Lovely Place.

 今日もセックスについて書く。Welcome to lovely place.「一緒にいる」という約束は形でなくてもいいんだとヴィンセントは言い、確かにその約束を必要以上の形では表さず、今も一緒にいる。俺の呼ぶ声に答え、俺を護り、俺を喜ばす。その半量くらいはきっと返せているはずという自信もある。一つ屋根の下、共に在り、明日も明後日も空気の余地も無いほど隣り合い、要約すれば、愛し合う。俺が女ならば行く先は結婚だ。しかし、それを嘆いたりはもう、しない。日常は、物語は、ごく平坦なラインで描かれる。残念ながらアピールポイントに乏しい。幸せになってしまったならば次はそれをいかに守り、続けていくかだ。しかしそこに満足するのは好ましくない。いっそ攻撃的に在る、やる、くらいのほうがエキサイティングだ。

 日曜日の午後一時、という記号。土曜日は朝から晩まで抱き果たした。俺の身体中をヴィンセントが舐め、吸い、分析すれば俺の身体はかなりヴィンセントに近付いた。神々しいまでに美しい要素を纏ったまま墜落した眠りに、どうしてヴィンセントその人が現れないのか不思議で仕方がない。俺は浮腫んだ顔をヴィンセントに見られたくなくて、前夜の匂いを濃く残すタオルケットを抱いて、しばらく待った。ヴィンセントは温いコーヒーを持って来てくれた。

「起きられる?」

「……ああ」

 喉に声が少し絡む。昨日、人には聞かせられないような声を散々あげたせいで、掠れている。ヴィンセントはいつもと同じ、低くて、優しくて。人には勿体無くって聞かせられないような卑猥な言葉を俺の耳の中へ挿入した。まだその声が染み付いていて、同じ声で「大丈夫?」そう言われるだけで、頬を染めそうになる。

 ヴィンセントの手を借りて座って、揃いのマグカップに注がれたコーヒーを啜った。ヴィンセントは下着一枚だけで、俺はまだ裸で、そういう朝を、今日なら昼を、一体何度過ごしたか。舌が「愛してる」を言い飽きない。使命感も、理由も、何処かにあったのだろう、しかし今は何処に遣ったか、……重要じゃない、ヴィンセントは俺の髪を指で梳いて、

「愛してるよ、クラウド」

 言う。俺も、二口で喉を潤してから、

「愛してるよ、ヴィンセント」

 言う。俺の出せる、一番まともな、ふらつかない、静かで落ち着いて本気な、声が出たと自負する。

 歴史という名の物語が齎す、第三者の色眼鏡が介在しなければ、これほど綺麗な断片もないものだ。

「で……。どうしようか? 買い物に行く?」

 肩を並べてコーヒーをちびちび飲みながら、日常をころりころり、二人で転がす。一足先に飲み干した俺は、手の中でカップを包んだ。

「明日の昼に行くからいい。今日の夕飯のおかずはあるし」

「そうなの? じゃあ、行かなくてもいいか。……でも重たい荷物、車で運べるよ? 君が自転車で重たい思いしなくても」

「いいよ。……手伝いたいんだ」

「そう? 重たいかもしれないのに」

 ヴィンセントはそう言って、最後の一口を飲んだ。コーヒー、最近は俺も砂糖を入れなくなった。その代わりヴィンセントも時折牛乳を入れるようになった。俺の空のカップを受け取り、台所へ持って行くのだろうと思ったら、サイドボードに並べて置いただけだ。すぐにまたベッドへ腰を下ろし、俺の頬にキスをした。少し戸惑った。

「……ヴィンセント……」

 頬に四回、少しずつ耳の方へ移動し、耳朶を一つ唇で挟んでから、首筋へ、五回触れる。

「クラウド、素敵だよ」

 腫れぼったい瞼でもそう評されると、何らかの価値が創生されるのであって、俺は戸惑いを気のせいと封じ込めて、ヴィンセントの手を握っていた。

 午後の予定は決まった。

 セックスの悦びが刹那的な物ではないことを今更主張する必要も無い。し始めて、している最中、し終わるまで、し終わった後までも、幸福は継続し、俺の生きる糧となる。禁ずる神に逆らって見せる痛快さよ。

