危ないカンパニー
2010/09/26 Sun
m25
鼓動が加速し、肺が忙しなく熱い息を吐いて、剥き出しの耳が朱色に染まった。
これがジェネラルでなければ、カーネフェルの真髄をお見せして終わりなのだが、
生憎、ジェネラル以外にこんな奔放に振舞われたことは無い。
力でも、そしてベッドの中でもオズワルドは簡単にジェネラルに翻弄されてしまう。
カードではオズワルドの無敗だが、こちら側に関しての戦歴は目も当てられなかった。
下着ごと引き摺り下ろされたスラックスは細い足首で止まり、皺だらけになっている。
オズワルドが堪らず熱い息を吐き出すと、ジェネラルが気遣うようにネクタイを緩めてくれた。
正直なところ、そんなところに気を使うくらいなら今すぐにやめて欲しいのだが、
それは無理な相談とばかりに布擦れの音が鼓膜を弄ってくる。
「閣…っ、………く、ぅ」
オズワルドのスーツは普段のストイックさを失い、卑猥なばかりの姿が明るい照明の下に晒されていた。
内側から押し上げてくる羞恥に熱に視界が焼かれて霞がかり、ジェネラルの金髪が眩しい。
ジェネラルの無骨な指先が内股を丁寧に撫でてきて、肌から伝わる体温に痺れが生まれだす。
いつの間にかジェネラルは分厚い軍用グローブを外していたが、それに気付けるほどの余裕は無かった。
僅かでも意識を抵抗へシフトさせようとすると浅く内股に爪を立ててきて、もどかしい愛撫に背が撓る。
長い足の先が宙を掻き、革靴が硬いリノリウムの床を掠めた。
浅ましいことに柔らかく肌を刺激されるだけで身体の中心に熱が集まった。
元々性欲の低い性質だったオズワルドにここまで快楽を教えたのは目の前の男なのだ。
支配者然としたジェネラルに逆らえるはずも無く、顎を引くとジェネラルと額が軽くぶつかった。
かすかに解れた金髪が額に掛かり、色つきのサングラス越しにも金色が鮮明に自己主張している。
輝く金色はまるで光のようなのに、今のジェネラルからは確かな夜の――褥の中で感じる深い香りがする。
「貴方のすべてを手に入れたい、……と言ったら呆れるかね?」
「私は…、すべて……ッ、閣下の、もの、だ…と…ッ!」
そっと鼻先をすり合わせながら告げてくる言葉に真摯に答えようとしても、
ジェネラルの指先に熱の中心を包み込まれて、言葉は四散してしまう。
緩やかに擦られると言葉どころか、意識までもが犯されてくる。
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