やっぱり、諭良はオネショをしていた。そして流斗も(必要ないのに)オムツをしていて、諭良と添い寝してオムツの中を洪水にしていた。しかし二人が飛び起きたのは、
「ひゃあ……」
という流斗の声が全てを物語っている。昴星と由利香、全裸の二人が手に持つ洗面器の中身から漂うとんでもない臭いによってだ。
「おはようございます、諭良くん、流斗くん」
由利香は洗面器を手ににこりと微笑む。「くせー……」
昴星も洗面器を置いてため息を吐いた。実際、何というか部屋の空気感さえ変えてしまうような圧倒的な存在感があるのだからすごい。それは単に昴星のが臭いというだけでなく、由利香のだって臭いは相当なのだ。そういう類の臭いには免疫のあるはずの流斗と諭良でさえも、言葉を失っている。
「二人に問題です」
由利香は微笑んで、年下と年上の二人に訊く。
「この洗面器の中身、どっちが由利香ので、どっちが昴星くんのだかわかりますか?」
「えー……?」
オムツの流斗が洗面器を覗き込み、二つ比べて首を傾げる。「……んー……、どっちかって言うと……」吟味するように鼻をひくひく動かして、
「ぼくはこっちが昴兄ちゃんだと思うなぁ」
由利香も昴星も答えは言わず、なるほど、という顔をしている。
「諭良は? どっちだと思うよ」
「え……、ええと、ぼくは……」
諭良も、慎重かつ真剣な表情で臭いに見た目を比べて、
「ぼくは、こっちが昴星のだと……、思います」
流斗とは反対を指差した。「へー」と昴星が呟きを漏らし、由利香は驚いたように目を丸くする。
「どうして、そう思ったんですか?」
「は……、あの」
やっぱり、由利香相手には緊張した顔になる諭良である。
「……そっちの、方は、……昴星のオシッコが入っている、由利香さまの、うんちだと思いました。その、そっちの方がオシッコの量が多いです、あと、オシッコの臭いは昴星のだと、思ったので……。でも、うんちの、太さが、……昴星はいつもすごく立派なのをします。太くて、いっぱい出てるのは、こっちなので、あと……、ぼくは」
きゅ、と内股を締めて諭良は言葉をつなぐ。「由利香さまの、うんちの臭いを、すごく近いところで嗅いだことがあります……、から……、こっちが由利香さまのだと思いました」
その時のことをまた思い出したのだろう。諭良は頬を赤らめてロジカルな説明を締め括った。
「へー……、二人のオシッコとうんち混じってたんだぁ……。昴兄ちゃんのオシッコのにおいだったから、ぼくこっちだと思った。でも、そうだねえ、ゆりねえちゃんこんな太いうんちしないよね」
いや、オシッコの臭いを嗅ぎ分けられるだけでも相当なものだよ。
「ちょっと休憩してからみんなで風呂入ろうぜ。おれも由利香もオシッコまみれだし、うんこしてから拭いてねーからかゆいよ。おまえらもオムツの中ぐしゅぐしゅだろ?」
洗面器を手に持ち立ち上がり、トイレへと向かう昴星と由利香を、流斗と諭良も自然と追い掛ける。「すごーい、二人分だとたくさんだねぇ」と流斗が感心したように声を上げ、「ちゃんと流れるでしょうか……」諭良はちょっと心配そうだ。ぼくも子供たちの上から覗き込ませてもらったが、……いやはや、このトイレにこれだけの量が放り落とされることはこれまでなかったのだから、流れるかどうか懸念する諭良の気持ちも分かる。
それでも一度の放流で、きれいさっぱりなくなった。
「あー、のどかわいた、アンドお腹すいた」
そりゃああんだけオシッコとうんちすればね。由利香もきゅうとお腹を鳴らして、慌てておへその辺りを抑えた。由利香が三人の男子に会いたいと言ったから、朝のうちにおやつやジュースを買って来てある。
「用意するから、流斗も諭良もオムツ外して」
人数分には足りないコップ、ぼくはビールグラスで麦茶を飲み、ポテトチップにチョコレートにクッキー、四人は美味しそうにどんどん平らげて行く。
「あのな、さっき由利香と話してたんだけど、この後はおれらでおにーさんのこと気持ちよくする時間にしようぜ」
猛然とポテトチップスを頬張る昴星が口の周りに食べかすを付けて言う。
「いつもそうだけどさ、おにーさんがこうやってさ、おれら全員が楽しいようにしてくれるから、おれら楽しいじゃん。でもっておれらいっぱい楽しい思いしたから、こんどはおにーさんのこと楽しくしてあげる番」
ぼくとしては、すっぽんぽんの……、いや、すっぽんぽんでなくても、子供たちが楽しい時間を過ごしてくれるだけで楽しいのだけど、そういうことは言わない。
「お兄さんは、いつも優しいから……」
諭良は小さく微笑む。「二人きりのときでも、ぼくのこと気持ち良くしようとして、かえって申し訳ないくらい……」
「うん。ぼくもね、お兄ちゃんとこ来るとき、お兄ちゃんのおちんちん今日こそ空っぽにするぞーって思って来るのに、お兄ちゃんぼくのことばっかり空っぽにしちゃうんだよ」
「夕べもそうでした。お兄さま、もっと由利香のことをいっぱい使って気持ち良くなってくださっていいのに……」
ああ、もう、……ぼくは俯いてただ幸せを麦茶とともに飲み下す。
「おにーさん、まだ撮ってねーよな」
昴星はパソコンの机に乗ったデジカメに目をやり、ひょいと立ち上がる。自分のおちんちんをぷるんと揺らして見せて、それだけでぼくの鼓動を一つ高鳴らせる。
「由利香のこともさ、もっと撮って、あとでいっぱい使えばいーじゃん。ちんこはいつでも見れるけど、女子のはあんま見れないじゃん?」
「あ、昴兄ちゃん『おまんこ』って言うの恥ずかしいんだ?」
「べ、別に恥ずかしくなんかねーよ、その……、由利香の、……まん、こ、だって、撮ればいいじゃんか」
恥ずかしそうに昴星は言って、カメラをぼくに手渡す。
「こういう時間が、もっとたくさんあったらいいね」
諭良が、ぼくに言う。「お兄さんのこと、ぼく一人で幸せにするのは難しいのかもしれない、けど……、お兄さんのこと好きなぼくたちが全員で、お兄さんのことをいっぱい幸せにする時間。……ぼく、春からも絶対、ここへ何度も戻ってくるよ。お兄さんにいっぱいちんちん見せて、お兄さんの前でいっぱいしっこして……」
「諭良兄ちゃんとゆりねえちゃんが来れなくてお兄ちゃんがさみしいあいだは、ぼくと昴兄ちゃんが頑張らなきゃね?」
「おう。ときどきは才斗連れてきて手伝わせるぞ」
テーブルの上のお菓子その他はほとんど空になった。そのタイミングで、
「ね、お兄ちゃん。ぼくうんち」
流斗がぼくに抱きついて甘える。
「ああ……、うん、わかった」
抱っこして、キスをして、立ち上がる。
「じゃあ……、みんなでお風呂に行こうね」
そんな広い浴室ではない。多分、定員は二名、子供だということを考えても三名か。それでも先日は七人で入れたのだから平気だろう。それに、愛しさの密度は高いにこしたことがないに決まっている。
カメラを三脚に立てようとしたところで、「ぼくが撮るよ」と諭良が申し出た。
「お兄さんのための時間だよ? お兄さんはしたいことをすればいいと思うんだ、撮るのは、ぼくたちが交代ですればいいと思う」
「諭良くん、優しいんですね」
由利香に言われてかぁっと紅くなる可愛い諭良にキスをして、ぼくは任せた。
「お兄ちゃん、どんなうんちがいい?」
流斗は背伸びをしてぼくに訊く。
「どんな、……ええと」
「おトイレでするときみたいにするのがいい? それとも立ったまま?」
ここで「流斗がしたいようにするのがいい」と言ってはいけないんだ。諭良が言う通り、今はそういう時間だから。
「じゃ、じゃあ……、立ったまま、お尻こっちに向けてして見せてくれる?」
「うん、いいよ! ……こう?」
四人の中で一番小さな身体の、もちろん一番小さなお尻を、腰掛けに座るぼくに向けて突き出す。昴星がそのお尻の下に洗面器を置き、由利香がぼくの隣に膝をつく。諭良は流斗の立ち姿を、お尻をしっかり撮り、流斗は「えへへ、ぼくのお尻だよー」とふりふりしたり、そこを割り開いてピンク色のアナルを見せびらかしたりする。
由利香の手のひらが、まだ力感のないぼくのペニスに触れた。
「いいですよ、流斗くんのうんち、お兄さまに見せてさしあげてください」
「うん! ……んーっ……」
お尻の穴がきゅんきゅんと蠢き、「あは……、出るよぉ……?」流斗が嬉しそうに言う。それをぼくに見聞きさせながら、由利香はぼくのペニスを手のひらで愛撫し、昴星は「おにーさんも、おっぱいって感じる……?」ぼくの乳首にキスをしてくる。
「んっ……」
「出て来たね、流斗のうんち。……いつもより少し柔らかいかな?」
諭良がカメラを寄せて訊く。
「……ん、かな?」
諭良の解説の通り、確かに出方がいつもよりスムーズだ。
スルスルとお尻から姿を現したそれは、洗面器にぴちゃっと落ちた。同時にオシッコが噴き出し、浴槽の中に音を響き渡らせる。