 形を以って証明と言う愚鈍な奴らがいるのは知っている。人間の命すら形にして自分の思ったように育てる奴らだ。或いは金とか銀とかプラチナとかの金属、及び鉱物、にて出来る物体を共有することに特権意識を持つ奴らだ。俺ラは違う、こんなにも違う。

 虐げられているつもりもなく、胡散臭いなと思う気持ちがある。今のところ、こういう構造の社会、俺ラのつながりを肯定するものは少なく、嘲笑う声は大きく、俺ラまるで道化。笑顔を作るほうが難しいのかもしれない。そう言う意味ではタフなラフメイカー、なんて。ヴィンセントが俺の中へ、俺の中へヴィンセントが。その映像が「笑える」ようになるまで見せてやろうか。吐くなよ、絶対吐くなよ、まだ笑えるか?

 そう、四方八方にポイズンブレス。

「ずうっと、一緒だよ」

 俺は虐げられるような愛され方が一番好きだ。ヴィンセントはそういう俺を知っていて、そうする。しかしなぜか虐げられている気はせず、ただ、ただ、上へ上へと俺は行く。腰を執拗に振られ、摩擦に焦げる内壁、で快感を得る、常にこういうやり方をこれからも、飽く事永遠に無く、続けていきたいと思う次第。

「ずうっと……、ずうっと……、僕たちは、一緒だ」

 一緒の瞬間、折り重なるように、死ねばいい。互いの吐いた息を最後に舌に載せ、かすかな空腹と性欲を腹の底に残したまま。そうすればあっちでも、延々と、脈々と。背中の下のシーツが描く波紋は二度と現れないカオス。

 俺はそれを否定しているくせに、ヴィンセントの口から零れた瞬間、頷くのだ。

「結婚、しようね、絶対に」

 形など、無くとも。後には何も、残せなくとも。残す必要などない、俺ラは俺たちの生きる今この世界の回転の中で、互いの顔だけ見て、常に焦がれていれば、それで十分だ。Gettin’ into the future attraction. 他の誰も近寄れない世界を描こう。他の誰が想像した俺ラの未来よりエキサイティングな、価値在る、例えば明日を、十分後を、一秒後を。

 射精。ヴィンセントの、俺の。切り取った、厳密に言えば違うけれど、同じ瞬間の。

「ん……、……」

 腹の底を泳ぐ幾億の命を一つ残らず殺していく地道な作業だ。

「きれいだ」

 俺の精液が散った俺の腹に手のひらを置いて、ヴィンセントは笑った。その手のひらを、ヴィンセントはじっと見つめて、舐めていく。俺の精液が粘り気をなくし、胸から流れ、臍に溜まる、腹の横へ零れる。ヴィンセントはその様をじっと見つめながら、指を舐る。それから、また笑い、俺の腹を舐めていく。ヴィンセントの精液は俺の尻から少しずつ、かすかな泡の潰れる音と共に漏れ出た。栓でも出来たらいいのになと、刹那は正しげな事を考え、馬鹿野郎入口塞いでどうする気と、己が愚かさを恥じた。興奮の再興した息を俺の腹に這わせ、勃起した俺の乳首を擽りながら、息だけで笑いながら、本当に面白そうに、嬉しそうに、ヴィンセントは笑う。

