「はあ・・・」 「帰ったぞ、いい子にしてたか?一護?」 「にゃあう!にゃああん!」 帰るなり剣八にしがみ付いて離れない一護。 「一護、今日は変わった趣向で楽しもうぜ・・・」 「にゃ?」 一護の寝巻きを素早く脱がせ、裸にしてしまうと口付けから始めた。 「ん、んふ、にゃあう、んん・・・」 ちゅ、ちゅ、と身体中に吸いついて軽く跡を付けると、キュポッとローションの蓋を外すと一護の腹に垂らしていった。 「にゃ!にゃあう?」 「怖がんな、ローションだよ・・・」 「ん、ふっ!」 ぬるぬるとする感触に震える一護。ローションの量はどんどん増やされ、蒲団はもうぐっしょりと濡れていた。 一護が足を動かすと、ズチュッ!と滑って動くのもままならない。 「やあぁ・・・」 「一護、後ろ向け・・・」 と一護の身体を反転させると、ローションに塗れた指を中に入れた。 ヌププ、を然したる抵抗もなく入る指を3本に増やして解していった。 「ん、ん、やう、ううん・・・」 「くく・・、随分解れたな、そろそろか・・・」 クパァ・・・、と指で穴を広げ、中にローションを垂らしていった。 「あっ!ん!ん?んあ!ああ!ああ!」 ビクンッ!と身体を震わせた一護の中をくちゅくちゅとかき回す剣八。 「やう!ああん!ああ!ああん!」 「気持ち良いか?特製ローションだそうだぞ?」 「ん!ん!あ!ああーー!」 ぴゅくん!と前に触れられる事無く達した一護を蒲団に残し剣八が障子の外に置いてあった盥からナニかを掴んで持ってきた。 べちゃっ!と言う音に視線をやるとそこには大きな蛸が居た。 「にゃあ!にゃああ!」 逃げようとする一護だったが、ローションと達した後で思うように身体が動かなかった。 「おっと、どこ行くんだ?せっかくお前の為に貰って来たのによ?」 「にゃあう?やあ!」 剣八が蛸を掴むと一護の腹の上に乗せた。 蛸は一護の身体中に足を伸ばし、這いまわった。 「や・・やああ・・・」 ぬろぬろと動く足が乳首を捕えた。 「ひゃん!」 キリキリと巻き付いては、他の足は脇腹や、下肢を弄った。 「やっ!やんん!」 手で退けようとする一護の両手を剣八が寝巻きの腰紐で一つに括り付けた。 その間にも蛸の足は一護の中心に巻き付き、袋にまで吸いつき、ちろちろと動き、更には蕾にまで達した。 「やっ!やあう!なあう!なあう!」 はあ!はぁ!と息を荒くして剣八に助けを求めるも、剣八は肩肘を付いて眺めているだけだった・・・。 「や、やうう・・・」 「一角の頭は美味かったか・・・?一護」 「う、うあ・・・」 顎を掴まれ上を向かされると、 「美味そうに舐めてたな・・・。この口か?この舌か?ん?」 と、一護の唇に指を這わすと親指を口に入れてきた。ちゅっ、ちゅっ、と吸いつく一護。 「そんなに甘いモンが好きならよ、これはどうだ・・・?」 と、またたび入りの蜂蜜を自身に垂らしていった。またたびと蜂蜜の甘い香りに誘われ舌を伸ばす一護。 「んっ、んっ、んふ!ちゅっちゅう!ああう、なあう・・・」 必死に舐めている一護の身体を這う蛸。剣八はローションを指に取るとゆっくりと蕾に這わすと中に入れていった。 「やッ!やあん、ああん、くちゅう・・・」 「お前はちゃんと舐めとけよ・・・」 と中に入れた指をくぱぁ・・・と横に広げると蛸の足が中に入っていった。 「ひぃッ!やあぁああん!」 「こら・・・、口が留守だぞ・・・」 ぐい!と一護の口奥深くまで咥え込ませる剣八。 「んぐう!ぐうう・・・」 蛸の足はずんずん奥まで進んでいった。 「はッ!どうやら蛸のヤツ、お前の中が気に入ったみてえだなぁ?」 まだ広げている中にローションを垂らしていった。 「んんう!ンッ!ンッ!」 襲い来る痒みと中で蠢く蛸の足に悶える一護。蛸の足は増えて行き、3本目になっていた。 「んぐ!んん!ううん!」 きゅううと締め付けると苦しいのか逃げようとする蛸の足を剣八が掴んだ。 「押し出してんじゃねえよ、ほれ!」 と出し入れを繰り返した。 「ひぐう!うう!うう!ンンッ!ンーーッ!!」 何度目か分からない絶頂に達した一護。その身体を無慈悲にも這い回る蛸の足は敏感な尻尾にも絡み付いた。 「ひん、ひん、んんう・・・」 まだ中を這いまわる足。先に行けば行くほど細いそれに官能は揺さぶられ、一護の中心は屹立してしまう。 そこに絡まる一本の足が、とろとろと蜜が溢れる先端に触れると、中へと這入ろうとしてきた。 