「流斗くんのお尻とうんちで、お兄さまが気持ち良くなってますよ」
「ほんと? ……ほんとだぁ。えへへ、お兄ちゃんがおちんちんかたくなるの、うれしいな……」
実際には、由利香の指と昴星の舌も大いに手伝っているのだけど、由利香がそう言うのだからそれでいい。諭良はぼくの身体を愛してくれる二人の姿も撮って、また流斗に帰る。
「流斗もちんちん硬くなってきた?」
「うん……、だって……、諭良兄ちゃんだってなるでしょ……? お兄ちゃんの前で、うんちしたら……」
「うん、なるよ……。お兄さんに見られるの、嬉しいから……」
それに、可愛らしい流斗の排便を見ていたって諭良は勃起する。恥ずかしそうに、でも自分のペニスを映して、「こんな、風に……、ちんちん、勃起しちゃう……」って独白する。
「ん……、流、全部出たか?」
昴星が振り返り、ぼくの尿道口に滲んだ露を指先で亀頭に塗り広げながら訊く。
「ん、っと、……いまので、ぜんぶ。……えへへ、すっきりした」
流斗はこちらを向いて、誰よりも幼いおちんちんをぼくに見せる。ぴんと上を向き、皮の縁はオシッコの雫で光っている。
「お兄さまは、流斗くんのおちんちんも大好きですね……、何も言わなくてもお兄さまのおちんちんが言ってます」
昴星がひょいと立ち上がり、洗面所に行くなりすぐ戻ってきた。
その手には、ローションとコンドーム。
「ひひ。うんこしたら、流のお尻しなきゃなー?」
昴星の手によって、勃起したぼくのペニスにゴムが被せられる。由利香は流斗のお尻をシャワーで洗い、そこにローションを纏わせる。そして諭良は由利香の指で肛門を開かれ、
「ん、んっ……えへへ、ゆりねえちゃん、お尻するの、上手……」
流斗が甘ったるい声を上げる様を撮影する。
「お兄ちゃん」
太ももに跨った流斗が両手でぼくの頬を包んだ。「大好きだよ。お兄ちゃん、ほんとうに大好き」
キスを、くれる。甘い甘いキスをくれる。ぼくは夢中になりそうなところ、どうにか押し留め、「ぼくも、大好きだよ」と、……これでも最低限でしかない。言葉を流斗に返す。
半年前の自分に教えてあげたい。……おまえが窓からそっと覗いた、川べりをおちんちん丸出しにして遊んでた、可愛い可愛い男の子、……おまえが何度も何度もオナニーのオカズにしたあの子は、やがておまえの膝の上に乗るんだ。まっすぐな瞳でおまえに、「大好き」って、透明な声で言うんだ……。
いや、言わない方がよかっただろうと思い直す。想像出来ない未来の方が、いつだってきっと素敵に決まっている。
「んン……!」
いつもより少し細いうんちを産み出しただけのお尻の穴は、しかし由利香の指によって広げられて、……それでもやっぱり狭くって、心地いい。お尻の中いっぱい、ぼくの輪郭になって、それでももっともっととねだるように流斗はぼくを締め付けた。
「ん……、お兄ちゃん、の、おちんぽ……、すっごい……、やっぱりお兄ちゃん、好き、大好きだよ、大好き……」
ぼくの頭に両手を回し、何度も何度もキスをして、やがて舌も絡み合う。呆れられるぐらいに濃厚なぼくらのキスは、ぼくが流斗の身体を抱えて揺さぶるときにもまだ続いていた。しっかりと抱きしめ合い、一つになったことを教え合う、伝え合う。
「すげー……、出たり入ったりしてんの、やっぱエロいな……」
「ん、お兄さんのちんちん……、気持ちよさそう……」
昴星と諭良はぼくが抱く流斗のお尻を覗いていた。上下する、引き締まったお尻を穿つぼくのペニスが、二人の目にも呪わしいものに映らないということが喜びだ。そしてもちろん、流斗がぼくを圧迫することでぼくはどんどん追い詰められて行く。流斗は声を舌に乗せてぼくへ届けて来る。
「んふ、っん、お、にいひゃ、しゅきっ、おにいひゃっ、ひ、あっ、いっ、ちゃうっ、おひりぃ……っ、いっひゃっあん! あんっ!」
みずみずしく声を弾ませて、流斗のおちんちんから噴き出した精液、ぼくの腹に散る。この子を幸せにできた、……やっぱり幸せにしてあげるのが幸せだ……、そう噛み締めながら、ぼくも流斗の中でペニスを震わせる。
流斗がぎゅうと抱き付いて来る。「大好きだよ」ともう一度伝え、しっかり抱き締め返して、腕の中の天使が頷くところまで見届けるのが、ぼくの「恋人」としての努めだと思った。
「んん……、えへへ……」
流斗がゆっくりと腰を浮かせて、「お兄ちゃんのおちんぽ……、びくびくってするの、やっぱりすごく好き……、ぼく、いてよかったって思う……」
座ったぼくに、それほど背中を屈めなくてもキスが出来る小さな小さな恋人の笑顔。……これを、守らなくちゃ。
「お兄さまの精液、いっぱい出ましたね」
由利香に指摘されて見下ろして、……ああ、そりゃそうだろう。流斗の胎内に実際に入る前に、昴星と由利香のほどこしを受けたのだから。
「すっげーなー……、さっきも出したばっかなのに」
昴星が感心とも呆れとも付かない声で言うが、目は笑っている。流斗は嬉しそうにそのゴムを、精液の零れることも気にせず外し、「はい、ゆりねえちゃん」まだ収まらない熱を由利香へ向ける。
「はい、いただきます」
「諭良兄ちゃん、こんどぼく撮る、撮りたい」
立ち上がった流斗は諭良からカメラを受け取り、「お兄ちゃん、二人のおちんちんも好きだよね?」と二人を促して、下半身のお掃除をしてくれる由利香の左右に立つ。
「ひひ、おにーさん、エロい顔。ちんこ好きだよなー」
「昴星だって好きでしょ?」
「まー、な」
足の間から、「由利香も、好きですよ?」と顔を上げる。「お兄さま、おちんぽ元気いっぱいですね、昴星くんと諭良くんの見て、またぴくぴくって……」
目の前に、おちんちん二本。
昴星のは丸っこく小さい、諭良のは細長くて皮が余っている。ぼくの肩越しに流斗が撮りながら、「昴兄ちゃんと諭良兄ちゃん、おちんちんぜんぜんちがうねえ」と笑う。
「ほんとうにね。……ぼくのは、こんなに皮が垂れてる。けど昴星のはぼくのより小さい」
「だって身長ぜんぜん違ぇもん。足の長さだってさ……」
そうなのだ。二人がおちんちんの高さを揃えようとすれば、諭良が足を開いて立たなければならない。それでいて二人の足の太さはそんなに変わらないのだから、昴星としてはたまらないだろう。血の違いって凄いものだ。
でもこれは、昴星がどうこうというより、諭良がちょっと美し過ぎると言ったほうがいいのかもしれない。
「おにーさんってさ、ちんこ好きなんだよな? おにーさんはちんこのどんなとこが好きなの? おにーさんにだってちんこは付いてんじゃん」
「それは……、まあ……、確かに付いてるけど……」
でも、こんなもの……、と見下ろす。由利香が撫ぜながらキスをくれる。「由利香はお兄さまのおちんぽカッコいいと思いますよ?」と微笑んで。
「でも、お兄さんは、なんていうか、……ぼくのや昴星のみたいなちんちんが好き……、なんだよね?」
「うん……、まあ、やっぱりどうしてもそうだね。……あの、女の子に付いてるおちんちんも好きだけど」
ちら、と由利香に目をやって付け加える。
「……みんなぐらいのおちんちんは、すごく、その、……綺麗で形も可愛いと思うんだ。つるつるで、ぷにっとしてて。そういう、あの、オシッコしか出て来ないように見えてでも、ちゃんとみんな、精液を出せるっていうのが、可愛くてえっちで、だから見てて興奮するっていうか……」
「きれい、……かなー?」
昴星が上向きの小タマネギをふるんと指で弾いた。「おにーさんだっておれの臭いって言うじゃん」
「そ、それは……、その、臭いは確かにするよ。……多分、大人の、……ぼくみたいな形のものの方が、汚れも溜まりづらいと思うし」
「お兄ちゃんのおちんちんもにおいするよ。でも、昴兄ちゃんのおちんちんはもっとずっとくさいよ」
「あんま臭いって言うなよ……」
「うん、まあ……、多分みんなのおちんちんには、今しかしない臭いがあって、……それがぼくにも、きっと由利香にもドキドキするものなんだ。もちろんぼくは、みんなのそこがぼくみたいに大人になっても、大好きだと思ってるに違いないけど」
「ふうん……」
諭良が昴星のを見やる。
「でも、あまり想像が付かないね。昴星のもぼくのも、もちろん流斗のも、……本当にお兄さんのみたいに格好良くなれるときが来るのかな……?」
「おまえの、でかくなっても皮剥けなさそうだよなー」
「うん……」
二人して複雑そうな顔になる。
「だいじょぶだよ」
と流斗があまり責任を感じさせない気軽な声で言う。「大人になったら、きっと昴兄ちゃんのもちょっとぐらいはおっきくなるし、諭良兄ちゃんのもちょびっとは皮むけるようになるよ」
やけに「ちょっと」「ちょびっと」を強調する。しかし、何というかそのぐらいの表現にとどめて置いた方がいいようにも思う。
とはいえ、昴星も諭良も納得したようだ。
「じゃーさ、おにーさんの好きなちんこしていいよ。おにーさんのしたいようにさ」