「僕の愛する人は、こんなに綺麗だ……。愛することが許されているのは、僕だけだ。こんなに綺麗な人に僕は……愛されている、僕だけが愛されているッ……、僕だけが」

「うん、俺はあんただけを永遠に愛する、あんただけのものだ……、俺は、あんただけの、あんただけのものだ、ヴィンセント、他の誰のものでもない」

 最初から、そうだった。

 結婚という言葉も、あらゆる約束も、蛇足に思えてくるくらい、それは定められたことだったのかもしれない。

 親指で俺の尿道を下から押し上げる。後残りの、或いは、先走りの、を、俺に浮かべさせる。光っていなくもない露を、俺の亀頭の先にぬるりぬるりと広げて、

「クラウドの精液だ」

 子供のような声で言う。

「う……ん、俺……の……精……液……だ」

「最高だよ。僕で感じて君が出す精液だ。全部僕が飲むんだ。他の誰にもやりゃしない」

 先を舌で掬う。俺の表情をじっと見ながら、綺麗な細い指、右手で扱き始めた。

「もっと飲ませて、クラウド。もっと出して見せて。……それとも辛い?」

 んん、と首を横に振るだけだ。こんな幸せなことをどうして辛くなんて思えるか。俺のが出なくなるくらいまでヴィンセントが愛してくれるって言うんだ。その手で、舌で。左手の、綺麗な細い指、左手……が、人差し指と中指が、彼自身の精液を無駄にし続ける肛門に差し込まれた。彼の腰と同じスピードで前後しながら、連れて力の篭る性器を観察し、もっと、もっと、善くしてくれる。扱く音、出入りする音、俺の声、ヴィンセントの、くつくつ笑う声、そして、「大好きだよ」「僕は幸せだ」、素敵な声、が紡ぐ言葉。要素に俺は無尽蔵に感じるから、多分俺のが出なくなるなんて事はないのだ。だから、本当に永遠に、俺は幸せ。

 破裂するような勢いで俺は二度目の射精。頭が一つ外れたような気になる。打ち上げた精液は腰に、ヴィンセントの顔に、散り、本当にヴィンセントはそれを全部舐めた。それから一瞬、悩ましい顔になり、俺に唇を重ねた。

「……君にも分けてあげないとね……、僕が独り占めしちゃダメだよね」

 喉は嫌と言わなかった。だから、俺は飲んだ。喘息の発作みたいな息をあげて、俺も笑った。それが、妙に美味しいと思えたからだ。もちろんヴィンセントの唾液の効用も無視できないが、何より、ヴィンセントの愛する俺だ、俺がそう醜いはずも無いと考えられる。

「……ヴィンセント、トイレ、行きたい」

 俺は素直に言った。ヴィンセントは首を傾げる。

「一人で行くの?」

「……一人じゃ行きたくない」

「此処がトイレだ」

「……そうなのか?」

「信じられない?」

 まさか。そうだな、此処がトイレだ。此処はベッドで、此処は食卓にもなるし、ソファにもなるし、会社にもなってしまえばいい。

 俺は希薄化した脳の機能より、多分やっぱり胸に在る「心」に従いたかった。もちろん、小便もしたかった。ヴィンセントに優しく握られたまま、喉を逸らして、……尿管が爛れるんじゃないか、「アア」、俺は失禁した。その様子をヴィンセントは相変わらず誰より美しく、どこかあどけない微笑みを浮かべたまま見つめている。シーツが濡れる、布団が濡れる、しかしそれが気にならないのは、もう切り離したことだからだ。ただヴィンセントは俺のものを手にしながら、公園の噴水でも眺めるような体。間もなく彼が我慢出来なくなったのか、蛇口に直接口を付けた、コーヒーよりも先に飲んで欲しかったなと、勢いを失いつつ、俺は思った。

「美味しかった」

 ヴィンセントは平然とそう言う。俺はだから、平然と微笑んだ。勢いに、泡立った塊が、俺の尻から溢れて零れた。ベッドを汚した。勿体無いことを。……結局我慢できなかった、根性の無い肛門。

