M25 ただの物置。

酔っ払いの作法



!注意

ジェネラル×オズワルドの18禁話。
エロがちょっと無理やり臭く、二人とも紳士じゃないので注意。


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オズワルドは潰れてしまった友人の肩を担いで、ようやく我が家へたどり着いた頃には、すでに日付変更線を回っていた。
一息吐き、まさかこんなにも酒に弱いとは夢にも思わなかった、とジェネラルの横顔を盗み見た。
普段は恐怖の無敵ワープと零距離投げでトラウマ製造機となっている癖に、意外過ぎる弱点だった。オズワルドは家の鍵を回し、完璧なはずの尖兵を室内に引きずり込む。
本当はリビングのソファーで休憩をはさみたかったが、一度休んでしまうとそこで力尽きてしまいそうだった。
こうみえて、オズワルドも相当酒に浸っているのだ。世界がゆらゆらと不安定に歪む。
それでも、オズワルドは気力を振り絞り、フローリングを踏みしめて寝室へ辿り着く。
寝台を前にすれば、おのずと腕に限界がきて、ジェネラルもろともシーツの海へ身を投げ出した。
ぼふんっと音を立ててシーツが波打ち、酔っ払い二人を受け止める。
オズワルドはこのまま柔らかなベッドで眠ってしまいたかったが、生来のマメさと皺になるだろうスーツが仇となり、腕を伸ばしてシーツを掴む。
そのまま背をしならせるようにして身体を起こすと、頭がぼんやりとして視界も歪んだ。
サングラスをおもむろに外し、目を擦ってみても歪みは増すばかりだ。睡魔はそこまで迫ってきている。
一刻の猶予もない、と酔った頭で考えながら、サングラスをサイドテーブルに乗せてネクタイを解く。それだけで随分楽になったが、これで止めるわけにはいかない。
オズワルドは億劫そうにジャケットから腕を抜き、寝台を降りた。
一緒に靴も脱いでしまうと、更に楽になる。
素足を床につけて、ベッドの真向かいにあるクロゼットを開くと、一番端にジャケットを吊し、ついでにスラックスも脱ぎ捨てた。
素肌を外気が撫でてひやりとする。しかし今更、夜着を探すよりさっさと布団に潜り込んでしまう方が得策に思えた。
オズワルドはそそくさと暖かそうな寝台に戻り、酒に浸った身で怠惰を謳歌しようと考えた。

「……ん?」

けれど、先ほど寝台に下ろしたはずのジェネラルがピクリとも動いておらず、眉を揺らす。
てっきり手袋や軍靴は着心地が悪くて放り出しているだろうと踏んでいたのに、先ほどから僅かも変わっていない。
オズワルドは少しだけ考えてから、ジェネラルの足元に片膝をついた。
元はと言えば、ジェネラルを酒に誘ったのは自分なのだし、アフターケアの一つくらいしないと気が引ける。
せめて軍靴と手袋くらい脱がせて、前をあけておかないと見るのは悪夢だろう。
同じ寝台を使うのだから、なるべく穏やか且つ静かに在って欲しいのは当然の願いだ。
ジェネラルの足から靴を抜き、今度は寝台に上がって覆い被さるように腕を手繰る。
先ずは右手、次に左手。ジェネラルの大きな手を包む手袋を揃えて枕元に退けると、下から控えめな唸り声が上がった。

「う…ぅん、…オズワルド……」
「―――ああ、起こしてしまいましたか?ベルトを抜きますから、少し腰を上げてください」

酒と睡魔に犯された青い瞳が数度瞬いて、オズワルド。ともう一度呟いた。
そんな無防備な姿を見るのは初めてで、思わず口元に笑みを浮かべてしまう。
そこには凶悪なカイザーナックルの真のボスたる面影はなく、ただ眠たそうなに瞼をしばたかせるジェネラルがいた。
珍しい表情を垣間見て、オズワルドはうっかり青の瞳に見入ってしまう。
裏の世界では邪眼と恐れられているらしいが、ジェネラルの瞳はもっとずっと透き通っていると思う。
ゆっくりとジェネラルの身体が動いて腰が持ち上がる。
ブルーエストと言うに等しい瞳に吸い込まれていたオズワルドはハッと我を取り戻し、ベルトに手をかけ直した。
しかし、ジェネラルの腕は自らの身体を支えず、オズワルドの体躯に回された。
当然、ジェネラルの自重がオズワルドの肩に掛かり、上体が傾く。