くいと昴星が腰を突き出せば、
「ぼくのも……。ぼくたちのちんちんは、お兄さんが何してもいいところなんだからね……?」
諭良も、それに倣う。
ぼくの目の前で、ぼくに向けて差し出された二本の幼い茎。流斗がじっくり撮ってくれるのを待ってから、左右の手で触れる。勃起しているから「ぷにっ」とはしていない。しかしコリコリとして湿っぽい手触りは、やっぱり「男の子」という呼び方がしっくりくるぐらいの年頃のもので、ぼくはぼくの指が喜ぶのを感じる。
諭良の方が、ちょっとぺたぺたしてるね……。昴星の方はさらっとしてるけど」
「だって……、オネショ、したから……」
「そうだね。でも二人ともおんなじぐらい可愛い。昴星のはちっちゃくて丸っこくって……。でも、皮は昴星の方が剥きやすいね」
そっと皮を剥く。途端に、「んっ」ぼくの股間から由利香が顔を上げる。
「……お兄さま、いまの『ピク』ってしたの、昴星くんの臭いで……?」
恥ずかしながら頷く。ああもう、どうしてこんなにすごい臭いがするんだろう? 間違いなく臭い、いつだって安定して臭い。それなのに、ぼくの身体は、……いや、ぼくだけじゃない、ぼくら全員の身体は昴星のこの臭いに反応してしまう。
「ぼくのとこまで……、昴星の臭い、したよ……?」
とろんとした顔で諭良が言う。その諭良のおちんちんがピクピク震えるのだから、ぼくたちは全員同じ神経を有しているに違いなかった。
「そんな……、言うほど臭くねーだろ、……たぶん」
「くさいよ」
流斗が言う。「昴兄ちゃんのおちんちんのにおいじゃなかったら、ぼくこのにおいイヤだな。でも昴兄ちゃんのだから好き」
「……わっかんねーなー……」
「皮の中が臭いのは昴星だけじゃないよ。……諭良も、こんなに皮余ってるから中は蒸れて……」
ましてや、オネショをした後だ。ぼくが皮を先の方で摘まんで、焦らず落ち着いて根気強く根元へ向かって引っ張って行くと……、やっと、昴星よりも色の薄い先端が覗ける。
「わー……、諭良兄ちゃんのおちんちん、びちょびちょ……」
流斗の言う通り、皮の中は残尿とガマン汁のカクテルで濡れそぼって、亀頭を光らせている。トロトロだ。
「だ、って……、こんなの、嬉しいもの……、ずっと勃起してたし、……こんな、なっちゃうの、しょうがない……」
口を開けて諭良のおちんちんを見ていた昴星が自分のものに目を移す。「おれのも、わりと透明なのすぐ出ると思うし、パンツに付いちゃったりするけど……、やっぱおまえのすげーや……」
「あ、あんまり言わないで……、恥ずかしい……」
恥ずかしがる諭良を見上げて、ぼくの足の間に座り直した由利香がぼくといっしょに両手をそれぞれのおちんちんに添える。
「ゆ、由利香さま……」
「ほんとうですね……、ぬるぬる。諭良くん、女の子みたいです」
「どういうこと?」
昴星が首を傾げる。
「女の子も、えっちな気持ちになるとぬるぬるになるんですよ? 男の子のここがこんな風になるみたいに……」
「ひゃ」
「あ……!」
大きさの違う二人のタマタマを両手に収める。これはこの歳の少女としてはとても贅沢なことだ。
「昴星くんのも、先っぽぬるってしました。……きっとすごく美味しいですよ? お兄さま」
くすっと笑って、でも一度振り返ってぼくにキスをしてから、足の間から抜け出す。ぼくの背中に周り、腰を抱いて背中に唇を当てながら、両手はぼくのペニスへと回った。
「お兄さん……、ちんちん、……ぼくの……」
「おれのも……、その、おいしいかどうかなんて、わかんねーけど……」
ぼくの鼻先、先端の接するくらいに近くでおちんちんが寄せられる。ツンと尖った臭いは昴星からで、どちらかと言えば陰性の臭いを漂わせるのは右の諭良。鼻を近付けて吸い込めば、この二人にしか作り出せない臭いのコラボレーションを描き出す。
由利香が欲しがったように、オモラシ後のブリーフにも深く染み込んだ意味がある。しかしこんな風に生のおちんちんの臭いを愉しむのも、やっぱり格別だ。ぼくに舐めさせてくれるというのならば、喜んでそうさせてもらう。二人の包皮の先っぽがくっ付いて蜜のように糸を引く、しょっぱいとわかっているのに甘さを感じさせる、幼い茎を、
「あ……ちんこ……!」
「んっん……」
二本まとめて口に含む。……しょっぱいことはわかっていた、美味しいこともわかっていた。それでも、ぼくの予想の斜め上、二人がおちんちんで指す向きのように。
「ちんこ、じゃなくて『おちんぽ』じゃないの?」
くすくす笑いながら流斗が指摘する。
「うあ……う」
「ちん……ぽ……」
その言葉が恥ずかしい二人は、それでもぼくのために、健気だ。
「ん、んっ、ちんぽ、ちんぽっ、きもちぃいっこぉせっと、いっしょに、……ちんぽぉ!」
「ん、ちんぽっ、ちんぽっ、すきっ、ちんぽされんの好きぃっ」
「ちんぽ」の大合唱。言い始めると自分がその言葉を口にしているという事実に煽られたように、一気に勢いづいて止まらなくなる。昴星一人だけならまだしも、諭良との二人掛かりだからその破壊力はとんでもない。
「あぁあっちんぽっ、おにいさっちんぽっ、ぼくちんぽいくっちんぽっ、ちんぽっ」
「ちんぽっ、いっちゃういっちゃうっおにーさっ……ちんぽ! ちんぽいく! いくっ! ちんぽっ……ち、んぉぽおっ」
二本いっぺんだから、上手になんてできなかったはずだ。それでも二人はほとんど同時にぼくの口の中へしょっぱくも臭くもない精液を叩きつける。二本同時にフェラチオするのも苦労なら、それをこぼさないようにするのも一苦労だった。
「昴星くんも、諭良くんも、ほんとうにすっごいえっち」
ぼくのを扱きながら由利香が笑う。「声しか聴こえないのに、すごくドキドキしました」
「んぅ……、ちんぽ……、しゅ、げぇ、ちんぽ……、ちょうきもちぃの……っ」
「ん、ぼく、も……、……ちんぽ、ちんぽすごかった……、ちんぽおかひく、なっちゃうかと……」
「お兄ちゃん、諭良兄ちゃんたちのおちんぽのおつゆおいしかった?」
ん、とぼくは頷く。ガマン汁のカクテルが美味しいなら、精液のそれが不味いはずがない。しょっぱかった口の中に注がれた違う味は、いっそ爽やかであるとさえ言える。
「昴兄ちゃん、諭良兄ちゃん、おつゆとせーしだけじゃなくって、ほかのもお兄ちゃんにあげなくちゃ。ね? ゆりねえちゃん」
「はい。まだお兄さまはいってません。お兄さまの大好きなものを、……ここに。男の子だからじょうずに出来ますよね?」
ふりふり、とぼくの勃起を由利香は二人に見せびらかすように揺らした。
「昴星……」
「ん……、んっ」
二本の包茎の先端から、薄い、しかし金色に輝く放物線が吹き上がった。細く高い水音を立てる温水はまずぼくの口の周りを濡らし、澄んだ塩辛さを与えてから胸に、腹に、そして、
「お兄さま、昴星くんと諭良くんのオシッコですよ?」
由利香の両手で激しくリズミカルに扱かれるぼくのペニスへと降り注ぐ。
「オシッコ、オシッコ、いっぱいっ……、おにーさんのちんぽにオシッコしてる……」
放尿中だというのに、
「んっ、ちんぽっ、オシッコ出てるよぉ……ちんぽっ、オシッコ出てるっオシッコっ」
昴星も諭良も、それが射精の延長線上にあるみたいに感じ切って震えている。その浅ましくさえある表情が、由利香の手によって追い立てられるぼくから逃げ場を奪うのは容易いことだった。
「っ……!」
二人の少年のオシッコを浴びせられながら、少女の手コキによってぼくは達した。「ふふ……、お兄さま、いっぱい……、すごくいっぱい、おちんぽビクビクしてます……」
由利香は男の身体に起こる快楽反応を、男以上に理解しているのかもしれない。すぐには手を止めず、徐々にスピードを落としながら扱き続け、ぼくに長い幸福感を味わわせてくれた。
「……はぁ……ああう!」
「んっん、んぅ……」
気持ちよすぎるオシッコだったからか、最後の一絞りをぼくの顔に叩きつけた二人の余韻の震えは大きかった。それでも、ぼくの射精を確かめるように膝をついて覗き込んで、
「……ふ、ふふふ……、お兄さんのちんぽに、オシッコいっぱいしちゃった。ね、昴星……、お兄さん、オシッコまみれになっちゃった……」
諭良が自分で濡らしたぼくの胸に口付けをして、
「ん……、オシッコの、すげーにおい……、でも、おにーさん、きもちよくなってくれてよかった……」
昴星は唇に唇を重ねてくる。
「ゆりねえちゃんも、オシッコしたい?」
ぼくの背後で流斗が由利香に訊く。由利香は少しためらって、でも、たぶん頷いたのだ。
「じゃあ、今度はゆりねえちゃんの番だよ。諭良兄ちゃんと昴兄ちゃんだけじゃなくって、ゆりねえちゃんのオシッコもお兄ちゃんは大好きだよ」
流斗の言葉に気付いたように、昴星と諭良が立ち上がる。昴星が、
「なー、こんど、おれ撮る」
流斗からカメラを受け取る。
