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各話の簡単なメモ

波の音・現在編 第一章「白羽根」〜第十章「さようなら、そして」
date:2007/06/04-2019/02/04
タイトル名の由来:最初の掌編「波の音」から
メモ:とある女性の成長物語、と言った方がいいような百合。
「日出処の天子」(山岸凉子)を読んで、厩戸王子が真に救われるラストってどんなだろう、孤独と人を愛することの関係とはなんだろう、という疑問を突き詰めて、自分なりの答えを求めたかった話。
最初は清葉エンドで終わらせる気は全くなかった(結婚させるか、外国留学させるかさせる予定だった)が、登場人物たちが清葉エンドで話を進めていくので、義姉エンドになったといういきさつあり。
裏設定としては、ハネは霧穂と清葉の間の子として天上の樹に宿ったので、他の葉(きょうだい)とちょっと違う、という設定あり。天上の樹を叩く男は、ある罪を背負っているため、永遠に広大な天上の地をさまよい続け、時に葉を落とすということをしている(通称「咎人」)。
前半は、誰をも寄せつけなかった霧穂が他者を受け入れる話、後半は、運命の相手でもある清葉との中の修復と新しく始める関係の話。
ちなみに、霧穂の象徴色は白、清葉の象徴色は青で、陰陽五行説に従って霧穂側のキャラクターの名前を決めてある(スガナミは除く)。
砂上の水仙
date:2007/02/05
タイトル名の由来:ラストの霧穂の心象風景
メモ:「みやこめし」で書いた「波の音」の過去編。霧穂(キリホ)が言う「あの人」「いつか終わりが来る」「波の音」についての思い出。
霧穂本人が納得しがたい理由でつらい失恋をした、という設定で「波の音」作成前から組んでいた話。 
ちなみに、霧穂と清葉(キヨハ)の関係は、義理の姉妹。清葉は父親の連れ子、霧穂は母親の連れ子の設定(同じ年ですが、清葉の方が誕生日が早い)。
よりそって
date:2008/01/01
タイトル名の由来:「ふたりの5題」より。ある意味、逆説的なタイトル。
メモ:新春運試し景品SS。2008/01/07一般公開。
霧穂の誕生日(11/25)より少し前に浮かんだ話。実際に書くまでには少し時間が掛かりましたが。
順調に交際していた時期の話は書いていなかったので、挑戦してみました。
歩きつかれて
date:2017/06/15
タイトル名の由来:「ふたりの5題」より。
メモ:霧穂と清葉の過去編・子供時代。
作者の誕生日と更新日を合わせたかったことから、偶然、清葉の誕生日話に。
予想外に、霧穂と清葉のお互いに対する執着心が強固に。
しろくまのニール
date:2018/07/07
タイトル名の由来:作中のぬいぐるみのキャラクター名から
メモ:霧穂とスガナミの出会い編〜現在。
スガナミの(友情としての)霧穂への愛情を描きたかった。
お忘れ物のないよう
date:2019/12/25
タイトル名の由来:バスのアナウンス風に「日常」のひとこまを表現
メモ:現在編最終章の「その後」。
三隅姉妹とハネのほのぼのとした生活を描きたかったもの。