「……閣下、誰とお間違えなのかは知りませんが重いですよ」

まるで甘えるように縋ってくる友人に肩を竦め、ジェネラルの顔の隣へ手をついた。
するとジェネラルは薄く開いた瞳にオズワルドを映し、そのまましばし沈黙を流した。

「…オズワルド、か?」
「オフコース、何か飲むのであればキッチンへどうぞ。私はそろそろ限界なので―――」

欠伸をかみ殺しながら、枕元の時計に視線を向けた。いや、正しくは向けようとした。

「――…ッ!?」

ジェネラルの太い指に阻まれて顎を取られ、抵抗する間もなく唇を塞がれる。
離れようと厚い胸板を押し返すが、酔っ払っているとは思えないくらい力強い。
ビクともしない胸板を拳で叩くと、顎を掴む指に力が掛けられ、口を強引にこじ開けられた。
酒に濡れた滑った舌が口腔を這い回り、わざとらしい水音を立てる。

「なっ、…閣下! ジェネラル!!」

顔を逸らし、思わぬ行動に大声をあげた。ジェネラルの体温は高く、口付けは酒の味がした。
まさかこんなに酒癖が悪いとは思わず、危険信号が脳内で鳴り響く。
酔って、むしろ加減がきかない最強の尖兵に叶うはずがない。
何とか奪うようなキスから逃げつつ声をあげ続ける。

「何を寝ぼけているんですか、閣下…っ! 私が誰だか分からないんですか!?」
「……分かっているさ、オズワルドだろう」
「ああ…! 起きて…! 何はともあれ起きてください…!」

会話すらまともに成立しないらしい。名前を口にしてはいるが絶望的なまでにまともではない。
それでも抵抗しようと細身の体をよじり、足を跳ね上げさせる。
しかしジェネラルはまるで意に介さず、オズワルドの唇を塞いだまま身を反転させて、痩躯を押し倒した。
視界がひっくり返り、ジェネラルの顔を下から見上げる形になる。
オズワルドはその状況にサァ…っと血の気が引く音を聞いた。
誰と勘違いしているのかは知らないが、確実に貞操の危機だ。
やんわりと視界を揺らしていた酔いなどとうに吹き飛び、冷や汗が頬を伝う。

「閣下ともあろう方がこんなやんちゃを…っっ!?」

何とか説得を試みても頬をゆっくりと舐めあげられて首の裏に鳥肌が立つ。
まるで言う事を聞いてくれないジェネラルは非常に始末が悪かった。

「いい加減に…っ、―――ッ!」

説得の声に怒気を混ぜてみるも、不意にジェネラルの大きな掌がシャツの裾から忍び込んで、無防備な素足を撫でた。
必要最低限鍛えてはいるが、それだけの老いた男の足だ、触って楽しいはずがない。
それでもジェネラルの手は腿を辿ってなで上げ、足の付け根に向かう。
触っても気付かないジェネラルを正気に戻すすべなどあるのだろうかと気が遠くなる。
いっそ気絶してしまおうかと楽な方へ思考が逃げかけた。
無論、世の中そんなに上手くいくはずもなく、ジェネラルの手がオズワルドの中心を握りこむと同時に、逃避しかけていた現実が音速で戻ってきた。