「おにーさん、由利香がどんな風にオシッコするとこ見たい? 由利香どんなんでもしてくれるよな?」
「はい……、あの、ほんとはさっきからオシッコしたくって、ガマンしてました。でも……、お兄さまの見たい形でします」
「女子のここからー……」
昴星はしゃがんで由利香のスリットにカメラを寄せる。「出るオシッコ。おにーさんにいっぱい見せるとこ撮るからなー」
昴星、なんだかやたらに由利香のそこを見たがっている。由利香はオシッコを我慢していることも手伝って恥ずかしそうだ。
「昴兄ちゃん、ゆりねえちゃんのおまんこ見るの好きだねえ」
「な」
流斗が図星を突いたらしい。
「んな、そんなんじゃねーよ、ただその、おにーさんが見て嬉しいと思って……」
「ふーん」
流斗は懐疑的な反応である。まあ、ぼくも流斗と同じことを思ったし、黙っている諭良も同じだろう。
そして加えて言うのならば、……ぼくら全員、由利香しか持っていないその場所への興味を隠すことなんで出来やしないのだ。
「由利香、もうちょっとだけガマン出来る?」
もじもじとスリットに指を当てて、由利香はこくこく頷く。「ちょっとだけ、なら……」あまり余裕はないようだ。
「流斗はどんな風にしてるとこが見たい?」
ぼくはすぐに訊いた。
「えー? んーと……、オシッコ出てくるところ見たいなぁ。だから女の子が普通にするみたいにしゃがんでするのがいいかなぁ」
「諭良は?」
「え、あの……、ぼく、は……」
反応の収まらないおちんちんを隠して、「由利香さまの、……オシッコを、かけられるのが、すごく、……嬉しいです」
「なるほど。じゃあ昴星は、……昴星?」
「んお」
由利香のスジに夢中になっていた昴星はびっくりしたように振り向いて、
「おれはー……、どんなんでも。あーでも、そうだなー、女子って立ちション出来んの?」
由利香がびっくりしたように目を丸くする。
「そんな……、したこと、ないです……」
「じゃー、してみりゃいーじゃん。出来るようになったらさ、便利だと思うぜ、イザってときにそのへんで出来ちゃうんだし」
それぞれ自由な発想をありがとう。
「お待たせ、由利香」
ぼくは椅子から降りて、仰向けになる。ひんやりしたタイルから、オシッコの臭いが立ち上っている。背中が冷たいが、どうせすぐに温かくなるはずだ。
「え……?」
「流斗は、由利香のオシッコが出て来るところを見たい。諭良はかけられるのがいいって言った。でもって昴星は立ちション。……三人のミックスだ、ぼくの上で立ってして見せて。……みんな、それでいい?」
うん! と昴星と流斗が元気よく頷き、諭良も紅い顔で頷いた。
我慢の限界が近いらしい由利香にはためらっている余裕もなかった。ぼくの胸を跨いだ辺りから、
「あ、あ……」
ぴるっ、びゅるっ、と割れ目からオシッコが小刻みに漏れ始めていた。膝を震わせてぼくを跨いだところで、
「はぁあああ!」
それは完全に飛沫となってぼくの胸に顔に撒き散らされる。……男の子たちのオシッコとは飛び方が明らかに異なる。縦にワイドで、音も異なる。
「わー、すごーい……」
流斗がぼくの顔のそばから見上げる角度で由利香の「立ちション」を撮っている。
「やっぱ男子と全然ちげーや。足もビチョビチョになっちゃうんだなー……」
「これじゃあやっぱりお外で立ってオシッコするのむりだねぇ」
「パンツとかめちゃ濡れそうだな」
唯一ぼくの足側から見上げる諭良は「ああ……、ああ……」声をだらしなく漏らしながらたまらずおちんちんを扱き始めている。
「こ、こんなのぉ……!」
由利香は四人の「男」に初体験を見られながら、ぼくに温かいシャワーを降らせている。由利香のオシッコはやっぱりしょっぱくて、臭いも、……昴星と比べては形無しだけど、それなりに強い。
「由利香、おまんこ広げて見せて」
ぼくの再びのリクエストに、
「は……、はいっ……」
応じて、震える両の指先で秘所を左右に割り開く。と、唇の内側から由利香の「おちんぽ」が覗け、少女のオシッコはそれまでの縦ワイドな迸りから一条へと変じた。
「お……」
「ぼくたちのオシッコみたいになったね……」
少し角度が変わった由利香の黄金水がまっすぐぼくの顔に撒き散らされる。口を開ければそのまま体温の水分がぼくへと捧げられる。由利香は「お兄さま、の、お口に……っ」異常な光景を見下ろして、ぞくぞくとその身に震えを走らせる。
「ああ……、あ……っ」
初めての、立ちション。由利香はぶるぶるっと震えて、そのままぼくのお腹へとずるずる、尻餅を着きそうになる。あわてて昴星が立ち上がり、「すっきりした?」と嬉しそうに訊く。由利香は呆然と、しかし礼節は失わずに「はい……」と濡れた声でお返事をした。
「すごいねぇ、女の子もじょうずにすれば立ったままオシッコできるんだねぇ」
「っつーか、おれらより上手なんじゃねーか? ほら、おれらは勃起しちゃったらうまく出来なくなるときあるじゃん。女子は心の中がエロくなっててもオシッコにはあんま関係ねーみてーだし」
「それもそっか……、女の子はえっちになってもオシッコはちゃんと下に出るんだねぇ」
男子と女子の一番の差異、その股間の構造こそそうであり、そこから噴き出す液体が描く軌道もまた、この通り男女で全く違う。「違う」ということは魅力的なことでもあり、
「あ、う、うんぅっ……!」
お尻の側から由利香の立ちションを見ていた諭良には相当刺激の強いものであったようだ。声を詰まらせて、諭良が二度目の射精を遂げる。
「あ、諭良兄ちゃんひとりだけいっちゃった」
「いーんじゃね? このあとまたおにーさんいくし、由利香もいくし」
由利香はこくんと頷いて、「おにいさま……」ぼくの性器にゴムを被せる。
「由利香の、どっちがいいですか……?」
その問いは、女の子ならではのものと言っていいだろう。
人間、選択の自由を与えられるって幸せなことだ。ただ同時に、どっちを選んでも選ばなかった方が惜しく感じられるということもある。
……いや、ぼくらには時間がある。
「そうだね。……じゃあ、おまんこにしようかな? まあ由利香はどっちもおまんこだけどさ」
微笑んで、由利香が蹲踞の姿勢を取り、「オシッコ、しながら、……どんどん、熱くなっていました。もう、ヌルヌルだと思います……」
大きく足が開かれてそこに空いた隙間をぼくと昴星と流斗に見せびらかす。由利香は振り返り、「諭良くんも、……見てください。由利香のおまんこに、お兄さまのおちんぽが、入るところ……」
「ふあ……っ」
諭良が、身体に自分の精液を滴らせたままぼくの腰の隣にくる。流斗はぼくの頭上、真正面からカメラを向けつつ、「んん……、ん……っ」由利香の媚態に、おちんちんを扱き始めている。
「すげー……、中のほうピンク色……」
昴星は昴星で、口を開けて覗き込んでいる。昴星のお尻だってピンク色をしているよ、ということはわざわざ言うまでもなくて、昴星はただ女子の秘密を目の当たりにして感動の言葉を漏らしているのである。
そして諭良は「あ、あ……」と声を震わせ、……その顔の角度からして、由利香のおっぱいに見惚れているのだ。確かに見惚れてしまうぐらい、価値のあるものだ。まだ楚々として幼く、それでいて美しい張りを帯びた、少女の乳房。
由利香は少年たちの視線を浴びながらぼくのペニスを手で支え、ゆるゆると腰を支えて行く。挿入に排便の必要がない容易さは、少女特有のものであるとは思う。かと言って緩く心地よさにおいて劣るかと言われればそんなことはなく、柔らかさとしなやかさの奥から、本気の鼓動をぼくへと伝えてくる。
「ん……ふぅ……、ぁん……、ん……」
ぼくにしっかりと身を沈めると、桜の蜜を纏ったように上気した肌は小学生とは思えない色香を漂わせる。男の子たち三人がそれを見て、ただでいられるはずもない。もう「男の子」ではないぼくだってそれは同じだ。
「おにいさま……、の、おちんぽって……」
手を伸ばして、未熟な乳房に触れ、小さな乳首を摘まむ。呼応するように内奥をひくつかせて、ぼくへと快感を伝えてくれる。
「ほんとうに……、ほんとうに、ステキです、逞しくって、……かたくって、あつくって……っ」
「ありがとう、……褒めすぎだよ。それに硬くなるのは由利香の中が気持ちいいからだし」
「ん……、ふ……、ありがとう、ございます……、由利香の、おまんこは、お兄さまの、おちんぽが、大好きです、お兄さまのおちんぽ、ほんとうに、大好き……」
堪えきれないように腰を上下に動かし始めた。滑らかな内部は引き搾りの力と粘液の滑りの両方でぼくを幸せにする。
「あっ、あっ、由利香さま……っ」
いったばっかりの諭良も堪えきれない。いつもの、皮を引っ張り伸ばすやり方のオナニー、快感を貪り始めた。それを見て、
「まんこ……、すげぇ……、超ぐちゅぐちゅいってるっ、……すっげぇ……」
