侘助情話
WMオリジナル人情時代劇。やんちゃ×おっさんです。

[ストーリー]

下っ引きとして働く廣吉の元に、八丁堀(江戸町奉行所)から警護補佐の仕事が舞い込んでくる。
警護対象はさる幕臣のご落胤。お役替えにあたってなんらかの事件に巻き込まれないようにとの密命だったが、
その人物こそ廣吉の命の恩人であり、更正の道に導いてくれた蕎麦屋台のオヤジ・清次郎だったのだ――。

[登場人物]随時更新 名前クリックで紹介漫画へ飛びます。
廣吉(ひろきち・20代半ば)

元博徒の下っ引き(岡っ引きの手下=私立探偵の助手)
やんちゃで体力は人一倍。背中に不動明王を彫っている。
清次郎(せいじろう・30代後半)

さる大物幕臣の落とし胤。蕎麦の屋台を担いでいる夜の住人。
口は悪いが情けは深い。長屋の人気者。
大林要人(おおばやしかなめ・30代前半)

八丁堀同心。清次郎の警護を命じられている。
冷静沈着だが多分にマイペース。
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岡っ引きの平左(へいざ・通称御幸の親分・40代前半)
廣吉の親分。大林の手足になって市井の治安を守っている。
昔は相当なワルだったらしい。


[補足メモ]

時代設定は元禄あたり。(江戸中期)
上方で豪華絢爛な文化が花開いた一方、綱吉公が生類憐みの令なんかをうっかり公布しちゃった、日本が一番太平を貪っていた時代です。
幕府は武断政治から文治政治へ移りたいと思っていたので、戦の世の象徴だった衆道を禁止するお触れを出したりしてたそうです。
でも江戸はなんだかんだいっても城塞都市だったので圧倒的に男性の人口が多く、そんな矛盾した環境で盛るなってほうが難しかったんじゃないかな…と妄想。

また、『忠臣蔵』で有名な赤穂浪士討ち入り事件があったのもこの時代。
これも江戸城内で刃傷沙汰を起こした浅野内匠頭を断罪した幕府の意向をガン無視して、浅野家の遺臣達が仇である吉良上野介を討ったというもの。
民衆は赤穂浪士の忠義を褒め称えたけど、面子を潰された幕府は事態の収拾に色々大変だったみたい。
なんかその辺のカオスっぷりが割と現代に近いのかなぁ…と勝手に解釈して、バックボーンに据えさせて頂きました。

管理人の勉強不足で、時代考証や解釈として間違ってたりする所も多々あるかと思いますが、どうぞ生温く見守ってやって下さい。
(ご指摘等ございましたら是非とも参考にさせて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします)



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