私のクローンがこんなに可愛いはずがない
2011/07/23 Sat
m25
他者の手が肌を這うという行為にある程度は慣らされているのは事実だが、ああもねちっこく責められては身が持たない。
現に今も、散々食い荒らされた身体はボロボロで、いつ誰がくるとも分からない場所で強いられた行為によって精神は磨耗していた。
クローンゼロは鉛のように重い身体を引き釣り、やっとの思いで寝台に身を投げ出した。
ぎしり、と、巨躯を受け止めた寝台から抗議のようにスプリングが鳴いてクローンゼロを受け止めた。
「―――…ッ」
そこそこの勢いで倒れ込んだクローンゼロは、スプリングが身体を受け止めた瞬間に息を詰めた。
横になりたいという一心のみでの行動は、身体に思わぬ痛みを及ぼしたのだ。
クローンゼロは痛む腰に片手を宛がい、枕に顔を埋めて声にならない呻き声を上げる。
久しぶりに男根を咥え込んだ後孔がジクジクと痛み、まだ中にいるかのような圧迫感が襲ってくる。
適当に処理をされているとはいえ、蹂躙を受けた箇所は熱を孕み、中にはまだ精液とクリームの残滓が残っているようだった。
クローンゼロは屈辱に顔を歪ませると、まるで獣のように唸った。
「―――…あの…絶倫が…ッ」
死んでも口を割る気はないが、閨での行為のみに限定すればオリジナルゼロの体力はクローンゼロの上を行くのだ。
加減も何もしなくて良いという一点のみでクローンゼロを性欲処理の相手に宛がっているのだろうが、こちらとて同じサイクルで仕事を処理しているのだ。
いや、仕事の有無に関わらず、オリジナルゼロの機嫌だか気分だかだけで身体を暴かれるのは業腹だった。
こちらの都合はまるで考えずに、好きに振舞う様はクローンゼロより余程悪辣だ。
今日中にせめてもう三件、片を付けておきたかった案件があったのだが全て明日へと回してしまった。
「……大体、あの小娘にかまけて処理速度を落としているのは何処のどいつだ。己のことは棚上げしおって…腹立たしいッ!」
「あら。ゼロの書類が少ないなーって思ってたけど、やっぱり貴方だったの?」
「――――……小娘。何処から入ってきた」
「ちゃんとドアからよ? あ、ノックは忘れちゃったかも」
顔の半分は枕に埋めたまま、じろり、と下から睨みつける。
凶悪な視線の先に金髪の幼女の姿を認め、クローンゼロは重い身体を出来る限り俊敏に起こした。
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