昴星もガマンできなくなってしまった。由利香とぼくの繋がる場所で立つ音と似たような液温を鳴らしながら右手を動かす。
そして、流斗だ。
「ゆりねえちゃん……っ」
控えめだった右手の動きがヒートアップしているようだ。
「……由利香、三人とも由利香のえっちなところでオナニーしてる。自分で腰振っちゃうような由利香がすごくえっちだから、みんなもうガマン出来なくなってるんだ」
どうだろう、とぼくは提案した。
「流斗、昴星、諭良も、由利香に精液いっぱいかけてあげたら?」
ぼくの言葉に弾かれたように、昴星が立ち上がり、激しく右手を動かす。
「お、お、あっ、っんッ、んぅ、じょ、しのっ、おっぱい……っ」
つられて、流斗はぼくの顔を膝立ちで跨いだ。可愛いお尻の穴は見えないけれど、タマタマをぷるぷるさせながら「ゆりねえちゃん、ゆりねえちゃんっ」流斗にしては珍しいくらいに余裕をなくした激しいオナニーに耽る。
「ゆりか、さまっ、ゆりかさまっ、ぼくまたいっちゃうっ、恥ずかしいおちんぽっ、おちんぽいっちゃいますっいっちゃいますっ「
諭良はよほど由利香の前でオナニーするのが好きらしい。身を起こすなり、誇示するように皮余りおちんちんを思い切り突き出し、皮を根元に向けて引っ張ってどうにか亀頭を剥き出しにしながら、
「んぅうっ、んぅっん! んっ」
美しい由利香の、向かって左のおっぱいへ華奢な首へ肩へ、「ドレイ」の立場としてははしたなく精液を撒き散らす。
「あう! あっあっあっいっちゃうっ……出ちゃうよぉっ」
真正面からの由利香の裸に泣き声を上げて流斗も震える。「んっ……」その顔に向かって飛び散ったらしい。
「おっ、おっ……おっぱいっ、女子のおっぱ……まんこっ、まんこっ、ちんぽいくぅっンっんっ、んぉお……っ」
二人に遅れて昴星も、……どこに出したかは、流斗のお尻に視界を塞がれてぼくには見えない。
「あ、あぁ……っ、うれしいっ、みんなっ、みんな大好きですっ、由利香、由利香せーしいっぱいっ、いっぱいせぇしぃいっ、いっひゃ、やぁあ!」
三人の快感を身に受けて、その身に収めきれなくなった由利香が達する。激しい圧力の痙攣を、どうにかこうにかやり過ごした後で、ぼくの身体の上で弛緩しそうな由利香は仲良しの三人に支えられながら、甘い甘いキスを浴びていた。
「ん、ん、ゆりかさまぁ……っ、由利香さま……」
「ゆりねぇ、ちゃ、……っ」
「すっげぇ……、すっげぇ……よ、由利香、ん、ちゅ……っ、ふげぇ……」
三人の、いやぼくを入れて四人の愛情を享ける由利香の表情は幸せそのもののようだ。しかし右のおっぱいは昴星に、左のおっぱいは諭良に吸われ、快感と精液を浴びた顔をかすかに曇らせて、
「おにいさまの、おちんぽ、まだ……」
と寂しそうに言う。
「いいんだ」
ぼくは微笑んで答えた。「由利香がみんなの精液を浴びたところが見たかったんだ、……想像してた通り、……じゃないね、想像してたのよりもっともっとえっちで可愛いよ」
「お兄ちゃんのせーしは……?」
ぼくの顔と由利香の身体を交互に見て、流斗が言う。
「まだお兄ちゃんのせーし、ゆりねえちゃんにあげてないよ?」
ぼくにどうしろと言っているのかは判る。由利香もきちんと理解した。震えながらぼくから腰を上げて、ぺたんと座って、
「お兄さまのも……、由利香にください」
両手を広げてねだる。
「うん、そうだね。あげなきゃ」
立ち上がったぼくの横、昴星が「おれ手伝う」と膝をつく。「ほら、諭良も流斗も手伝えよ」と二人を誘ったから、ぼくは流斗の手からカメラを受け取り、三人の少年の手が触れる自分のペニスを俯瞰する。……目の前には一度の到達では足りるはずもない由利香が、そのときを待ちわびて濡らした指をお尻の穴に差し込んでいる。
「すごいね、みんな、本当に可愛いよ……」
流斗がぼくの足の間に入り、袋をぺろぺろ舐める。昴星と諭良は仲良く左右からぼくを唇で挟み、ダブル・ハーモニカだ。
「んほ……、おにいふぁんぉ、ひんひん、ひゅごぉ、あひゅい……」
「ひひ、おにーふぁ、ゆりふぁのあんほひへ、ひふひふひへんぉ……」
昴星にしろ諭良にしろ器用なのだ。こんなアングルでも、陰嚢だけでぼくを心地よくしてくれる流斗にしたって大したものだ。そしてぼくの前でぱっくり開いたおまんこを見せつけながら、
「お兄さまっ、お兄さまの精液っ……」
三人分を浴びてもっと欲しいと強請る由利香の、少年愛蜜の薫り立つ身体もまた。
自分でも、
「いくよ……」
思っていた以上に、それは早かった。
「あっ……、すごい……っお兄さまの精液……っ、お兄さまの精液……」
由利香の顔におっぱいに、思い切り撒き散らしてしまった。
「おー……、おにーさんのまだ超濃い……」
「本当だね……、お兄さん、由利香さまですごく感じてた……」
しみじみと感想を述べられるとなかなか恥ずかしいものがあるが、まあ事実であって。
「ん、おいし……」
後残りをペロリと舐めとった流斗がにっこりと笑って、由利香を振り返り、「おお」と声を上げる。
「すごいね! ゆりねえちゃん、ぼくたち全員大好きっていうののしるし、いっぱいだね」
「ふふ……」
由利香は片目を閉じて笑っている。……ぼくの浴びせた精液が入りそうになったからに違いない。二人に任せて思いのまま出してしまったけど、もう少し気を遣えば良かったな……、と少し反省する。
「由利香は、幸せですね。……こんなに幸せになってしまっていいんでしょうか……」
お尻から人差し指を抜き、小指で目と鼻に散った精液(多分、ぼくのだ)を拭い、ペロリと舐める。
「お兄さまの逞しいおちんぽから出た精液」
それから自分のお腹へ伝うものを拭って、また口へ。
「流斗くんの……、可愛いおちんぽから出た精液も……」
続いて、左右の乳房に散らされた、
「諭良くんのだるだるのおちんぽの精液は、薄くて飲みやすいです。昴星くんのちっちゃいおちんぽの精液は、いつもたくさんで濃くて臭いです」
「く、臭いって言うなよ……」
「由利香は、全部おいしいと思います。こんな風にしていただけて、幸せ過ぎて、もう……、どうにかなっちゃいそう」
「ゆ、由利香さまは……」
勇気を振り絞ったかのように、諭良がぎゅっとこぶしを固めて言う。「ぼくたちが、その、幸せに、しなきゃいけないんです。ぼくたちは、男子だから、……ちんちんが、付いてるから、だから、女子のこと、幸せにしてあげないと……」
諭良の凛々しい言葉に、由利香が微笑んで頷く。
「由利香はとてもステキな四人の男性に愛してもらってるんですね……」
流斗が由利香の左の瞼を舐めて拭う。そこを、ぼくが差し出したタオルで諭良が拭く。美しい両眼が開いた。
「……諭良がさ、前にみんなで遊んだとき、おれらのオシッコかけられておれらの『トイレ』になってすっげー嬉しがってたんだ」
昴星の言葉に、「だっ、ダメだよ! あんなの」諭良が慌てて制する。
「なんで? いーじゃん、あれおまえすっごい喜んでただろ」
「ぼくはいいけどっ、由利香さまは女の子なのに、そんな……」
クスッと笑って、「諭良くんは、優しいですね」由利香は愛しげな目を諭良に向ける。そして揃えた膝で立つ。
「……由利香も、それ、して欲しいです。みんなのおちんぽから出るオシッコ、由利香は好きです」
「う……」
由利香がそう言ってしまえばもう、諭良に止めることはできない。
「ぼくらのせーしでゆりねえちゃんベトベトだから、オシッコできれいにするのがいちばんいいよね」
なんて、流斗は言う。いや、「一番いい」のはもちろん洗うことなんだけど。……まあ、由利香がそれを望むのなら、やっぱりこれこそがベストか。
「お兄さま、とても幸せな景色です」
正面に、勧められて諭良。右には流斗、左には昴星。ぼくは浴槽の中から由利香の見ている光景を一緒になって見る。
「お兄さまはいつもこんな幸せな景色をひとり占めしているんですね……」
「うん……、幸せすぎる景色だって思ってる。だから大事にしなきゃって」
三本のおちんちん、いずれ劣らぬ愛らしさ。
「いっせーのせですんの?」
と訊いた昴星に、「はい」と由利香が頷く。「みんなで、由利香にいっぱいオシッコください……」
「でも、その前に、……いい?」
ぼくは三人を止めて、カメラを持っていない左の人差し指を振って見せた。
「あん?」
昴星はわからなかったようだが、
「えへへ……、いいよ、ゆりねえちゃんに見せてあげる。これお兄ちゃん大好きなんだよー」
流斗は心得て、腰を小刻みに振り始めた。「あーそっか」と昴星もすぐに納得して、同じく。
「ほら、諭良も早くしろよ」
昴星に催促されて、諭良も真っ赤になった顔を両手で塞いで腰を揺すり始める。
「わぁ……」
由利香の声は心からの感動がこめられていた。
「すごい……、三人のおちんぽが……」
