ケミカルレポート

クラウドは……いや、あの猫のクラウドは、間違いなく半分近く猫のトコロがある。気付きたくなくても、その行動の端々に、それが現われていて。……それを……、カワイイと思えるあたり、ちょっと。

けれど、猫だろうが、人間だろうが、クラウドは俺にとって何よりも愛らしい存在で、とにかく側にいるだけで幸せになっている自分がいる、という結論だけは、つい最近出たのだ。

アイラブユウを言えるかどうかは別として。

でもまぁ、きっと、愛してるんだろう。

はぐはぐと、餌バコに盛った俺と同じメシを食っている。やっぱり、カワイイと思う。

で、これは悪趣味だろうか。

……やはり、気になるものは気になるのだ。俺も、知識欲とやらが増長して、すこしおかしくなってるのかもしれない。なんて、悪戯に正当な理由を付けてみた。

「……クラウド?」

ちょこんと、手術台の上に座っているクラウドに、

俺はにっこり笑って、ソレを見せた。

「……ちょっと、遊ばないか?」

寝る体勢に入ってた寝る子を誘って、何を言っているんだかよく解らないが、クラウドは俺の右手に握られているソレに釘付けになった。

「ふ……にゃ……っ」

意識してないのだろうが、思わず声が出た。俺がソレを小刻みに揺らすと、クラウドは猛然とソレに向かってダッシュしてきた。

「やっぱり、そうなのか」

ホンモノの猫同様、やっぱり猫じゃらしには弱いらしい。俺がそれを振って走り回る後ろを、どたどたと追いかけて来る。目の前で揺らすと、不器用に前足で空を切る。……本人は、どっちのつもりなんだろう……猫か、人間か。

ふと気になった。けれど、その猫じゃらしがあんまりにも楽しくて、その疑問はすぐ消えた。

「じゃあな、クラウド」

扉の前、鼻先でフラフラと振って、俺は扉の影に隠れた。バタン、と遅れてクラウドが鼻をぶつけたらしい音がした。

「お、おい、大丈夫か?」

猫じゃらしを脇に退けて、慌てて鼻を抑えてうずくまったクラウドの元へ戻ると、案の定泣いていた。

「いたいよぅ……」

……俺が十三の時って、こんな泣き虫だったんだろうか……。ぐすぐすとすすり泣いているクラウドを抱いて、痛みを逸らすように鼻の頭キスをしてやる。……何でもキスで誤魔化すクセなんて、ザックスにはなかったと思ったけど。……じゃあ、これは俺の癖か。

「泣くなよ、男の子だろ?」

……の割に、させてることは女の子。いや、考えないでおこう。 何度もキスをして、ようやく泣き止ませた頃には、もう顔中俺の唇で湿っぽかった。適当に拭いてやり、今度はポケットからボールを取り出す。また興味津々に目を真ん丸くしたクラウドは、俺がボールを転がすと、それを追ってまたどたどたと走り出す。……いま気付いたが、こういう風に「猫」の部分が発露してる時は二本足ではなく、四本足で歩くのだ。真似しようと思っても、俺には出来ない。骨の構造が、ひょっとしたら一部違うのかもしれない。

前足でころころとボールを弄くる姿は、堪らなくカワイらしい。両手の中で弄んでいたのに、時々あさっての方向に逸らして、また追いかけていく。その仕種ひとつひとつ……、危険なくらいに、――変な意味じゃなく、可愛い。メロメロになっている自分に幸せを感じる時点で既に……。

クラウドは飽きずにボールと戯れている。俺はその間に、今日の買い出しのついでに仕入れてきたそれを箱から取り出す。

「……ん?」

俺の手の中、彼にとっては妖気のようなものすら感じ取れるのかもしれないそれに気付いた。気になり出す、気になり出してしょうがなくなる。

「遊んでていいぞ、別に……」

もう、ボールなんて目に入らないらしい。 箱から取り出すと、小さな袋が二つ入っていて、それを開けると変わった匂いの粉が出てきた。使ったことが無いから当然だけど、……なるほど、これは粉末タイプらしい。

