QLOOK?A?N?Z?X????

私のクローンがこんなに可愛いはずがない

2011/07/23 Sat
m25



「――――…やめ…ろッ…」

既に歯の根すら合わないほど感じ入っているにも関わらず、力に任せて歯列に力を込めた結果、クローンゼロの咥内の肉が裂けた。
咥内に広がる血の味と痛みに、クローゼロは僅かに理性を取戻し、拒絶の言葉を舌に乗せる。
そんなことを認めるわけにはいかない。クローンゼロにとって、オリジナルゼロはあくまで腹立たしいだけの相手でなければならないのだ。
今までもこれからもそれ以上の意味も、それ以下の価値もこの男には必要ない。

「…やめ…ろッ……離、せ……ッ」

渾身の力を振り絞って身を捩るクローンゼロを、オリジナルゼロは抽出を緩やかにして背後から見下ろした。
下から射殺さんばかりに睨みつけてくる眼光は眦に涙が浮き、頬は怒りと悦楽に紅潮している。
戒められた手首が自由を取り戻そうと絶えず動き、指先は掌に爪を立てて理性を繋ぎとめようと必死だ。
オリジナルゼロを咥えこんだ後孔から溶けたクリームとクローンゼロ自身が零した先走りが混じりあい、下肢は既に白に染まっていると言って良い。
その揚句にあらん限りの力で噛みしめられた唇からは拒絶の言葉とともに血が滲んでいる。

「―――前々から思っていたのだが…」

オリジナルゼロは手の伸ばし、親指でクローンゼロの唇を拭った。
そうすることで指先には血の彩が移り、血の滲んでいた唇にはクリームが添えられた。
鼻孔近くにバニラビーンズの香りを感じて、クローンゼロの瞳が揺れ、オリジナルゼロは酷薄な笑みを浮かべた。

「お前は煽るのが巧みだな」

笑気を多分に含んだ声が耳を打ち、クローンゼロは目の前が真っ赤になるほどの苛立ちに包まれる。
自身の言葉がオリジナルゼロを喜ばせたらしいのも気に食わなければ、煽ったなどと思われるのは冗談にしたって性質が悪い。
抵抗すればするだけ行為は激しくなり、長引くのだと経験から知ってはいたが、だからといってオリジナルゼロの発言を許すわけにはいかなかった。
クローンゼロは腸が煮えくり返るほどの激情に身を任せ、すぐ傍にあったクリーム塗れの太い指に牙を剥いた。
がり、と、弾力のある肉の感触が歯に伝わり、次いで濃厚な血の味が口内一杯に広がる。
オリジナルゼロは痛がる素振りすら見せず、そのまま骨まで砕こうとするクローンゼロを押さえつけると何の前触れ無く抽出の速度を速めた。

[7] << [9] >>
-
-


<< オーバーヒート
【目次】その他色々 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.23R]