ぼくにとっても勃起を禁じ得ない光景だ。三者三様それぞれのおちんちんがそれぞれの腰のリズムに合わせて揺れるさま。ショタコン(いや、由利香にとっては流斗以外は年上だからその言葉は相応しくないかもしれないけど)にとってそれはほとんど夢のごときシーンであると言ってもいいかもしれない。
「男の子って……、ほんとうに、すごい……」
一人だけなら、諭良のを見たことがあったはずだ。でも三人揃ってとなればその破壊力は段違い。由利香はほとんど圧倒されていると言ってもいいかもしれない。「おちんぽって、ほんとうに、ほんとうにかわいいです……」
「由利香の裸見て、三人も同じことを思ってたはずだよ。……三人それぞれ揺れ方が違うよね?」
「はい……、腰の振り方が、違うから……?」
「もちろんそれもあるけど、三人とも形がそれぞれ違うからね。……大人のだって少しずつ違ったりするでしょ?」
由利香は少し考えて、「はい。……正直、お兄さまとお会いするまでは、あんまりきちんと見ようと思ったこと、なかったですけど……」と答える。
「女の子のおっぱいとおんなじで、同じ男の子でも、同い年でも、それぞれ形が違う、だから揺れ方も違う」
そしてそれは普段、足と足の間にぷるんと垂れ下がっているべきものだ。それがリズミカルに揺れる様子こそ、ある意味ではエロスとは真逆の位置にある、滑稽でさえある様子ながら、同時に極端なくらいに可愛らしく映る。
少なくともぼくという男はそういう目を持っているのだけど、由利香という女の子にも共感してもらえたことは何よりだ。
「う、お、おにーさん、これ、オシッコはずんでやばい……」
昴星がちょっと焦ったような声で、それでも健気に短球茎を震わせる腰は止めない。ただそれ以上に切羽詰まっているのは諭良で、
「ちんちん、……ちんちん……、勃起しちゃう……、勃起……っ」
か細い声で言う、その言葉の通りの反応を呈する場所が、上下に揺れてお腹に当たるたびに鳴る音はどこか涼しげでさえある。
「ぼくもー、オシッコしていーい?」
流斗に言われて、「はい、どうぞ」と由利香が応える、その言葉の途中に「ッはっ……」
昴星の蕾状おちんちんから噴き出した放物線、由利香の身体に当たって跳ねる。
「うはぁ……、出ちゃった……」
昴星は腰振りを止め、オシッコを迸らせるおちんちんを摘まんで、由利香のおっぱいに引っ掛ける、「昴星くん、もっと、由利香の顔にかけてください」と由利香に強請られれば、
「んーなん……、おれの、くせーのに……」
唇を尖らせて向きを変える。由利香の唇で跳ねるオシッコは、ぼくにまで届くぐらい、確かに「臭い」ものだった。
「ぼくも、するよぉ……?」
流斗もおちんちんを摘まんで由利香の頬目掛けて一条を掲げる。
「んぶ……ん……、んっ、んっ……!」
二人のオシッコの交点に由利香の口はある。流斗も昴星もオシッコの色は薄いが、二人分ともなればかなりの量だししょっぱいはずだ。それでも由利香は苦しさを眉間の浅い皺以外では表現せず、健気に二人のオシッコを飲み下して行く。
まだ出していない一人、
「諭良?」
に向けて、催促の言葉を発する。諭良は大好きな二人の尿で濡れる「由利香さま」を見て、「う、はう……、う」声にならない声を漏らし、それでもぎゅうっと両手の拳を握って、力を入れた。
上向きのおちんちんでありながら垂れ下がった皮に内側から支える力が篭り、ぷくっと膨らんだと思ったらだらだらと皮の縁から茎とタマタマに伝って零れ落ちる。それでは「由利香さま」の期待に応えられないと焦ったか、もっと力をこめた途端に、
「うぁあ!」
と悲鳴を諭良が上げた。三人分の放尿音、由利香の嚥下する音でも隠し切れない、狭いところを太いものが顔を覗かせる排出音がそのお尻から発された。
「うお、諭良うんこしてんのかよ!」
諭良の足元には洗面器がない。このまますればタイルの上にぽてんと落ちてしまう。ぼくも流斗も昴星も、もちろん出し始めてしまった諭良本人だってどうすることも出来ない、……動いたのは由利香だった。
諭良の足の間に手を伸ばし、ぼくが座っていた椅子の脇、流斗のものが盛られた洗面器を素早く引き寄せて持ち上げる。オシッコを噴き上げさせる諭良のおちんちんの先端を口に含みながら、両手で支える洗面器でもって、諭良の粗相をきちんと受け止めるのだ。
「よかったぁ、お風呂でつづきできなくなっちゃうところだったねえ」
「なー。やっぱうんこしちゃったら掃除しなきゃだし……」
「昴兄ちゃん、こないだお部屋でうんち漏らしちゃったときおそうじしたんだよね?」
「……ん」
口に諭良のオシッコを注がせていた由利香は全て飲み干して口を外すと、洗面器を持ったまま体勢を下げ、……諭良の足の間に寝そべった。彼女の目には、立ったまま排便する諭良の足の間が全部見えているはずだ。
「諭良くんのお尻の穴が、いっぱい広がっています……」
諭良は顔を覆って声さえ出せない。それでいて勃起し、排便はやめられない。ぽたん、と長い便が、由利香が胸元で持つ洗面器に落ちた。
「あ……、お尻の穴が、むぐむぐしてます……、あ、また出てきました、……あ、あっ、すごい、たくさん……、硬いのがすごくたくさん出てます……!」
上品な双眸の諭良が落とすうんちは、少し柔らかさを増してぽとぽとと音を立てて洗面器に落下し、浮上する湯気が臭いを届ける。
「諭良兄ちゃん、うんちガマンしてたんだねぇ」
流斗がしみじみ呟いて由利香のそばから覗き上げる。
「ちんこ勃起したまんまおさまんねーじゃん……、ほんっとにおまえは女子に見られんの好きだよなー」
昴星は、やや呆れながら言うがその興味はどちらかと言えば由利香のおまんこの方にある。無防備に足を曲げて開いたところをじぃっと見ているうちに、昴星のおちんちんも徐々に上を向き始めているのだった。
「全部、出ましたか?」
由利香の問いに、「は、い、……うんち……出ました……」屈辱を帯びた泣き声で諭良が応える。傷つき切っていて当然のはずとは思うのだが、しかしその声はやっぱり幸せそうに聴こえるのだ。
「二人分ですね」
諭良の足の間から抜け出した由利香が小山となった洗面器を置いて微笑む。
「こっちがぼくので、こっちが諭良兄ちゃんのだね」
流斗がシャワーのお湯を出し、諭良のお尻を洗い流す。その様子を見ていた由利香が、「お兄さま」ぼくを振り返り、
「お尻の穴、うんちをしたらご褒美をあげなきゃいけないんですよね?」
と訊く。
お尻の穴へのご褒美と言ったら、そりゃもう一つしかない。ゴムを取り出し、自分にはめる。諭良の後ろに立ったところで、「お兄ちゃん」と流斗がまたカメラを請け負ってくれた。
「おにーさん諭良に挿れるとこ見たいのか?」
昴星に訊かれた由利香は「はい」と頷くが、
「諭良くんの、うんちするところ見せてもらったので、由利香もお礼をしなきゃって思います。……諭良くんの見てたら、由利香も少し、したくなっちゃったんです」
置いた洗面器を跨いで、諭良にお尻を向けて立った。浴槽の縁に両手をかけて、突き出すような体勢だ。
ぼくにも諭良にも、由利香の可愛らしいお尻の穴とその下のタテスジが丸見えとなる。
「すごい景色だね、諭良。由利香の全部、よく見えるね」
諭良は言葉を失っている。
「お、おれも……、なあ、由利香のまんこ……、見ていい……?」
「はい……、見てください……」
昴星は由利香の身体をくぐるような形で股間に顔を当てる。
「すっげ……、おれらのオシッコ、すっげーくせー……」
非難めいた言葉ではあるが、既に勃起しきったおちんちんを自分の右手で弄り始めている。
「うんち……、出ます……!」
由利香の宣告の通り、ピンク色した肛門の中心がぷくっと膨らんだかと思ったら、茶色く比較的柔らかなものが短く産み出され、ぽろりと小山の頂に落ち、転がって洗面器の中に収まる。同時にその割れ目から溢れ出すオシッコを顔に浴びながら、昴星はオナニーを満喫している。「お、おっ、おひっこ、おひっこしょっぱい……!」悦びながら。
ぼくは急いで諭良の中に突き入った。
「あ、あう、うぁあ!」
諭良のお尻の「おまんこ」は女子の排便を見ながらの挿入に、思い切りぼくを締め付けてきた。由利香の肛門からはまた新しいものが、今度はゆるゆると焦らすように長く産み出されている。ぼくは「まだダメだよ? 由利香が全部出すまでガマンだよ……?」
言い聞かせながら、自分自身も激しく往復したいのをどうにか堪えている。どうせなら、由利香を愉しませてあげた諭良に一番のご褒美をあげたいと思うのだ。それはもちろん由利香へのご褒美も兼ねている。
「ん、んっ、まんこっ、……うんこっいっぱいでてる……っ、ちんこいくぅっ」
絶景のオナニーを愉しんでいた昴星はあっさりと射精してしまった。精液は昴星自身の可愛く丸いお腹へ飛び散る。
「ふ、ふ……っ、由利香、みんなにうんちするとこ……、見せて、みんなのおちんちん、幸せにしてるんですね……」