「んんん!んにゃあ!やああ!」 「こら、離すなよ、一護?」 ドプッ!と顔に剣八の精を掛けられた。 「あう・・・!んん・・・」 トロトロと流れるそれを舐め取る一護。 「んにゃあ・・・」 ひくっひくっと震えながら剣八の中心を舐めて清める一護。ぴちゃぴちゃ、と音を立て舐め終えると剣八を見上げた。 「にゃあう・・・」 もう欲しい、剣八ので満たして欲しい、と目で訴える。 「・・・入れて欲しいか・・・、一護」 「にゃあ・・・」 「いいぜ、入れてやる、そのままの格好で尻付き出しな」 一護の手の戒めを解くと腰を掴んで宛がった。 「あ!やう!」 「おっと、まだ居やがったか」 じゅぷっ、と蛸を抜き取ると一気に突き入れた。 「んあーーっ!ああっ!あっ!ああっ!あっ!アンッ!あんっ!あう!」 ずる!と滑って踏ん張れない一護の腰を掴んで奥まで打ち込む剣八。 「あう!あう!ああっ!あーーっ!!」 「く!」 どくっ!どくっ!を注ぎ込む剣八。ひくっひくっ、とヒクつくそこへ蛸がにじり寄って来た。 「あ・・・っ!やんん・・・」 うねうねと中に入り込もうとする足を見て剣八が自身を一旦抜き取ると一緒に握り込んで一護の中に突き入れた。 「や”あーー!あ”ぁー!あーっ!イヤッ!イヤーッ!」 ぐしゅ!ぐしゅ!ぐちゅ!ぐちゃ!グプッ!ブチュッ!と卑猥な音が響いた。 「あ、あう!うああん!」 「ハッ!すげえな!中で絡み付いてきやがるな、蛸のヤツ!」 「やああ・・・!やん!やん!んんん!んあーー・・・っ!」 ぴゅく!ぴゅくん!と吐精した一護の中から自身と蛸を抜き取り、一護の先端に入り込んでいる足も抜き取った。 「みゃう!」 精根付き果てたのか、うつ伏せで震えながら動かない一護をこちらに向けた。 「や・・・、んんん!」 「来い、一護・・・」 「あ、あう・・・」 のろのろと身体を起こし手を伸ばす一護を抱き込み胡坐の中に納めると、 「これで覚えたか?他のヤツとべたべたすんじゃねえよ・・・!」 「にゃ、にゃあう・・・」 「ならいい、これで終いにすんぞ。後は風呂だ」 「にゃぁー・・・」 くたくたとしている一護を持ち上げてまだヒクつく中へ入れていった。 「あ・・、ああ・・・」 「一護、一護・・・」 「あう、なあん、なあん・・・」 最後は優しく抱いてやった。 奥まで突いては前立腺を擦って鳴かせた。 「やあぁん!ああぁん!ああっ!あっ!あーーっ!!」 「くう!」 どくっ!と最奥に来る熱を感じて一護の意識は途切れていった。 「ふあ・・・?」 「おう、起きたか?」 「あ!や!」 両手で顔を隠してお湯に沈む一護。 「こら、溺れるだろうが」 「みゃー・・・」 顔を真っ赤にして耳をぺたんこに倒す一護。 「そんなに恥ずかしかったか」 「あうー・・・」 「お前が悪い」 「にゃっ!?」 「心配掛けた挙句に他の男舐めてるのが悪いんだよ」 ふん!と鼻息も荒く言いきる剣八。 「にゃー・・・」 「ああ、もういい、もうお仕置きは済んだ。寝るぞ」 と湯船から出ると一護を姫抱きにして部屋に戻ると蒲団とその下の畳が新しく変えられていた。 (弓親か・・・、ボーナス弾むか・・・) おそらく蛸も処分されているだろう。 新しい蒲団で剣八に擦り寄り眠る一護の身体の残った蛸の吸い後に上から跡を付けていく剣八だった。 翌日、近くの藪で野良猫がたくさん群がっていたので、ああ、あそこに捨てたのかと察した剣八。無駄にならなくて良かったなと頭の片隅で思った。 やけに肌のつやが良い二人の元に一角と弓親がやって来た。 「おう、一護無事だったか?」 と話しかける一角を見た途端に、 「やー!やー!」 と部屋に逃げ帰る一護。 「おい一護?一角じゃねえか、ナニ逃げてんだ?」 にやにやと笑いながらからかう剣八。 「な、何なんだよ、一体!」 何がなんだか分からない一角とその隣りの弓親が遠い目で、 「さあ、ね」 と返して居た。剣八も教えるつもりはない。暫くは退屈しないですみそうだ。 この後、剣八に、 「一護、甘いモン好きだったな、蜂蜜あるぞ?」 そんなことを言われる度に耳をぺたんこにして、 「やん!やん!」 と真っ赤になる一護が居た。 終 10/01/22作 色々力尽きた気がする。蛸難しぃー!このタコ焼き野郎!ヌルイけど裏です。 |
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