突然、クラウドは火がついたようににゃあにゃあ鳴き出すと、俺の手の中のそれ目掛けて突っ込んでくる。

「っ、おい、止せっ、ど、どうした!?」

……マタタビ。猫が食べる酩酊状態になる言わば猫の酒。半猫にとっても、似たようなものらしい。鼻をこれでもかと俺の握った手に押し付けて、その粉をねだる。

「……欲しい?」

「……んっ、は、早く……っ」

何だか目が爛々と輝いてて、鬼気迫るものすら感じられる。早くあげないとかまれそうなので、クラウドにそれを与えた。

「そんながっつくなよ」

クラウドは息遣いも荒く、俺の手のひらの粉を舐め回している。どんなもんなんだろうな……俺たちにとっての酒と一緒か?

マタタビ酒って、あった気するな……果実酒の一種で。

……で。

俺の手のひらを舐め尽くして、クラウドは早速、完全酩酊状態に入ったらしい。

「んー……ざっくすぅ〜……」

食後とか、俺が新聞読んだりコーヒー飲んだりしてると、いつもこうやって甘えて来る。……都合のいい時だけ甘えて来るのが猫なら、どんな時でも甘えて来るのが半猫のクラウドだ。

しかも酔っ払ってるから、甘え方もターボかかって尋常じゃない。

「う、にゃあ……ん」

ぐるぐると喉を鳴らして、壊れたみたいな鳴き声。ぺろぺろと俺の頬を舐めたり、鼻を首筋に摺り寄せたり。

……かわいい、なぁ……。

馬鹿みたいに、顔が緩みそうになる。……なんだか、名実とともにザックスになってきたみたいだ、俺……。そのアタマをくしゃくしゃ撫でてやると、気持ちよさそうに目を閉じて、微笑む。

「……酔っ払いだな、全く」

苦笑する。

けれど、カワイイから許す。

クラウドは調子に乗って、キスを求めるが如く、目を閉じたまま、俺の目の前まで顔を上げた。仕方なく、俺はそれに答えた。 いつも積極的だけど、いつも以上に積極的なクラウドは、イイ感じで。

実際、早く寝かせてやらないと。明日の朝、二日酔いとかになれたら困る。

「……ざ、っくす……」

唇が離れると、もう尋常じゃないくらいに蕩けた声で、クラウドは言った。

……俺もコイツくらいの頃、酔っ払うとこうなってたのかもしれない。……ザックスがイカレたのも無理はない、……なんて。

「……あそぼうよぅ……」

「さっきいっぱい遊んだだろう? もうそろそろ、寝た方がいいんじゃないのか?」

クラウドはイヤイヤをするように首をふるふると振って、切なそうな顔で俺を見た。

「どうしたんだ?」

完全に酔っ払ってるのだ。俺の顔が魚にでも見えているのかもしれない。鼻の頭とかかまれたら困る。

「ん……っ」

また、キスをしてきた。なんか、唇だけじゃ満足しないらしい。そのまま舌で俺の唇を舐めて来る。やれやれと俺が口を開けると、飛び込むように舌を絡めて来る。マタタビの味がしたけど、多分人体に影響は無いと見た。

絡んで来る舌に、「とりあえず」といった感じで答えてやる。

「……ん……っ……ぁ……」

すると、おざなりなその返答にも、クラウドは時折漏れる甘い喘ぎと唾液で解るとおり、物凄く感じてしまうようだ。

……もともと、この頃の俺は早漏(……今も、か?)なところがあって、過剰に感じてしまうところがあったから、まぁ、解らないでもないが。でも、それにしたって反応がいい。