「うん、ゆりねえちゃんのうんちかわいいよ、ぼくもまたおっきくなっちゃった」
由利香の振り返った視線の先、流斗がぷるんと勃起を揺らして見せた。
「嬉しいです……、みんなのおちんちんが元気になるの、うれしい……」
少年たちの悦びが自分自身と重なることの幸福感をぼくは知っている。ぼくの上であるいは下で、繋がった少年たちも同じことを感じてくれているものと思う。 同じものを由利香が知ったなら、……確かに彼女は女の子ではあるけれど、そこに性別の差なんてものは存在しない。
ぼくらは一つになる、いろんな意味で。
「っうん……」
由利香は昴星と一時間ほど前にした後だ。彼女のそれが洗面器に彩りを添える程度であることは仕方がない。
その体勢のまま、
「諭良くん」
由利香は更にお尻を突き出して、手で尻肉を外側へ開いて。
「諭良くんのおちんぽ……、いっぱい見せてくれたから、お礼です。由利香のお尻とおまんこ……」
きゅきゅうっ、とぼくの精気が締め上げられたのは由利香が言葉を言い終わるよりも先で、……あらかじめぼくが諭良のおちんちんを支えていなかったらその小さな穴にダイレクトで入っていたかもしれない。ほんのりピンクに染まったお尻に、ぴちゃっと跳ねて由利香を震わせる。
「ふふ……、諭良くんのおちんぽ、気持ち良くなっちゃいましたね」
「はやいなあ」
流斗は笑うが、諭良にとってはこれでもずいぶんガマンした結果のはずだからからかってはいけない。男の子たち三人、ぼくにとっては「早漏」なのだし。
「ぶはー……、由利香のうんこくせえな……」
昴星が由利香の身体の下から抜け出して、そう感想を述べる。顔はオシッコでまだ濡れているが、それはぐいっと手で拭うだけ。
「っつーか、おにーさんと流斗いってねーのな。おにーさんのこといっぱいいかせるんじゃなかったか?」
我に返ったように昴星が言う。ぼくが一旦諭良から抜いたところで、流斗が手を上げた。
「お兄ちゃんはやっぱり優しいから、ぼくらのことみんなきもちよくしてくれちゃうんだ。……でも今度はみんなでお兄ちゃんのこときもちよくしようよ」
ぺたんとぼくの足元に座った諭良がはっとして見上げて、「そうだ……、ごめんなさい、ぼくがガマン出来なかったから……」って、申し訳なさそうに眉を下げる。
「いいのに……、そんな。ぼくはだって、さっき流斗が言ってくれたけど、みんなが幸せならそれだけで、……ね」
でも、なのだ。
「でも、みんながぼくのことを幸せにしてくれようとするなら、もっと幸せになれるかもしれないね」
「由利香たちにとっても、お兄さまが幸せになれるのは幸せです」
諭良のおでこにキスをして、また諭良に「あう」と顔に似合わぬ情けない声を発させて由利香はぼくを見上げた。
「でも、どうやってしたらいいのかな? お兄ちゃんのおちんちんは一本しかないし、お兄ちゃんはお尻に入れられるのやだよね?」
それは、まあ……。君たちがもう少し大きくなったとき、万に一つもないだろうけどそういう欲をぼくに帯びたなら、真剣に検討することにはなるだろうけれど。
「おれ、いいこと考えたぞ」
にぃ、と笑って昴星が言う。こういうとき「いいこと」を考えつくのは(実際にそれが「いいこと」かどうかは置いといて)流斗であることがほとんどだが、そもそも自分のオシッコで遊ぶことを思いつくような少年なのだから昴星だって自由すぎる発想の持ち主なのだ。「おにーさんとりあえずお風呂入ってよ」
「お風呂……?」
身体あっためて、という意味かと思ったが、そうではないらしい。空っぽ、……いや、さっき流斗が立ったまま排便した際に注がれたオシッコが少しばかり入っているが、それは別に気になるようなものではない。「カメラ、諭良持て」と昴星が命じ、諭良は戸惑いながら流斗から受け取る。
「そしたらえーと、とりあえずな、おれはうんこする!」
「とりあえず……」
という言葉と「うんこ」はあまり相性が良くない気がするが、「確かに……」諭良が納得したような顔で頷く。
「ぼくたち、みんなしたものね」
「昴兄ちゃんだけまだしてないね」
「でも、……大丈夫でしょうか? こんなにたくさん……、洗面器から溢れてしまったり……」
「そんなたくさんは出ねーよ! っつーか、おれもおにーさんのちんこお尻に欲しいしさ、ちょうど少し出そうだし、おにーさんおれのうんこ見んの好きだし!」
正確には「うんこ」そのものに大きな興味を寄せてるわけじゃなくって、……その行為をしている昴星に魅力を感じているんだ、……まぁ、大差のないことかもしれないけど。
「よっと」
昴星は浴槽を跨いだ。「流、トイレ……、じゃねーや洗面器」もうどっちだって同じだ。ずっしりとしたそれを、流斗は「そこ、おにーさんのお腹んとこ」とぼくのお腹に乗せる。……「恋人」たちのものとは言え、さすがに全身糞まみれになってセックスをするのは身体に良くなさそうだ……。
「お……、重いね……」
三人分、ということなので、まあ仕方が無いといえばそうなのだけど。
「おれさ、初めてここでうんこするとこおにーさんに見したとき、こうやってお風呂またいでしたんだぜ。おにーさんあんときが人のうんこ見るはじめてでさ、すっげー興奮してちんこ硬くしてたんだ」
もうそろそろ「懐かしい」とさえ思え始める、去年の夏の終わりの頃のこと。あれからぼくの幸せは、どんどんどんどん大きくなって行くばかり。
そう例えばお腹に乗せた便器……、じゃない洗面器の中に、これから昴星が新しいものを注いでまたもっと重たくなるように。
「おれがうんこしてる間にさ、諭良は由利香のこと洗ってろよ」
「え、ええ?」
「いーじゃん、いちばん汚したのたぶんおまえだろ」
由利香の恥ずかしそうな声が、
「諭良くん、……お願いします」
浴槽の外から聴こえてくる。「は、はい……! あの、こちらこそ、よろしくお願いしますっ」諭良の緊張した声も。
「流も中入れ。おにーさんの顔の上でしゃがんでさ、おれがおにーさんにするとこ撮れよ」
「うん、わかったー。……えっと、こうかな?」
鼻先に流斗の肛門。さっきぼくが入って緩んでてもおかしくないのに、綺麗にシワの整った小さな窄まりが挑発するようにきゅっと一度引き締まった。
「おにーさん見えねーだろーけど、後で撮ったの見ていっぱいシコシコしろよな。……ん、出そう……」
昴星のいきむ声が聴こえる。それに、短いおちんちんからオシッコの噴き出す音も。
「あは、オシッコあったかい……」
お腹にかおちんちんにか浴びる流斗の体、足の間へお尻へと伝った昴星の臭いの強いオシッコがぼくの唇にまで伝った。
「あ、昴兄ちゃんのうんち出てきた……、わあ!」
流斗がびっくりしたような声を上げる。
ぼくには見えないのでわからない。ただ、「あっ……」「ああ……!」諭良に身体を現れる由利香も、緊張しながらその身体を洗う諭良も、同じような声を上げたのが聴こえた。
そして、
「ん……っくぅ、っぅンん……っ」
流斗と諭良と由利香の視線の焦点にある昴星は、思いっきりいきんでいるのだ。
「っく、はぁああぁ……」
「すごい」
諭良のそれは確信の一言だった。「昴星の……、うんち、すごいよ……、ほんとうに、どうしてこんな太いのが出るの……?」
「さっきも由利香といっしょに出したのに……、あれから一時間ぐらいしか経っていないのに……」
思うに、……昴星のお腹って、すごく健康なのだ。ちょっとやそっとじゃなくて、抜群に。
働きがよくって、だから食べたものがこうやってすぐ出てくる。しかも驚かされるぐらい、立派なものが……。昔はお腹のあまり強くなかったぼくからするとちょっと羨ましくもある。
ただ、臭いはすごい、……すごいよ。
「これだけ出しても」
流斗はちょっと呆れ気味だ。「お腹はへっこまないよね、あ」
どすっ、という衝撃がぼくの腹部に響いた。昴星のお尻からうんちが落ちたのだ。
「う、うるせーな、いいんだよ! おれのお腹が丸いのは今だけなの!」
太ってるってわけじゃないんだけど、ね。でもやっぱり昴星のお腹はぽっこりしてるし、その下のおちんちんがちっちゃいのがまたよく似合っているんだ。
「まだ、出るんですか? 昴星くん……」
「本当に洗面器零れちゃうんじゃ……」
「あ、あとちょびっとだけっ……んぐっ……」
ぬち、とまた音がする。……これは気のせいかもしれないけど、昴星のことを抱っこするとき、……その排便の前後では体重さえちょっと違うような気がする。そんなことを思わせるぐらい「ちょびっと」も重量感があるし、お腹に洗面器を乗せたぼくは零れないかどうか気が気じゃない。
それでも、
「んっ……はっ……はぁあ……」
どうやら終わったようだ。諭良が洗面器をぼくから受け取る。
「すっご……、すっごい重い……」
「おトイレ流れるかなぁ……?」