「こっちもおもらししちゃったね」

 ぐずぐずに濡れた場所、指で弄られた。

「悪い子。僕の……、もうちょっと入れたままにしておいてよ。……新しいのが欲しいの?」

「新しいの……、欲しいな。何度だって入れ替えてくれよ」

 贅沢なんだから、と笑う。そして、まだ多少柔かい様子のそれを入口に押し当てた。手を添えて、入ってくる。

「綺麗にしてあげようか」

 何をされるか判る。そんなことをされるのは初めてだけれど。ヴィンセントがまた一つ俺の処女膜を破る。女じゃないから俺から血が流れることは殆ど無い、それは有体に言えば幸せなことだった。そしてその代償に捨てるものは、手に入れるものと比して、あまりにも無力であると俺は断定できる。

「してくれよ……、もっと、もっと綺麗に」

「うん、……今でも十分綺麗だけど、もっとね」

 くぐもった水音が腹の底から響く、尻の中がすぐに満ち、細い流れとなり、深いところまで俺は清められていく。腹の底から生れるような息を吐き、ほぼ同じ体温なんだと知る。

 擽られたように俺は笑っていた。こういう種類の悦びが大きな顔で通用する。

「大丈夫? お腹痛くない?」

 突っ込んだまま、ヴィンセントは俺の顔を窺がった。冷や汗の数滴、もちろん滲む。だけどまだ、俺は笑っていた。右手を伸ばした。ヴィンセントはその手を優しく掴む、指先を舐めた。

「痛いよ。でも、漏らしてもいいんだろ?」

「うん、それは、もちろん」

「ちょっと勿体無いけどな……」

 どうだよ、まだ、まだ、笑えるか? 笑えるならその面を拝ませてくれ。きっとそれはまあ、それなりに悪くない、笑顔なんだろうから。微笑を期待する俺ラの……自尊心……破壊衝動、満足、さしてくれ。

 そしてそうさ俺ラを認めない世界は要らない、美しさも格好よさも非現実味もヒーローもヒロインも詰まらぬ美的誌的文句も、……この二重瞼も耳も腹筋と一緒にばっさり切り捨てて。ついて来たいなら拒まない、けれど俺ラ後ろは向かない。目の前を塞ぐ理想偶像、一体残らず排除して、作るパーフェクトワールド。俺ラが全てだ。

 身体の中がクリアになると、途端に感覚も良くなる。何度も何度も、唇を吸い合って、喉の奥に笑いを潜めた。

「精液頂戴」

 愛しい肉茎をゆるゆると扱く、濡れたそれが熱くって、硬いのが、嬉しい。

「せっかくあげても、クラウド、全部外に出しちゃうんだもの」

「全部出してる訳じゃない。何割か……何パーセントかは、ちゃんとお腹で食べてる」

「吸収してくれてる?」

「うん。だからさ、俺、最近少し太ったろう」

「そうだっけ?」

「この間測ったら一キロ太ってた」

 僕はクラウドが太ってても平気だよと、ヴィンセントは笑う。そして、俺の顎の下を撫ぜた。無精ひげ生えてたって全然好きだよ。

「あんたの、これを……、俺の中に入れてさ。……黄色くないのも出してくれよ。もっとあんたに近付きたい」

 俺の髪をくしゃくしゃっと撫ぜて、仔猫を見る目で、笑う。

「可愛いな」

 俺がもう失ったはずの要素、その言葉に、一瞬でも俺が表情を曇らせると、

「本当さ。僕の価値観を尊重しておくれ。君は僕の知っている人知らない人、全部ぜんぶあわせた中で、一番、誰よりも、可愛いんだ。判らないの?」

 ヴィンセントを握る、俺の手の上から、ヴィンセントが握った。どちらも同じように熱くて、それはグロテスクの一歩手前のリアルさ、いや、グロテスクでもいっそいい、三人称の誰かがそう判断するなら構わない覚悟で、とにかくヴィンセントが俺に感じきっていることを教えてくれる。