ここまでノッてしまった原因は……やっぱりマタタビ、だろうか。

俺は試しに、パジャマの上からクラウドのそれを探ってみた。

「ふぁあぁ」

鼻に掛かった声が唇から溢れる。案の定、立っているのだが、それが予想以上に勢いづいていて、しかも熱い。

「……何時の間に……こんな」

俺が呆れて、試しに布の上からそれを軽く握ったら、それだけでクラウドはいきそうな声を上げる。

「っ、あ、っ、やだ、だめッ、ザックスっ」

顔を顰めて、布ごし、直接ではない間接の愛撫に、しかしいつも以上のものを感じてしまうらしい。感じ過ぎで潤んでた瞳から涙が零れる。

「やぁっ、出ちゃ、うよッ、ザ、クッ、あああっ」

切羽詰まった声で、限界を訴える。必死に堪えているようだったが、軽く動かすと、もう少しの我慢もきかないらしいクラウドは、そのままズボンの中で射精してしまった。

「……これも、マタタビのせいか?」

けど、これではまるで……酒ではなく、媚薬。 ……純粋に猫じゃないから、半分人が入ってて、その「人」の部分も相当淫乱な人間だから……。パジャマに出来た濡れた染みの気持ち悪さと、耐え切れずに達してしまった恥ずかしさに、クラウドが半べそになってすがり付いてきた。俺はクラウドのズボンの中に手を侵入させると、ベタベタの精液をいっぱい絡ませた小さなそれに慰めるように指を絡ませた。いったばかりで感じ過ぎるのか、またひくひくと震える。

手を取り出すと、俺の指も濡れていた。濡れた指で彼の唇に触れる。

「そんなにマタタビが効いたのか?」

指を舐めさせながら、俺は訊ねた。……これからは、コイツにマタタビ与えるのは控えた方がいいかもしれない。

「パジャマ脱ぐのも我慢できないくらいに?」

ぐすっと鼻を啜る音。可愛い。イジメるのが楽しいっていうのはザックス譲り。

「なんか、お漏らししたみたいだよ? クラウド」

けどいろいろ問題があることは考えなくとも解る。クラウドはもう完全に泣き出して、言った。

「い、じわるッ、ザックスの、バカぁっ」

と言うわりにはしっかり抱き付いて来る。どうしたいのか見ていると俺の腕に爪を立てて、請う。

「……気持ち、悪いから、ズボン……っ」

ズボンの上からでもぬるぬるする染みのついたズボンは、確かに履き心地がイイはずなくて。トランクスごと脱がせてやると、白いのを纏わせて萎えたクラウドのそれが、恥ずかしそうに顔を出した。

「……あっ……」

俺は、クラウドの下半身に顔を持っていくと、その精液を残らず味わった。

「随分いっぱい出たな」

それを舐め尽くした後の俺の感想に、また真っ赤になって泣き出しそうになる。

「ザックスが、したから悪いんだ……」

転じて、俺の手がそんなによかった、と。……クラウドをイジメているうちに、俺も少しイイ感じになってきた。今や完全に、この自分の分身にハマっている訳で、それの声、瞳、肌、……全てが、俺の性感帯に直結しているようで。羞恥に染まったその身体を見てるだけでちょっとおかしくなったとしても、構わないだろう。自己責任だ、誰も文句は言うまい。俺はクラウドのパジャマの上も脱がすと、痩せた胸に軽くキスの跡を付けて、少し乳首とかを舐めてから、自分のものを取り出す。

「……クラウド、出来る?」

……生まれてからこの方、彼は俺に咥えられたことは何度もあるけれど、自分で咥えたことは一度もない。別に、彼が咥えるのを嫌がったからではなく、俺がたまたま求めなかっただけだ。

どうせいくなら、やはり口よりも、彼の胎内の方がずっと気持ちいいだろうから。

けれど、一回くらい、そのカワイイ口の中に精液ぶちまけても、損は無いだろう。そんな馬鹿なコトを思い付いたのだ。

「や……だ……解かんないし……恥ずかしいよぉ……」

クラウドはいきり立つ俺のから目を逸らして、恥ずかしそうに拒んだ。俺はクラウドの耳に少し指を差し入れて、猫の毛を撫でてやりながら求める。 擽ったそうに、でも感じて、はぁ、とクラウドが息を吐く。