「――かっ、閣下、さすがに、それは――ッ」

制止の声と共に腕を伸ばして、ジェネラルの手を振りほどこうとしたが、逆に捉えられて頭の上で両の手首を纏めて押さえつけられる。
分かってはいたが、力量差は歴然だ。挙句、無慈悲に掌がゆるゆると動き出せば、肩に震えが走る。
異性ならまだしも同性に、しかも友人の手で性器をな弄られる経験などあるはずもない。
オズワルド自身、年老いてかなり淡白になっている自覚があったし、昔ならもっと別の感想を抱いただろう魅力的な女性を見ても今では可愛らしい、と純粋な感想が立つのみで終わる。
老い枯れた身には縁遠くなっていた行為だというのに何故、同性相手にこんな状況になっているのか。

「―――…ぅ、んッ」

無理やり他事に意識を逸らしていたが、ツボをよく心得た指に身体の方が先に反応する。
根元から指を絡め、硬さの足りない陰茎を労るように摩擦を繰り返す。
特に裏筋を引っ掻くように撫でられると、耳の裏をゾクゾクしたものが走った。
自分の中心に熱が溜まり、白いシャツをやんわりと押し上げているのがわかる。
たとえ、枯れていようが老いていようが所詮、オズワルドも男なのだ。
徐々に芯を持ち始める熱を否定出来る筈もない。

「――や、め…っ」

ささやかな抵抗の言葉を口にした瞬間、括れに指を強く押し付けられて、身体が跳ねた。
戸惑いを抱えながらも、何の抵抗も出来ないまま、酷くあっさりと吐精してしまう。
瞬間的にドッと身体が重くなり、途方もない虚脱感がオズワルドを襲う。
人の手を借りるどころか自己処理をしたのも久々だった身体にとっては、快楽よりも衝撃の方が大きい。
溺れる魚のように何度も息を吐き出し、胸板を上下させる。

「―――…ぁ、」
「気持ち良かったか?」

諸悪の根源がやたら腰に響く低音で問いかけてきた。今更だがジェネラルの声は酷く色気がある。
最中に良いかと聞く男にだけはなりたくないと常々思っていたが、ジェネラルの声なら有りかもしれないと、もみくちゃの思考が相槌を打つ。
オズワルドはゆる、と首を捻り、左右に振って見せた。

「あんな、…分かるわけ、ない、…じゃないですか」

口にした後でハタと気付いて後悔する。
しかし、時すでに遅く、口角を持ち上げたジェネラルの顔が間近にあった。

「……そうか、ならば今度はゆっくりとしよう。また、感想を聞かせてくれ」

声に続いて再び掌が動き出した。今度こそ、オズワルドは喉を逸らし、掠れた声を天井に向かって吐き出した。
焦らすように、溶かすように、すでに白濁で濡れている性器がいやらしい音を立てる。
さすがに此処まできて冗談ではすまされない。そう思ったが、考えが甘かった。
力の抜けているオズワルドの体躯を弄るジェネラルの指は、性器よりもさらに下の窪みへ向かったのだ。

「っ、止めなさいッ! 酔っ払いに犯されるなんて冗談じゃありません!」
「―――ッ」

さすがにそれは酔った勢いで割り切れるはずもなく、珍しく声を荒げて激高した。
何とか力を振り絞って手首を戒めるジェネラルの手背に爪を立てて思い切り引っ掻く。
酔っ払いの勢いに流されて同性に犯されるなど冗談でも笑えない。
幾ら友人とはいえ、そんな面倒まで見る気はなかった。
何の遠慮も無く引っ掻いたおかげで、ジェネラルの手背から赤い鮮血が零れ落ちる。
しかし、抵抗を戒めるように会陰に指を押しつけ、肌を転がすように擦り上げられる。
オズワルドは奥歯を噛み締め、細い喉を反らした。
悔しさが喉の奥から込み上げてきたが、次のジェネラルの言葉に途方もない衝撃を受ける。