「誰より可愛い。クラウド。僕のクラウド」

 そんなことを言う神経をこの人だけが持ち、反応し共有する耳はこの形だけだ。出会えたことに心の底から感謝する。出会えたのは、今幸せで在れるのは、それだけの努力を俺たちがしてきたからで、他の誰にも文句は言わせないし、苦情が出ても謝罪はしない、許しを請う積もりも無いから、俺たちは胸を張って、普く強い風に髪を乱されたることも怖れず歩く。他者へ向かう途方も無い憎悪すら生み出すほど強い、互いに向かう恋愛感情を、握り合った手のひらの間、何人足りとも認識できないくらい僅かな隙間と互いの血管の中満たしあいながら。

 誰かに憎たらしく映ったならば、痛々しく映ったならば、それこそ、グロテスクに映ったならば。俺ラが「結婚したよ」と言って、それが例えば「血痕」なんて物騒な単語に取られたりしたならば。それこそが望みだ、俺たちの幸いだ。

 ヴィンセントの肉塊は俺を穿ち、その左手は俺の右手をしっかりと絡めとった。腹の底が焼ける。それは常人の理解できる感覚では到底無いだろう。あえて一般的な言葉を選ぶなら、「痛くて気持ちいい」なのだけれど、俺の抱く感覚は二つなどでは決してなくて。それを大衆の操る言葉に翻訳することは不可能だ。そもそも俺はその手間も省きたい。

「ア……ア! アァ……」

 死ぬ数秒前の獣が鳴くような声でしか、俺は表せない。ヴィンセントがその俺の声、「もっと聞かせて、声出して! ……僕で感じてるって」、耳元「僕に。聞かせて」称える。心の根っこが外れ、雲海を泳ぐような気持ち良さ、やがて彼岸から寄せる波の轟く音を俺は聞いて、怒涛と共に、声を上げ、射精する。波が引き、浮ついた俺の心はそのままどこかへ攫われ、消え失せて。

 但し恋人の手を握って寝たのだから当然手を握って目を冷ますのだという真理までは頭が回っていた。目を開けると外が暗くなっている。まだ日曜日か、それとも、もう月曜日の深夜か。ヴィンセントが、俺の覚醒と共に目を覚ました。その手が、サイドボードの携帯電話を探し当てて開く。青白い光の中、「1:32」と読める。もう月曜日で、俺たちの休日は終わってしまった。

 ヴィンセントは俺の身体を抱き寄せた。あと五時間もこうして過ごしたら、慌しく空虚な朝が来るのみだ。外の世界は冷たい雨を降らしヴィンセントの靴を濡らす。それでも生活のためにそれを放棄することは許されず、幸せな暮らしをそんな世界でしか成り立たせられない俺ラの悲劇は妙に一般的で狂おしい。温かいこの腕の中だけが世界だったら良かったのに。汚れたベッドの上でだけ息が出来ればよかったのに。

「来週、温泉に行こう」

 俺は朦朧、悲しい気持ちを慰める髪を撫ぜる手と言葉。

「新婚旅行だ。……二ヶ月に一回くらい行けたらいい……、僕らの新婚旅行だ」

 新婚旅行っていうのはそもそも……。俺は開きかけた口を閉じて頷いた。頷いたら、ヴィンセントはもっとしっかり抱き締めてくれた。俺も納得するのだ。他のどんな結婚とも違う、ヴィンセントが俺を娶った。ルールは二人で考える。死ぬまで新婚だ。死んでも地獄で式を挙げよう、って、地獄? 馬鹿か。俺ラが行くのは地獄じゃない、天国でもない、もっとずっといいところ、最高の国を二人で作るんだもの。地獄って言うのは俺ラ以外の奴らが行くところさ。

「愛してる」

 喉に絡みきった声で俺はやっとそう言った。ヴィンセントの微笑む音がした。



別に注意書きつけるほどグロじゃないよー、という方は出来れば拍手でご報告ください……。「グロ」の指標が判らん……。
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