「いつも、俺がお前にしてるみたいに……、咥えて、舌使って……歯立てないようにして、な?」

言ったものの、俺もはじめてザックスのをした時は正直、地獄に落ちると思ったくらいだから……。

俺はクラウドの両手を俺のを包ませるような形で添えさせると、最期にもう一度頼んだ。

これで駄目なら諦めようと思っていた。

「な? ……してくれない?」

優しく微笑んで言うと、クラウドは目を閉じて、肉球の手を俺に添えたまま、口を開けて俺のに近づけた。

「そう……いい子だ」

はじめは、控えめに先端を濡らすよう舐めていただけだったが、少しずつその行為に慣れを感じはじめたらしく、ゆっくりと咥え、舌を動かす。一連の行為は、DNAが覚えているのか、それとも俺がしていたのを学習したのか解らないが、意外なほど上手で。時々口を離して、俺の先端から分泌される透明な蜜を、先の亀裂に舌を突っ込むようにして欲しがる。この辺も、「俺の部分」が入ってる行為だ。

「ん……んくっ」

また、喉の奥に達するほど苦しそうに咥えて、おずおずと目を開け、俺の顔を見上げる。

俺の性器を口に含んだ俺の顔は、酷いくらい淫猥。

「いいよ、……上手、クラウド……」

そろそろ、近づいてきた。クラウドが先端を丹念舐めている最中、俺は引き金を引いた。

「ん、っ」

クラウドの口の中に、そして、その顔に精液を放って、俺は果てた。クラウドは俺が何も言わないうちに自分の口の中のものをこくんと飲み下し、顔に掛かったそれも二の腕で拭い、腕についたのも舐める。

「……よかったよ、クラウド……気持ちよかった……美味しかっただろ?」

にっこり笑って俺が言うと、クラウドは少し恥ずかしそうに、でも小さく微笑んで頷いた。何だかんだ言って、俺が気持ちいいのは嬉しいと思ってくれるらしい。俺も嬉しい、クラウドはもっと嬉しい。

「……ねぇ、ザックス……」

「ん?」

「……その……もっと、遊んで? ……俺と」

クラウドは両手で隠していた下半身、それでも隠し切れずに先端に透明な蜜を滲ませているそれを持て余して、媚びたような目で言う。どうやら俺のをフェラしてるうちに感じてしまったようだ。これも、きっと媚薬のせいだと思うと、少し笑える。

「……さっきいったばかりだろう?」

けど、媚薬のキてる身体にはそんな情緒が存在しないことくらい、俺は知っている。アレは、火が付いたら止まらなくなる。本当に、一つ間違えると危ない。俺は昔、足腰が立たなくなってしまったことが在る。

「んん……でも」

その猫の手は、自慰には向かない。だから、いきたい時は俺に頼むしかない。両手で抑えているけれど、そんな努力で薬の魔の手を抑えられたら、それは凄いことだ。

「……俺もいったばかりだしな。……ヒトリでして済ませられないか? 肉球で擦ってみたら?」

俺も、ザックスじゃないからまだすぐには復活出来ない。言わば時間稼ぎのようなものだ。

「無理だ、よ……」

「やってみなければ解らない。してごらん?」

俺が言うと、クラウドは両手の肉球で、不器用に自分のを動かそうと試みる。けれど、そのアンバランスさで快感を求めるのは無理で。 また少し涙を零して、俺に哀願する。

「……お願い……ザック、ス……」

もう、爆発しそうなのに、導火線が切れそうなクラウドは、恥ずかしいくらいに硬く反り立った自分を隠して、求めた。

「……あそんでよぅ……」

やれやれ、だ。

なんて、要は自己の欲求の再興を待ってただけだ。後は……。

「フェラまでしてくれたもんな。……お利口なクラウドに、ご褒美上げなきゃバチが当たる」

いや、それ以前に、こんなクラウドにフェラをさせること自体がバチ当たりのような気もしたが。クラウドを四つん這いにさせて、尻尾をくにくにと握りながら後ろの蕾に舌をねじ込むと、蜜をしたたらせた立っても小さなクラウドは重力に反して、臍につきそうなほどに反り返る。

