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くらなどのメドレーをきいていたら、あれも、これも、としってる曲がたくさん。 いい曲はみんな鍵っ子に繋がっているんですね。わかります。
あとはとても個人的なはなし>暗いですから。 なんというか、 ぐたぐたに疲れて帰ってきたところ、 家の30メートルくらいところのT字路で なにやら黒っぽいものが丸まってました。
最初は猫がみずでも飲んでるのかなぁ?って自転車で近寄っても逃げていかない。 なんだろ、って近づくと、猫が横になってる。 自転車のライトちらつかせたら しっぽをぱたん、と振ったんです。
あぁ、って分かりました。 どうやら車に轢かれて倒れたいたようで、 人通りはあるけど道端の猫の様子がみれるほど明るくはない道で、怖いのもあって、とりあえず自転車おきにいくか、って家に帰りました。
で、たまたま帰ってた父親に事情を伝えると、「保健所に連絡だな」と。 分かってはいたんですが、まだ生きてるし、でも・・・ 私が即行動に出れなかったのは、本当にどうでもいいようないい訳で、昔知人からもらったハムスターがすぐ危篤になり、治療費がとてもかかったこととか、疲れ果てて帰ってきた足で、病院にいき何時間わかるか分からない時間をかけても助かるか分からない、ということや、そもそも野良猫でたぶんたまに見かけるよく似た猫たちのどれか1匹だろうという位の縁があったくらいだし・・・ そんなどうでもいいことでタオル一枚をかけてやるのにとても時間がかかってしまった。 家族に猫アレルギーがあることなどはあまり関係なかった。助かる見込みがあるなら助けたいと思う自分がいた。でも、「本当に助かる」のか判断がつかなかった。
様子をみてきた父親は「もう死にかけてる」と、保健所か警察に電話しろ、といったけど、とりあえず私は動物病院の番号を探した。偽善でそんなことしてる、というのは頭の片隅にあった。自分自身が父のことばの正しさを理解しながらも、認めきれずに探した。 でも、なんといえばいいのか、なんと言われるのかが分からずボタンが押せなかった。代わりに父親がかけてくれた。なんてひどい娘だろう。自分から病院を探しておきながらかけることすらできなかったのだから。 「連れてきたら治療はできるが、保健所は時間外だから対応してくれないだろう」と病院の人は教えてくれたらしく結局、警察に連絡した。公道だから来てくれるということだった。
ようやく、ライトで照らして、猫をタオルでくるんであげることができた。近くで見ると、多分なんどかみかけた猫のどいつかというのはわかった(1匹が子供を何匹も生んでいたので、見分けはつかなくなっていた) もう、動かなくなっていたのが分かった。 ようやく、私はタオル越しに猫を撫でてやることができた。 それまで撫でてやれなかった分、撫でた。 とても柔らかい毛並みだった。 近くで薄茶のトラがウロウロと見守っていた。知り合いらしい。もし言葉が喋れたならそれこそ何が起こったのかを教えて欲しかった。 どうしてこんな時速30キロも出せないような道で、こんなにも飛び散った血のあとが分かるような轢かれ方をしたのか知りたかった。
警察の兄さんが袋につめて帰って行った。猫を持ち上げた跡には、盛り上がった血のりがあった。つまり、こんなに大量の血が固まるまでの時間はここにこの猫がいたのだ。この寒空の下で。 バケツの水で血をながしたけど、全然血は流せなかった。たぶん明日の朝、私が仕事にいくときにはそのあとがくっきり残っているのだろう。 何も知らない人が見たら、すごくびっくりするに違いない。
結局、猫が生きていた姿を見たのは私が最後だったらしい。 しっぽを大きくパタンとした時、それが最期の意思表示だったのだ。 あれがどういうサインだったのか考えると、自分がとてもいたたまれなくなる。 助けてほしい、というサインだったのなら、やはり私は見殺しにしたということだろう。助からないとしても、最大限の努力はすべきだった。それで結果が同じでも、私は今のようにみじめにはならなかったと思う。 知らないことにして、見なかったことにして、誰かが何かをしてくれるのを期待して、放っておいて・・・ そうして忘れて割り切ってしまっていたら気持ちはこんなにならなかっただろう。 ただ、関わるか関わらないかの狭間で迷っていた時に、館にある剥製の野鳥を思い出しただけだった。 怖いのは触れることだった。でも、仕事とはいえ日々魚や昆虫や、野鳥の死んだあとに触れているではないか、それに気がついただけだった。同じなのに、別ではないのに、そう気づいたおかげで行動をとれた。 でも、気づくのが遅かったと思う。 せめて、死に際に温かいタオルをかけてあげれるだけの早さで、それに気が付ければよかった。 私はそうしてやるくらいのことは、この野良猫から貰っていたのだ。
たぶん、姿を見て心がなごんでいたし 会話の種になっていたし 気持ちのゆとりになっていた
それくらいの恩返しはするべきだったのに 自分の矮小さが悔しい。
たまに、動物が飼いたいと思うけれど やっぱり今の自分には無理なのが分かった 全然、覚悟も理解もできてない
でも、もう後悔はしたくないなぁ 変な言い訳で自分を誤魔化したくないなぁ 死んでるってわかったとき 少しほっとした自分もいる 数ある選択肢が絞られたからだ でも、やっぱり絞られる前に、可能性を捨てるのはとても気持ち悪いことなんだなぁ
本当にそう思う
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