「っ、……酔った勢いごときで、男が抱けるわけないだろう」

切羽詰まったようなジェネラルの声が鼓膜を震わせ、オズワルドは目を見開く。
獣のような色を瞳に流し込んで、捕食者然としたジェネラルが間近にあった。
同性を抱く趣味はないと言うのに、その瞳はなんなのか。
明らかに欲情に濡れて、老体に盛る意味など知る由もない。
ただ、ジェネラルがいかに真剣で、本気かだけは理解出来る。
オズワルドは気がつかない内に喉を鳴らして唾を飲み込むと、困惑を顔に敷く。

「なん……っ、―――…ん…ッ」

奥まった窄まりに指を押しあてられて、息が詰まる。
探る指は太く逞しい、白濁で濡れている指が幾度も窄まりを擦り、襞を弾いていく。
爪先を僅かに含まされるだけで括約筋が拡げられて、唇が戦慄いた。
けれど、ジェネラルの声が熱っぽく、オズワルド。と幾度も呼ぶ。
その声に逆らう事が出来ず、ズク、と沈む指先を体内で感じた。
決して冷たくはないが、違和感は今まで感じていたものの比ではない。
指一本でこれなのだ、この先、ジェネラルがしようとしている事を考えると戦慄を覚える。
しかし、何故かオズワルドは、もう抵抗する気にはなれなかった。
酔っ払いの所業で在り、友情を試されているのかもしれないが、先ほどの体内で響いて一言がオズワルドを溶かす。
いつの間にか手首を解放されていたが、その両腕はジェネラルを押し返すためでなく引き寄せるために使った。
二本目の指が無遠慮に奥地へと侵略してくる、指の節までリアルに感じて声にならないほど高い声が出た。
数度摩擦されて、性器裏を撫でられると再び射精したが、それを意識するまえにジェネラルに抱きしめられる。
散々丁寧に解された秘所を、熱く猛る楔で穿たれ、オズワルドの意識は完全に熱欲の海へと落とされたのだった。




嵐のような夜が過ぎ、頭がガンガンと痛み、腰はギシギシと唸りを上げる。
どんな大会に出ても、此処まで身体を酷使することはないだろう。
オズワルドは重い瞼を押し上げ、朝日の差し込む寝台の上で目を覚ました。

「…………ああ、」

カラカラに枯れた喉は声を漏らすだけで痛むのに、出てくるのは声と呼ぶにはおこがましい掠れ音だった。
ぼんやりとした視界に映るのは広々としたベッド、清潔な白いシーツはいっそ目に痛い。
少し動かすだけでも悲鳴を上げる身体に鞭を打ち、首を捻って見回すも、寝台にはオズワルド一人だけだった。

「――――――…、」

当然のことだろう、と思いながらも、落胆を覚えずにいられなかった。
昨夜のことが夢でない事は、オズワルドの身体に残る痛みが証明してくれている。
先に目覚めたジェネラルが何を考えて出ていったのかは分からない。
しかし、考えなくてもわかる。

『後悔』を、したのだろう。

酒の勢いではないと言っていた気がするが、所詮酔っ払いの戯言だ。
一瞬でも本気に受け取ってしまった自分が馬鹿らしい。
そう考えると無性に眼頭が痛んだが、気の所為だと無理やり結論付けた。
言うことの利かない身体を無理やり動かし、ベッドに手を付いて身体を起こす。
服だけは昨日のシャツを着ていたが、それも皺だらけで見るも無残だ。

「……まぁ、酔っ払いの言う事ですからね」

考えれば考えるほどに惨めになる自分を誤魔化すように頭を振る。
シャツの前を掻き合わせ、冷たいフローリングの上に足を乗せると、少しだけ頭が冴えてきた。
もう、あまり深く考えるのは止めようと思いながらも、友情すらも壊れてしまったのだと自覚すると、無意識のうちに気が沈む。
覚束ない足取りで扉に向かい、ドアノブを握りこんだ手で身体を支えるようにしながら、扉を開ける。
年若いお嬢さんでもないのだし、数日経てば、心身の傷も癒えるだろう。
――――そうすれば全てを忘れれば良い。