「ああん、っ、やぁ……」

「ヤじゃないだろ? ……感じちゃって、しょうがない、だろ?」

「っ、ああ、いじわ、るっ、ばかっ、ばかぁッ」

「酷い言い方だな……止めてもいいんだぞ?」

俺が悪魔のようにクラウドの蕾に囁くと、クラウドは泣き顔で振り返り、涙声で。

「いやぁ、やだぁ……いきたい、よぅ……」

その顔でその声でその言葉を言われたら、俺も逆に脅迫されているようで。選択肢がなかったのは、実は俺の方かもしれない。

「……入れてよ……、ザックス……」

言われるまでもなく、入れるつもりだった。俺はぴちゃぴちゃと後ろを舐めながら指を突っ込んで、慣らすのもそこそこに、秘穴に自分を押し入れた。

「ああっぅああっ」

いつもより感じてるせいか、キツイ。しかも、それに加えて快感を求めてか締め付けもハゲシイ。亀頭が引っ掛かるのが耐え切れないといった感じで、俺のを壊しそうなくらいきゅうきゅう締め付けて来る。俺は前に手を伸ばし、クラウドのを握った。

「やっ、ああっぅんあっ、あ」

まだ入れたばかりで、動いてもいない俺を置いてけぼりにして、クラウドは吐精した。

 

 

 

 

翌朝。

「んぅ…………アタマ痛いよ……」

手術台からずり落ちそうになっているクラウドを真中に引き戻してやって、俺はベッドから降り立つ。俺だけ考えれば、あの後の二回を含めて、計三回。そんなたいした数じゃない。けど、とにかく暴走してしまったクラウドの性欲を処理してやるのは、なかなか疲労を伴うもので。しかも、してる最中は楽しいのに、した後にどっと疲れが出て来る。だから、自制がきかないのだ。

で、今朝のクラウドは予想通り顔色が悪い。枕に頭を沈ませて、耳を寝かせて。完全な二日酔い状態だ。俺はグラスに水を注いできて、口移しでクラウドに飲ませてやった。

「……精液と水と、どっちがオイシイ?」

苦笑して、俺が聞くと、きょとんとした顔になる。

「へ?」

「……だから、精液と……。……お前、覚えてないのか?夕べのこと……」

「……夕べ? ……ザックスが、何かいろいろ玩具持ってきたのは憶えてるけど……」

「……」

俺は寝る前に着替えさせたクラウドのズボンを脱がせて、前夜あれだけ張り詰めていたくせに、今はすごく力もなくなってるそれに触れた。

いつもはこんなところに触れただけで、感じちゃってどうしようもなくなるトコロから鑑みると。酒の席でのこと、って、クラウドは覚えてないのかもしれない。

まぁ、ズボンはいたままいったこととか、俺のを咥えたこととか、別に覚えてない方がいいかもしれない。

「触んないでよ……そんなところ……」

顔を微かに赤らめて、口とんがらかして、言う。カワイイ。

……一つ、気になることがあった。

「ふにあっ!?」

俺は小さいクラウドの皮を少し降ろして、敏感なトコロにキスをした。……あれだけいって、まだいけるかどうか。

「……俺は、あんなにいかされたらまず足腰が立たないからな」

けれど、“クラウド”は見事に勃起してくれた。……なんか複雑な気分だ。

でもまぁ、まだイケるのなら、俺も付き合わせて貰おう。

「やぁ……ん、っ、ざく……す……ぅああん」

俺のクラウドのレポートには、まだまだ余計ページが増えていきそうな予感がした。

だって、自分のコトなのに、解らないことが多すぎるから……。

 


top