四人分の山、ぼくも身を起こして見る。思わず「うわ……」と声が漏れた。何という物だ、これは。
「すごいの……、したね、昴星……。お尻大丈夫? 痛くない?」
むす、と唇をとんがらして「平気だよ、ちょっとだけじんじんしてるけど……」気丈だ。ならまぁいいけども、……いやはや、昴星の肛門のポテンシャルの高さにはいつもながら驚かされる。
しかし感心している暇はないのだった。
「由利香、おにーさんにゴム」
「あ……、はい」
由利香がせわしなく、また下半身に諭良がかけるシャワーを浴びながら身を乗り出して、ぼくにゴムを被せる。そしてふと気付いたように、
「やっぱり、あれだけ太くっても、お兄さまのおちんちんのほうが昴星くんのうんちより大きいんですね……」
感想を漏らす。昴星はまたむっとした顔になったが、「次! おれと諭良にもゴム!」と命じる。
「ぼ、ぼくにも?」
「そうだよ、ほら早く。おれ足しびれそう」
昴星の短い茎にゴムが被せられた気配がある。
「そしたら、……えーと、ローション。いいよ、自分で付ける……、でもって由利香も入れ」
ぼく一人が横たわってるだけでもちょっと窮屈な感じが否めない浴槽の中に由利香も入る。
「そう、こっち向いてそのへん。……んで諭良も中。由利香の向こう側」
昴星のテキパキとした指示、の結果として、結局全員が浴槽の中に収まってしまった。……これならお湯の量ちょっとで十分あったかいだろう。
ゴムを装着してるのは、ぼくは当然として、昴星と諭良も。
由利香は付けようがない。流斗もぼくの鼻の上のおちんちんは裸だ。
「したら……、おにーさん、ちんこ入れるよ?」
「あ、ああ……」
ローションを纏わされたゴム膜の先端に、さっきものすごいものを生み出した昴星の穴の入り口が当たる。出してから開きっぱなしになっていたようで、環状筋の触感、それが反射的に僅かにヒクつくのが伝わった、と思ったら、
「んぉほ……おぉ……」
ズブズブズブっと、一気に奥まで入ってしまった。
「お……ほ……っ、すっげ……、やっぱ、うんこよりおにーさんの……ちんこ」
ぼくに体重を委ねてしっかり繋がった昴星が嬉しそうに言い、両手でぼくを抱きしめるような強さで引き絞ってくる。ただ昴星はすぐにぼくの上で腰を振り出すようなことはせず、
「由利香は……、おれのちんこ、まんこに入れさせろよ……」
「え……、こ、このまま、ですか……?」
「ダメなのかよ」
昴星は、由利香に挿入したいのだ。そしてそのおっぱいもよく見たいのだ、多分キスだってしたいのだろう。由利香が恥ずかしそうに、でもやっぱり嬉しそうに、「わかりました……」ぼくの腰の脇に膝をつき、「いいよ、おれに寄っかかって……、平気だから……」いつになく格好良く男らしく言う昴星に自分の身体を委ねて。
「んぅう……」
昴星が、多分由利香を抱きしめて快感を堪える。それは括約筋の動きでよく伝わってくる。
「そぉ……、したらっ、諭良も、由利香の、お尻……っ」
「え、え……」
「何のため、にっ、由利香、うんこしたと、思ってんだよ……!」
そりゃあ、お尻を「開く」ためだ。こういうときにうんちする理由、この子たちには一つしかないし、一つあればそれで十分。
「ゆ、由利香さま……のお尻に、ぼくの……」
ぼくの上で、三人の少年少女が繋がっている。「すごぉい……」流斗が感動したように呟くが、……では流斗はどうしたらいいんだろう? カメラ係というのは可哀想だと思ったところで、
「……流、は、……おにーさんの、くち、……っ、口に、ちんこ……ぉ」
「え、でも、カメラどうしよう」
「いいよ」
ぼくは流斗の手からカメラを譲り受ける。最悪何も撮れなくたっていい。昴星が思いつき、実践しようとしているのは、……どんなに不器用な形であってもぼくらは「ひとつ」という事実を確かめ合うために必要な行為なのだ。
「あ……」
ぼくは流斗のタマタマの裏を舐めて催促した。流斗は窮屈極まりない浴槽の中で不器用に方向転換をし、ぼくの顔に昴星味のおちんちんを震わせて、「えへへ……」膝をつき、おちんちんを口に差し込んでくる。
「お兄ちゃんがね、ぼくが、お兄ちゃんのおちんちんするの見るの好きって言ってたけど、ぼくもお兄ちゃんがお口でしてくれるの見るの好きだよ……」
「昴星くん……と、諭良くんの、おちんぽ……、両方ともっ……」
由利香は感動している。「由利香さまのお尻……お尻っ……」諭良はうわ言のように繰り返しつつ由利香に抱きついているはずだ。そして昴星はといえば、由利香とするキスの音をぼくにひとしきり聴かせて、
「……したらぁっ、諭良、動けっ……!」
声を振り絞って合図を送った。
「ゆ、ゆりかさまっ、ゆりかさまっ……!」
諭良が「由利香さま」の肛門の中で勢い良く動き始めた。それが発端となって、
「あ! あっ! 諭良くんっ、おちんぽっ……おちんぽぉほっぉっおっ」
快感は一つところを介して、
「まんこっ、まんこすごいにゅるにゅるっ、にゅるにゅるひもちぃっ、女子のまんこぉっ」
そのまま昴星から理性を奪い取る、「んひっ、ひっ、ちんこちんこっ、ちんこっ、しゅごいっ、おにぃさんのまんことゆりかのちんこぉっ」思いっきり逆だ。
「んっ、おにいちゃぁん……」
流斗もぼくの口の中を昴星のオシッコのみならず自身のおつゆの味へ塗り替えて行く。「おちんちん、すきぃ、お兄ちゃんのお口、えっちなのっ、大好きぃ……!」
ぼくも流斗のおちんちんが大好き。
そして昴星のお尻の穴が大好き。
二人して作ってくれる、ぼくの到達への道筋。
「ちんこいくっ……んこっ、ちんこっ、出る出る出るぅ!」
想像してはいたけれど、昴星が一番早く射精に至った。「女子のまんこ」とぼくの「ちんこ」の両方で責められればどれほどあっけなかったとしても「よく頑張ったね」という言葉をかけてあげるべきだ。
「あ、あ、昴星くん、の出てるっおちんぽっ……由利香のおまんこぉ……お、おひりもぉっ」
由利香の中に二発目の号砲が鳴った。それが彼女の二つの穴を同時に引き締めさせながら、潮を噴射させ、ぼくの腰までも濡らした。
「お尻……! ゆりかさまっ……あああ!」
「おにいちゃっ、おにいちゃっ、いっちゃうのっおちんちんいっちゃうよぉっ」
少し遅れて流斗もぼくの口へと甘いミルクを絞り出す。その味をしっかり味わいつつ、ぼくはぼくにかかっていた結構な量の体重が徐々に軽くなるのを感じる。
まず、諭良がほうほうの体で浴槽から這い出す。その諭良の手を借りて、由利香も浴槽の縁を跨いだ。流斗も立ち上がり、「お兄ちゃん、大好き……」涙目で微笑んで出る。
残ったのは昴星だけ。ゴムを白く膨らまして、未だその身には強過ぎる快感に震え、括約筋で断続的にぼくを締め付けているのだ。
「昴星、……ぼくもいっていい?」
「ふぁ……」
顔を上げ、……普段は強気なばかりなのに、こんなとき女の子みたいな表情を浮かべるのはずるい。
だからぼくは昴星の答えを待てなかった。
「んお! おっ、おほっ、ち、ちんこっ、お尻にぃいおにーさんのちんこぉ!」
下から突き上げる。昴星は両目を見開いてガクガクとぼくに揺さぶられるままとなる。流斗がカメラを持ち直し、ゴムの被せられたままのおちんちんがぴちぴち揺れるさまをしっかり撮っている。
「昴兄ちゃん、ちゃんと『おちんぽ』って言わなきゃ。あと『おまんこ』って」
言葉を招けば、昴星は素直に、
「んぉっ、おれのっ、まんこっまんこしゅごいのっ、おにひさのちんぽちんぽっ、ちんぽしゅごいっ、まんこぉまんこいっちゃうまんこっ、ちんぽもまんこもいっちゃうぅう!」
ぼくを、今度はちゃんと連れて行ってくれた。思い切り叩きつけながら、滑らかな喉を逸らした昴星を見れば、ゴム膜の中で二度目の射精がよく見える。が、少し遅れてそのゴムがぷくーっと膨れ始めた。
「昴星くんも、由利香みたい」
くすっと笑って、由利香が笑う。「気持ちよすぎて、おちんぽからお潮が出ちゃってますね……」
「……お兄さんの、ちんちんに、気持ちよくされると……ぼくも、ときどきああなります」
諭良が恥じらいながら告白する。「お兄さんの前だと、みんな……、ちんちんがだらしなくなるんだと、思います」
もともと形がだらしない諭良が言う。昴星の場合はその性質がだらしないと言うべきか。
「ちんぽぉ……、ひゅ、っごい……、まんこびりびりひてるぅ……!」
よだれを垂らしてまだ喘ぎながら失禁する昴星の様子を、ぼくはもちろん他の三人も幸せな気持ちで見ている。……多分昴星の立てたプランの中にはこんな風に自分がオモラシをするところまでは含まれてはいなかったはずだ。
でも、結果的に気持ちよくなれたのならばこれでいいに違いない。結果オーライだ。
幸せを分け合う、だけじゃなくて殖やし合う。ぼくたちのいる所で生まれる幸せ、シンプルだから、……まあ、うん、単細胞だから。どんどん殖えていく。