しかし、扉を開けたオズワルドを出迎えたのは空虚なリビングでは無く、聞き慣れた声だった。

「………起きたのか。おはよう、オズワルド」
「………………………」

ドアノブを握りこむ指先に力が篭る。いっそ壊れそうなほど強く。
声はリビングとカウンターを挟んで続いているキッチンスペースからで、そこに立つ眩しいほどの金髪が振り返る。
下ろした前髪とラフな姿に一瞬、認識が遅れるが、振り向いたのは間違いなく諸悪の根源、ジェネラル閣下だった。
状況を把握出来ないオズワルドは、呆けた顔のまま、抑揚のない声で問いかけた。

「……何をしているんですか…?」
「目玉焼きを焼いている」
「スクランブルエッグの間違いではなく、ですか…?」
「…………確かに火を通し過ぎた。既に煎り卵だよ」

苦笑しながら片手に持つフライパンの中身を見せてくれる。
そこにはこんがりとキツネ…いや、タヌキ色に焼けた煎り卵があった。
視線を巡らせれば、テーブルの上にはトーストと簡単なサラダ、それにミルクティーが用意されていた。
オズワルドは不器用なジェネラルの態度に、じわりと胸の内に広がる暖かいものを感じた。
未だ呆けた思考は戻ってこないが、唇が僅かに撓んで、ぎこちない笑みが零れる。
目玉焼きも満足に焼けないくせに、オズワルドよりも早起きをして朝食を用意していたのだ。
一気に身体から力が抜けて、オズワルドは背中を壁に凭れるように預ける。
次の一言を考えながら、わざとらしく肩を竦めて見せて緩慢に腕を組んだ。

「………着替えてくれば、モーニングにありつけますかね?」

茶化すように声を掛ければ、ジェネラルに緊張が走り、フライパンをコンロに戻して咳払いを挟む。
改めて姿勢を正すと、キッチンカウンターを回ってオズワルドへと近づいてきた。

「―――…いや、まず、謝りたい。許してもらおうとは思わんが、謝らせてくれるだろうか」
「ああ……、」

オズワルドは昨夜の状況を考え、相槌を打つも、それより欲しい言葉が出来て顔に笑みを敷いた。
ようやく取り戻してきたポーカーフェイスは果たしてポーカーフェイスとして機能しているのだろうか。

「待ってください。それより先に言う事がありませんか?」
「…………そちらが先で良いのか?」
「…………癪と言えば、癪ですが、まぁ、聞いてから考えますよ」
「考えるだけなのか」
「ええ、答えはたっぷりと焦らさせていただきます」

ふふ、と含み笑いを漏らせば、ジェネラルの肩眉が小さく跳ねあがる。
何か言いたげに口を開いたが、数秒迷ってから、一度溜息を吐きだした。

「……君には敵わんよ」
「まぁ、苦労はさせると思いますが」

しれりと言って見せれば、目の前までやってきたジェネラルがそっとオズワルドの頬に手を伸ばす。
懐くように首を傾け、ジェネラルの体温が頬に伝わり瞳が緩む。
口角を持ち上げ、意を決するジェネラルを見やりながら、それでもやっぱり暫くは考える振りをしようと決め込んだ。
あんまりあっさりと応じてしまうのは面白くない。
ああ、けれど、酒の量はそこそこに控えて貰わなくては困ってしまうが。
こういったことに不慣れなのだろうジェネラルは少しだけ視線を彷徨わせた後に、オズワルドと視線を合わせ、ゆっくりと唇を開く。
重々しい低音の声が鼓膜を震わせ、それを瞳を細めながら聞いた。


「―――――…好きだぞ、オズワルド」


オズワルドはきっとジェネラルを好きになるだろうと、漠然とした確信を持って笑った。


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